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ドルツ EW-DT73のレビュー!EW-DT63との違いは何?
本記事の内容は、ドルツ EW-DT73の評判とレビューです。
ドルツ EW-DT73は、パナソニックから2023年9月1日に発売された最上位モデルです。
2023年モデルのドルツで最もグレードの高い電動歯ブラシ!
なお、本記事を通して、「ドルツ EW-DT63との違い」についてもお伝えしていきます。
ドルツ EW-DT73の性能・スペック
本体カラー | ディープネイビー |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシングモード | 5つのモード*1 |
重量 | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*2 |
使用時間 | 16日間*3 (一部モードは11日間) |
アプリ連携 | 可能 |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) |
*1:5つのブラッシングモード=「Wクリーンモード・Wガムケアモード・ノーマルモード・ソフトモード・センシティブモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
当サイトおすすめのドルツを見る!
ドルツ EW-DT73の口コミ評判
電動歯ブラシ ドットコムでは「ドルツ EW-DT73」を使用した人の感想を募集中です。
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ドルツ EW-DT73の歯磨き性能
次に、ドルツ EW-DT73の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「ヨコ磨き+タタキ磨き」
ドルツ EW-DT73のブラシの動きは「ヨコ磨き+タタキ磨き」です。
そもそもドルツには、大きく分けて2つのブラシの動きが存在します。
- ヨコ磨きのみ
- ヨコ磨き+タタキ磨き(WクリーンモードやWガムケアモード等)
「ヨコ磨きのみ」は、エントリーモデルやスタンダードモデルなどの価格の安い機種で見られるブラシの動きです。
一般的な電動歯ブラシにも見られるブラシの動きなので、価格の安い機種だからといって、磨き心地が悪いということはありません。
一方で、「ヨコ磨き+タタキ磨き」は、上位機種や最上位機種などの価格の高い機種で見られるブラシの動きです。
ドルツ EW-DT73は、縦方向の振動(タタキ磨き)が加わることでパワフルに歯垢を除去できます。
しかし、人によっては振動が強すぎるという場合もあります。
個人的な意見ですが、電動歯ブラシの使い方に慣れていないのであれば、「ヨコ磨きのみ」が搭載された価格の安い機種でも十分です。
少なくとも、ブラシの動きだけに注目して上位機種や最上位機種を選ぶ必要はないでしょう。
搭載されているブラッシングモードは5つ
ドルツ EW-DT73に搭載されているブラッシングモードは5つです。
- Wクリーンモード
- Wガムケアモード
- ノーマルモード
- ソフトモード
- センシティブモード
ドルツ EW-DT73をせっかく購入したならば、Wクリーンモードをまずは使用しましょう。
Wクリーンモードだと、「ヨコ磨き+タタキ磨き」によるブラシの動きで歯垢を除去してくれます。
ただし、Wクリーンモードを実際に使用した結果、「歯や歯ぐきへの刺激が強い」と感じた場合には、ノーマルモードやソフトモードの使用を検討してください。
押しつけ防止センサーは搭載されている
ドルツ EW-DT73には、押しつけ防止センサーが搭載されています。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
最上位モデル以外の機種だと、押しつけ防止センサーが作動すると「音」が鳴ります。
音でお知らせしてくれるので、ブラシの過圧に気付きやすいですが、何回も鳴るとうるさく感じるかもしれません。
一方で、最上位モデルのドルツ EW-DT73は「光」によって、ブラシの過圧をお知らせしてくれます。
電動歯ブラシ本体のLEDリングが赤く光ると、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
ドルツ EW-DT73を使用するときは、本体上部にあるLEDリングを気にしながら歯磨きしましょう!
