電動歯ブラシおすすめ5選!人気メーカーの計44機種を徹底比較【2024年最新】
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電動歯ブラシおすすめ5選!人気メーカーの計44機種を徹底比較【2024年最新】
電動歯ブラシは、いくつものメーカーがさまざまな機種を販売しています。
多くの機種があり、選択の幅が広いことはメリットだといえますが、どの機種を選ぶか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこで本記事では、電動歯ブラシの選び方を解説したり、各機種を比較したりすることで、あなたにとってピッタリの機種を探すお手伝いをします。
本記事を読めば、自分に合った電動歯ブラシを見つけることができるでしょう!
忙しい人向け!本記事のオススメ5機種
- コスパの良い機種を選びたい人は「ドルツ EW-DP36」がオススメ
- 過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は「ソニッケアー3100」がオススメ
- 乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は「オムロン HT-B222」がオススメ
- 旅行や出張が多い人は「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」がオススメ
- 専用アプリを利用したい人は「オーラルB iO4」がオススメ
電動歯ブラシの選び方|5つのポイント
まずは、電動歯ブラシの選び方について解説します。
これまで計44台の電動歯ブラシをレビューした筆者が、電動歯ブラシ選びで重要だと感じる点は以下のとおりです。
- 替えブラシの価格から選ぶ
- 押しつけ防止センサーの有無で選ぶ
- トラベルケースの有無で選ぶ
- 専用アプリの有無で選ぶ
- メーカーから選ぶ
誰にでもオススメの1台は存在しません!
電動歯ブラシの何を重要視するのか改めて確認しましょう!
替えブラシの価格から選ぶ
電動歯ブラシを選ぶとき、ついつい電動歯ブラシ本体の性能に注目しがちです。
しかし、「替えブラシの価格」が非常に重要なポイントです。
「電動歯ブラシ本体は安いのに、替えブラシが想像以上に高額だった」という失敗談をよく耳にします。
替えブラシは、大体2~3ヵ月に1回交換することが推奨されています。
そのため、替えブラシの価格が高い機種を選んでしまうと、電動歯ブラシを使用するランニングコストが高くなってしまうのです。
ただ単に価格の安い電動歯ブラシを選ぶよりも、替えブラシが安い機種を選んだほうが財布に優しい場合があります。
日本メーカーのパナソニックやドルツが販売する替えブラシは、1本あたり400~500円程度と価格が安い傾向にあります。
反対に、海外メーカーのフィリップスやオーラルBが販売する替えブラシは、1本あたり800~1,000円程度と価格が高い傾向にあります。
押しつけ防止センサーの有無で選ぶ
電動歯ブラシの機能性で選ぶとき、最も注目したい機能は「押しつけ防止センサー」です。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
この機能は、歯や歯ぐきを傷つける可能性を減らしてくれます。
そのため、電動歯ブラシを使用するならぜひ利用したい機能の1つです。
電動歯ブラシを使ったことがない人は、ブラシを歯に押し当てる力加減を理解するのに時間がかかります。
その力加減を理解するまでの間に、歯や歯ぐきを傷つけないためにも、押しつけ防止センサー搭載機種をオススメします。
押しつけ防止センサーは、オーラルBやドルツで使用されている機能名称です。一方で、ソニッケアーでは「過圧防止機能」という機能名称が使用されています。名称が違うだけで機能の目的自体は同じです。
トラベルケースの有無で選ぶ
トラベルケースとは、電動歯ブラシを持ち運ぶための専用ケースのことです。
旅行や出張に電動歯ブラシを持っていく予定の人は、このトラベルケースが付属された機種をオススメします。
なお、トラベルケースには、以下の2種類があります。
- USB充電が可能なトラベルケース
- USB充電ができないトラベルケース
メーカーにもよりますが、USB充電ができるトラベルケースが付属されているのは「上位モデル」や「フラグシップモデル」に限ります。
USB充電ができないトラベルケースは、比較的安価な機種にも付属されている場合があります。
便利なのはUSB充電ができるトラベルケースです。
しかし、USB充電ができなくても、トラベルケースがあるだけで電動歯ブラシを気軽に持ち運べます。
そのため、旅行や出張が多い人は、なるべくトラベルケースが付属された機種を選ぶことをオススメします。
専用アプリの有無で選ぶ
電動歯ブラシの中には、専用アプリと連携して歯磨きデータを記録できる機種があります。
アプリを活用して、歯磨きの質を向上させたい場合には、専用アプリを利用できるかどうかにも注目しましょう。
また、専用アプリの中には、歯磨きデータを記録するだけではなく、特別な機能を利用できる場合もあります。
たとえば、オーラルBの専用アプリであれば、以下の機能を利用できます。
- リアルタイムで磨き方をガイド
- 磨いた時間や磨き方のスコアを表示
- 歯磨きのコーチング
- ブラッシング状況をリアルタイムでフィードバック
※一部機能は最上位機種でなければ利用できません。
特に、「ブラッシング状況をリアルタイムでフィードバックする機能」は、磨き残しを減らせるので非常に便利に感じます。