動かしすぎ防止センサーは搭載されている
ドルツ EW-DT73には、動かしすぎ防止センサーが搭載されています。
動かしすぎ防止センサーとは、電動歯ブラシを手磨きブラシのように動かしすぎている場合にお知らせしてくれる機能です。
電動歯ブラシを使った歯磨きの場合、手磨きブラシのように手を左右に細かく動かしてはいけません。
(*一部特殊な機種を除く。)
手磨きブラシのように動かしすぎると、歯垢が残ってしまうリスクがあります。
動かしすぎ防止センサーが搭載されていれば、LEDライトリングが黄色に光ってお知らせしてくれるので正しい動かし方をサポートしてくれます。
磨き角度センサーは搭載されている
ドルツ EW-DT73には、磨き角度センサーが搭載されています。
磨き角度センサーとは、歯と歯ぐきの境界を磨くときに適した角度(45度)に近づくと、ライトリングが青く光る機能です。
この機能があれば、電動歯ブラシを効果的に使用できるでしょう。
なお、ドルツのアプリを使用すれば、感度を調節できたり機能をオフにできたりします。
専用アプリと連携できる
ドルツ EW-DT73は、専用アプリと連携して使用することができます。
そもそもドルツの専用アプリと連携できる機種の中でも、
- アプリの一部機能だけ利用できる機種
- アプリの全機能を利用できる機種
の2通りがあります。
アプリの一部機能だけ利用できる機種については、「レッスン動画を見て歯磨きできる程度」です。
そのため、一部機能だけ利用できる機種だと、ドルツのアプリがあまり魅力的ではありません。
一方で、ドルツ EW-DT73は最上位モデルなので、「アプリの全機能を利用できる機種」です。
なお、アプリの全機能を利用できる機種だと、「押しつけ過ぎのお知らせ」や「45度磨きのお知らせ」といった機能があります。
執筆時点(2023年9月8日時点)では、ソニッケアー・オーラルB・ドルツのアプリを比較すると、ドルツのアプリは最も評価が低いです(*Apple StoreとGoogle Playストアにおける評価)。実際、他社アプリと比較すると、アプリの機能面は劣っています。そのため、ドルツにおいて、アプリが利用できるかどうかは過度に気にする必要はありません。
ドルツ EW-DT73とEW-DT63を比較
続いて、ドルツ EW-DT73とEW-DT63の比較をしていきます。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較します。
項目 | EW-DT73 | EW-DT63 |
---|---|---|
本体カラー | ディープネイビー | シルバー、 シャンパンゴールド |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシング モード | Wクリーンモード Wガムケアモード ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード | Wクリーンモード Wガムケアモード ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード |
重量 | 約110g (ブラシを含む) | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*1 | 約3時間*1 |
使用時間 | 16日間*2 | 16日間*2 |
アプリ連携 | 可能 | 可能 |
押しつけ 防止センサー | ある | ある |
動かしすぎ 防止センサー | ある | ある |
磨き角度センサー | ある | ある |
充電器台 | ある | ある |
トラベルケース | なし | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) |
発売日 | 2023年9月1日 | 2023年9月1日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
電動歯ブラシ本体の性能を比較すると、EW-DT73とEW-DT63に大きな差はありません。
振動数・ブラッシングモード・充電時間・使用時間などの基本的な性能は全く同じだといえます。
電動歯ブラシ本体の性能が同じなので、基本的には価格の安いEW-DT63をオススメします。
EW-DT73とEW-DT63の主な違いは付属品の内容です。
替えブラシが多く付属されていたり、携帯ケースが付属されていたりするのがEW-DT73です。
旅行や出張が多く、電動歯ブラシを持ち運ぶことがある場合には携帯ケースが付属されるEW-DT73を選ぶべきでしょう。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシの内容は、ドルツ EW-DT73とEW-DT63で異なります。
機種 | 付属の替えブラシ |
---|---|
ドルツ EW-DT73 | トータルケアブラシ1本、 極細毛ブラシ(コンパクト)1本、 極細毛ブラシ(ラージ)1本、 極細毛ポイント磨きブラシ1本 |
ドルツ EW-DT63 | トータルケアブラシ1本 |
ドルツ EW-DT73には、トータルケアブラシ1本に加えて、3種類の替えブラシが1本ずつ付属されます。
ただ、極細毛ポイント磨きブラシは磨きにくい奥歯を磨いたり、歯並びの悪いところを磨いたりするのに使用する替えブラシです。
そのため、普段使い用として使用できる替えブラシは、極細毛ポイント磨きブラシを除いた3本です。
一方で、ドルツ EW-DT63には、トータルケアブラシが1本だけ付属されています。
この1本で2~3ヵ月は歯磨きできますが、その後は買い替えを検討する必要があるでしょう。
替えブラシの内容だけを比べると、EW-DT63よりもEW-DT73のほうが優れていますが、そこまで大きな差ではありません。
ドルツ EW-DT73のレビュー
ドルツ EW-DT73をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
ドルツ EW-DT73の本体は、「ディープネイビー」の1色だけです。
歯周ポケットを磨くのに適した角度(45度)になると、LEDライトリングが青色に光り、本体カラーとよくマッチします。
また、最上位モデルということもあって、洗練されたデザインで高い質感を感じられるでしょう。
充電残量表示ランプがあるため、充電し忘れることも少ないです!