メーカーから選ぶ
電動歯ブラシはメーカーごとに独自の特徴があります。
たとえば、日本メーカーと海外メーカーという区分だけでも、以下のようなことがいえます。
メーカー | 特徴 |
---|---|
日本メーカー (パナソニックやオムロン) | 本体重量が軽い。 本体性能が標準的。 替えブラシが安め。 専用アプリが微妙。 |
海外メーカー (フィリップスやブラウン) | 本体重量が重め。 本体性能が高い。 替えブラシが高め。 専用アプリが高評価。 |
以下の図は、各メーカーへの筆者の個人的な評価です。
電動歯ブラシメーカーで電動歯ブラシを選ぶときに参考にしてください!
電動歯ブラシの比較表【計44機種】
執筆時点の情報をもとに、電動歯ブラシの比較表を作成しました。
- 表の各項目(価格など)をクリックまたはタップすると、昇順・降順が切り替わる。
- 表の情報は2024年1月時点のものであり、公式サイトに記載の情報が最新情報となっている。
- 充電時間は「充電切れから満充電になるまでの時間」。
- 使用時間は「満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合の時間」。
製品名 | 販売サイト | レビュー | 価格 | 発売日 | 振動数 | ブラッシングモード | 重量 | 充電時間 | 使用時間 | アプリ連携 | 過圧防止 | USB充電トラベルケース | 本体台数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ソニッケアー2100 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 5830 | 202210 | 31,000回/分 | 1つのモード | 97 | 約24時間 | 2週間 | 不可 | なし | なし | 1台 |
ソニッケアー3100の 2021年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 5255 | 202112 | 31,000回/分 | 1つのモード | 97 | 約24時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 1台 (品番によっては2台) |
ソニッケアー3100の 2022年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 7700 | 202210 | 31,000回/分 | 1つのモード | 97 | 約24時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 1台 |
4300ソニッケアー プロテクトクリーン |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 8120 | 202111 | 31,000回/分 | 1つのモード | 133 | 約48時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 1台 |
4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 10480 | 202111 | 31,000回/分 | 2つのモード | 133 | 約48時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 1台 |
ソニッケアー プロテクトクリーン プレミアム2021年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 17025 | 202111 | 31,000回/分 | 3つのモード | 133 | 約48時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 1台 |
5100ソニッケアー プロテクトクリーン |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 16500 | 202202 | 31,000回/分 | 3つのモード | 133 | 約48時間 | 2週間 | 不可 | ある | なし | 2台 |
ソニッケアー エキスパート クリーン7500 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 26404 | 202112 | 31,000回/分 | 4つのモード | 132 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | なし (USB充電不可のトラベルケースは付属) | 1台 |
ソニッケアー エキスパート クリーン7300 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 17800 | 202111 | 31,000回/分 | 3つのモード | 132 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | なし (USB充電不可のトラベルケースは付属) | 1台 (品番によっては2台) |
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000 の2020年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 29950 | 202005 | 31,000回/分 | 4つのモード | 134 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000 の2021年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 32334 | 202111 | 31,000回/分 | 4つのモード | 134 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000 の2022年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 27480 | 202202 | 31,000回/分 | 4つのモード | 134 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート2017年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 26000 | 201709 | 31,000回/分 | 5つのモード | 144 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
ソニッケアー ダイヤモンドクリーン スマート2021年モデル |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 48860 | 202111 | 31,000回/分 | 5つのモード | 144 | 約24時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
ソニッケアー9900 プレステージ |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 42480 | 202106 | 31,000回/分 | 6つのモード | 122 | 約16時間 | 2週間 | 可能 | ある | ある | 1台 |
【厳選】オススメの電動歯ブラシ5機種【どれを選ぶか迷ったらコレ】
それでは、オススメの電動歯ブラシを5機種を紹介していきます。
- コスパの良い機種を選びたい人は「ドルツ EW-DP36」がオススメ
- 過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は「ソニッケアー3100」がオススメ
- 乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は「オムロン HT-B222」がオススメ
- 旅行や出張が多い人は「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」がオススメ
- 専用アプリを利用したい人は「オーラルB iO4」がオススメ
コスパの良い機種を選びたい人は「ドルツ EW-DP36」がオススメ
本体カラー | ホワイト、ブラック |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシングモード | 3つのモード*1 |
重量 | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約1時間*2 |
使用時間 | 22日間*3 (Wクリーンモードは11日間) |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約235 × 29 × 35mm (ブラシを含む) |
*1:3つのブラッシングモード=「Wクリーンモード・ノーマルモード・ソフトモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
まず、コスパのいい電動歯ブラシを探している人には「ドルツ EW-DP36」がオススメです。
ドルツ EW-DP36は、
- 「タタキ磨き」を搭載している
- 「タタキ磨き」を搭載している2022年モデルの中で最も価格の安い機種
- 充電時間が短く、使用できる時間も長い
といった魅力があります。
タタキ磨きを搭載していることで、音波式電動歯ブラシでありながらパワフルに歯磨きすることができます。
また、ソフトモードなどの弱い振動もあるので、歯や歯ぐきを優しく磨きたいときでも問題なく使用できるでしょう。
さらに、コスパの面で考えると、「替えブラシの安さ」という点も重要なポイントです。
ソニッケアーやオーラルBは、替えブラシの価格が約800~1,000円であるのに対して、ドルツは400~500円と比較的に安価です。
電動歯ブラシを長く使用するにつれて、「1本あたりの替えブラシの価格」はコスパに大きく影響してくるでしょう。
そのため、コスパのいい電動歯ブラシを探しているのであれば、ドルツ EW-DP36をオススメします。
過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は「ソニッケアー3100」がオススメ
振動数 | 31,000回/分 |
ブラッシングモード | クリーンモードのみ |
重量 | 約97g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約24時間*1 |
使用時間 | 2週間*2 |
アプリ連携 | 不可 |
過圧防止機能 | ある |
充電器用グラス | なし |
充電器台 | ある |
USB充電 トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約238 × 25 × 26mm (ブラシを含む) |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
本体価格が安く、過圧防止機能(押しつけ防止センサー)が搭載された機種を探している人には、「ソニッケアー3100」がオススメです。
本記事で比較した計44機種の中で、過圧防止機能が搭載されている最も価格の安い機種がソニッケアー3100です。(2024年1月時点。)
ブラッシングモードは1つだけなので、振動の強さを変えられないという欠点はあります。
しかし、その欠点以上に、過圧防止機能が搭載されていて本体価格も安いので、十分に魅力的な1台です。
過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は、ソニッケアー3100を検討してみてはいかがでしょうか。
乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は「オムロン HT-B222」がオススメ
品番 | HT-B222-W |
本体カラー | ホワイト |
振動数 | 約18,000回/分 |
ブラッシングモード | 1つのモード*1 |
重量 | 約36g (ブラシ・乾電池を含む) |
電源方式 | 乾電池式 |
電池 | 単4形アルカリ乾電池1本 |
使用時間 | 約75日間*2 |
45度お知らせランプ | なし |
オートパワーオフ | なし |
歯みがき時間ナビタイマー | なし |
USB充電 トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約194.5 × 15.6 × 15.9mm (ブラシを含む) |
*1:1つのブラッシングモード=「クリーンモード」
*2:乾電池の満残量時から、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は「オムロン HT-B222」がオススメです。
オムロン HT-B222は乾電池が1個で動作する機種であり、2024年1月時点では1,713円と非常に安価です。
乾電池を2個使用する機種と比べると、以下の表のように振動数の多さで劣っています。
乾電池式の電動歯ブラシの型番 | 振動数 | 乾電池の数 |
---|---|---|
HT-B210/HT-B214/HT-B216/ HT-B217/HT-B914 | 約20,000回/分 | 2個 |
HT-B220/HT-B221/HT-B222/ HT-B223/HT-B224/HT-B905 | 約18,000回/分 | 1個 |
しかし、そこまで大きな差はなく、乾電池の電動歯ブラシとしては十分な振動数です。
たとえば乾電池1個で動作する他社の電動歯ブラシとして、「フィリップスONE」という機種があります。
フィリップスONEは約13,000回/分であり、オムロン HT-B222のほうが振動数が多いです。
乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は、低価格で必要最低限の性能があるオムロン HT-B222を検討してみてはいかがでしょうか。
旅行や出張が多い人は「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」がオススメ
振動数 | 31,000回/分 |
ブラッシングモード | 4つのモードと3つの強さ設定*1 |
重量 | 約134g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約24時間*2 |
使用時間 | 2週間*3 |
アプリ連携 | 可能 |
過圧防止機能 | ある |
充電器用グラス | ある |
充電器台 | ある |
USB充電 トラベルケース | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約252 × 31 × 28mm (ブラシを含む) |
*1:4つのブラッシングモード=「クリーン・ホワイトプラス・ガムヘルス・ディープクリーンプラス」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
旅行や出張が多い人は「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」がオススメです。
ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000には、USB充電トラベルケースが付属されています。
※HX9911/81とHX9911/82という品番に限り、トラベルケースに充電機能は無い。
まず、USB充電トラベルケースがあれば、電動歯ブラシの持ち運びは簡単になり、充電器台や充電ケーブルが必要ありません。
近年の傾向として、ホテルのアメニティグッズは削減する動きが活発化しています。
2022年4月には「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」が施行され、宿泊客が歯ブラシを持参するべきという考え方が広まっています。
このことから旅行や出張が多く、電動歯ブラシを持参する可能性が高い人は、USB充電トラベルケースが付属された機種を選ぶべきでしょう。
専用アプリを利用したい人は「オーラルB iO4」がオススメ
ブラシの動き | 丸型回転+遠心マイクロモーション |
ブラッシングモード | 4つのモード*1 |
重量 | 約127g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約16時間*2 |
使用時間 | 12日間*3 |
アプリ連携 | 可能 |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
USB充電 トラベルケース | なし (USB充電不可の トラベルケースは付属) |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約227 × 30 × 30mm (ブラシを含む) |
*1:4つのブラッシングモード=「クリーン・やわらかクリーン・超やわらかクリーンモード・ホワイトニングモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
せっかく電動歯ブラシを使用するなら、専用アプリを活用したいという人も多いでしょう。
そんな人には「オーラルB iO4」をオススメします。
専用アプリを利用できるだけでいいのであれば、価格が安いのはパナソニックのドルツです。
しかし、ドルツの専用アプリは利用者からの評価が高くありません。
専用アプリ | Appleストアの評価 | Google Playの評価 |
---|---|---|
ドルツのアプリ | 星2.1 | 星3.1 |
ソニッケアーのアプリ | 星4.4 | 星4.0 |
Oral-Bのアプリ | 星4.4 | 星4.5 |
また、価格の安いドルツの機種では、専用アプリの全機能を利用することができません。
オーラルB iO4は、
- 専用アプリを利用できる
- ブラシの動きが「丸型回転+遠心マイクロモーション」
- 押しつけ防止センサーが搭載されている
といった特徴があります。
専用アプリを利用できる電動歯ブラシの中では、特にコスパに優れていて、オススメの1台といえます。
オーラルB iO4の1つ上位モデルの「オーラルB iO5」だと、AIによるブラッシングガイドがあります。オーラルB iO4よりも価格は高くなりますが、専用アプリをより効果的に利用したいならオーラルB iO5もオススメです。
高級な電動歯ブラシと安い電動歯ブラシの違いについて
「電動歯ブラシの比較表」では、価格の高い機種から価格の安い機種まで比較しました。
比較表を見た人は、価格の高い機種と安い機種でどんな違いがあるのか気になっている人もいるでしょう。
その違いについてザックリと解説していきます。
高級な電動歯ブラシと安い電動歯ブラシの違いは、主に以下のとおりです。
項目 | 高級な電動歯ブラシ | 安い電動歯ブラシ |
---|---|---|
歯磨き性能 | 高い | 低い |
アプリの利用 | 可能 | 不可 |
充電時間 | 短い | 長い |
使用時間 | 長い | 短い |
本体重量 | 重い | 軽い |
充電方法※ | 充電器台 | 充電ケーブル |
付属品 | 多い | 少ない |
当然ですが、基本的には高級な電動歯ブラシのほうが優れています。
最も大きな違いは「歯磨き性能」です。
高級な電動歯ブラシは、振動数が多かったり、ブラシの動きが特別だったりと歯垢除去力が高いことが多いです。
しかし、本体重量に限っては、さまざまな機能を搭載した高級な電動歯ブラシのほうが重たいので、軽量な安い電動歯ブラシのほうが優れているといえるかもしれません。
あくまでも一般的な違いなので、参考程度にしてください。
電動歯ブラシを使用する前に知っておきたい注意点
電動歯ブラシは便利であることに間違いありませんが、注意しなければいけない点があります。
誤った使い方をすると歯や歯ぐきを傷つける
まず、電動歯ブラシは誤った使い方をすると、歯や歯ぐきを傷つける可能性があります。
たとえば、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎてはいけません。
実は「歯の汚れを落とそうと意識する人ほど、強い力で歯磨きしてしまう」というアンケート結果も存在します。
手磨きブラシでさえ強い力で歯磨きはNGです。
手磨きブラシよりも刺激が強い電動歯ブラシであれば、なおさら力加減に気を付けなければいけません。
だからこそ、「押しつけ防止センサー(過圧防止機能)」が搭載された電動歯ブラシを選ぶべきなのです。
押しつけ防止センサーが搭載された機種であれば、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎても「電動歯ブラシ本体」や「専用アプリ」を通してお知らせしてくれます。
なお、電動歯ブラシと手磨きブラシは正しい使い方が異なります。
手磨きブラシは、ブラシを小刻みに動かして歯垢を落とすことが正しいとされています。
しかし、電動歯ブラシの正しい使い方は「ブラシを歯に押し当てて、ゆっくりとスライドさせること」です。
歯ブラシの電源を入れてから、ブラシを歯の上でやさしく滑らせます。
フィリップスソニッケアー『歯ブラシの使い方を教えてください。』
あまり力を入れなくても、ブラシを歯に軽く押し当てるだけで、効果的にブラッシングできます。
手磨きブラシから電動歯ブラシに移行する場合は、「電動歯ブラシの正しい使い方」を覚える必要があるといえるでしょう。
電動歯ブラシを使うなら読みたい記事!
研磨剤を含む歯磨き粉を使用してはいけない
電動歯ブラシは、歯磨き粉を付けなくても十分に歯垢を落とすことができます。
しかし、歯磨き粉に含まれるフッ素を歯に塗布したい人は多いでしょう。
実際、電動歯ブラシに歯磨き粉を付けることは悪いことではありません。
ただ、
- 電動歯ブラシに付けてもいい歯磨き粉
- 電動歯ブラシに付けてはいけない歯磨き粉
の2種類が存在しています。
電動歯ブラシに「研磨剤入り」の歯磨き粉を付けると、歯や歯ぐきを傷つける可能性が高いため、各社電動歯ブラシメーカーが注意を呼び掛けています。
オーラルBの場合
ブラウンオーラルB 電動歯ブラシは高速回転により歯垢を除去していますが、通常の歯磨き粉を使用すると研磨剤により、歯が削れてしまったり、口の中が泡だらけになることもあるので、ジェルタイプのものをおすすめしています。
ブラウン 『電動歯ブラシ「オーラルB」の正しい使い方・磨き方』
ドルツの場合
歯や歯ぐきを痛めないために、やに取り剤・美白用など研磨剤が多く含まれているものはお控えください。
パナソニック 『ドルツの正しい使いかた』
上記のとおり、電動歯ブラシを使用する場合は、なるべく「ジェルタイプ」の歯磨き粉を使用しましょう。
電動歯ブラシに付ける歯磨き粉について
歯を磨いたつもりになりやすい
電動歯ブラシを使用すれば、誰でも簡単に歯がキレイになるわけではありません。
ブラシが歯に当たった部分はツルツル感があり、思わず「キレイに磨けてる!」と感じます。
しかし、ブラシが歯に当たっていない部分は、歯垢を落とすことができません。
そのため、
- ブラシが歯に当たってツルツルの部分
- ブラシが歯に当たらず磨き残しの部分
が生まれてしまう可能性があります。
電動歯ブラシを使用する上で重要なのは、ブラシを歯に丁寧に当てることです。
どれだけ電動歯ブラシの性能が高くても、使い方1つで歯をキレイに磨けない可能性があることを認識すべきです。
たとえば、大手電動歯ブラシメーカーは以下のような流れで歯磨きすることを推奨しています。
- 口の中を4分割する。
- 1箇所あたり30秒磨く。
- 計2分間、電動歯ブラシで歯磨きする。
この磨き方を習得したり、アプリを利用したりして磨き残しを減らす努力が必要です。
電動歯ブラシで歯がツルツルになっても、磨いたつもりにならないように注意しましょう。
電動歯ブラシを使用するメリット
電動歯ブラシを使用するメリットについても解説していきます。
短時間で歯をキレイに磨ける
筆者も電動歯ブラシを長年愛用していますが、電動歯ブラシを使用する最も大きな理由は「短時間で歯をキレイに磨けるから」です。
電動歯ブラシは、約2~3分の歯磨き時間を推奨しているメーカーが多いです。
たとえば、ブラウンのオーラルBという電動歯ブラシも2~3分を推奨しています。
口腔内を四分割し、それぞれを各30秒から45秒で磨くことをお勧めします(全体では、2~3分)
ブラウン オーラルBのよくある質問
3分以上のご使用は、歯科医へご相談下さい
しかも、「3分以上のご使用は、歯科医へご相談下さい」とあるように、長時間の使用については個人の判断で行わないように注意しています。
そのため、朝の忙しい時間はもちろん、仕事終わりの疲れた夜の時間にも電動歯ブラシは有効です。
着色汚れを手磨きブラシより落としやすい
電動歯ブラシは、着色汚れを手磨きブラシよりも落としやすいです。
まず、手磨きブラシと電動歯ブラシは、ブラシの振動数が違います。
- 手磨きブラシ:個人差があるものの振動数が300回/分程度。
- 電動歯ブラシ:
- 振動数が2~4万回/分の音波式電動歯ブラシ。
- 回転数が3~7千回/分の丸型回転式電動歯ブラシ。
- 振動数が120万回/分の超音波式電動歯ブラシ。
手磨きブラシよりも、電動歯ブラシのほうが振動数や回転数が多いため、歯垢よりも落ちづらい着色汚れでも落ちやすいのです。
また、大手メーカーの上位モデルになると、「ホワイトニングモード」という着色汚れを落とす専用のモードが存在します。
筆者はホワイトニングモードについて、ソニッケアーの販売元であるフィリップスに問い合わせたことがあります。
そのときは、「振動幅と振動数の異なる2つのパターンを交互に切り替えることで、着色汚れを落とす振動を実現している」という回答をもらいました。
着色汚れが気になる人は、電動歯ブラシを試してみるのもいいでしょう。
ただし、着色汚れを絶対に落としたい場合は、歯科医院でのクリーニングやホワイトニングを推奨します。
あくまでも「歯科医院にあまり通いたくない」という場合にのみ、電動歯ブラシによるホワイトニングを検討してみてください。
まとめ:あなたのライフスタイルに合った1台を見つけよう
本記事では、計44台の電動歯ブラシを比較し、オススメの機種を紹介しました。
結局のところ、誰にでも絶対にオススメの1台というのは存在しません。
購入する電動歯ブラシを選ぶ上で重要なのは、あなたのライフスタイルに合った1台を見つけることです。
なぜなら、「コスパに優れた機種がいい」「過圧防止機能を搭載した安い機種がいい」など電動歯ブラシに求めることは人それぞれでしょう。
そのため、本記事では「こんな人にはこんな機種がオススメ」といった形で、オススメの電動歯ブラシを紹介しました。
- コスパの良い機種を選びたい人は「ドルツ EW-DP36」がオススメ
- 過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は「ソニッケアー3100」がオススメ
- 乾電池式の電動歯ブラシを選びたい人は「オムロン HT-B222」がオススメ
- 旅行や出張が多い人は「ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000」がオススメ
- 専用アプリを利用したい人は「オーラルB iO4」がオススメ
もし、自分が上記に該当しないと思った人は、もう一度電動歯ブラシの比較表をみて、自分に合った1台を見つけてみてください。