充電時間と使用時間
ドルツ EW-DT73の充電時間は、約3時間とドルツの中では短い部類です。
2023年発売のドルツの機種だと、フル充電までに「2時間」「17時間」といった機種もあります。
ドルツは、他社の電動歯ブラシと比べると充電時間が短く感じます。
基本的には、歯磨き後に充電器台にドルツを置くことになります。
そのため、日常生活において充電時間の長さはあまり気にする必要がありません。
ただし、出先でのトラブルや停電時など不測の事態が起こったときに、充電時間が長いと不便に感じる可能性があります。
ドルツ EW-DT73の使用時間は、フル充電状態で最大16日間です。
使用時間に限ってはエントリーモデルやスタンダードモデルのほうが優れています。
重量・腕の疲れにくさ
ドルツ EW-DT73は最上位モデルということもあって、多くの機能が搭載されています。
そのため、ブラシ装着時の重量は「110g」で、ドルツの中では重たい部類になります。
ただ、他社の電動歯ブラシと比べると、そこまで重たい部類にはなりません。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(充電器台やトラベルケースなど)
ドルツ EW-DT73には、充電器台やトラベルケースが付属されてきます。
ドルツ EW-DT63とは違って、トラベルケースが付属されているので持ち運びしやすい機種です。
また、充電器台が付属されているので、充電ケーブルを接続する必要がありません。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ドルツ EW-DT73と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ドルツ EW-DT73 | ソニッケアー 9900プレステージ | オーラルB iO9 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 (執筆時点) | 46,000円 | 41,093円 | 49,280円 |
ブラッシングモード | Wクリーンモード Wガムケアモード ノーマルモード ソフトモード センシティブモード | クリーンモード ホワイトプラスモード ディープクリーンプラスモード ガムヘルスモード センシティブモード 舌磨きモード | クリーンモード しっかりクリーンモード やわらかクリーンモード 超やわらかクリーンモード 歯ぐきケアモード ホワイトニングモード 舌クリーニングモード |
重量 | 約110g | 約122g | 約137g |
充電時間 | 約3時間*1 | 約16時間*1 | 約3時間*1 |
使用時間 | 22日間*2 | 14日間*2 | 12日間*2 |
押しつけ防止センサー | ある | ある | ある |
特徴 | 横方向の振動と 縦方向の振動で磨く | 音波水流、 SenseIQテクノロジー | 丸型回転+ 遠心マイクロモーション |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツ EW-DT73と同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数はやや少なめです。
ただし、ブラッシングモード数は多すぎても使い分けに困る可能性があるため、多ければ多いほど良いわけではないでしょう。
筆者の感覚では、ブラッシングモードが5つもあれば十分です。
重量を比べると、10~20gほど軽量であるといえます。
また、充電時間は短く、使用時間は長いため、この点はドルツ EW-DT73の優れている点だといえます。
さらに、ドルツ EW-DT73は電動歯ブラシ本体の魅力に加えて、「替えブラシの安さ」も魅力的です。
同価格帯の電動歯ブラシと比べても、ドルツ EW-DT73は十分に優れた1台といえるでしょう。
総評:EW-DT63よりも付属品が充実した機種
この記事では、パナソニック ドルツの最上位モデルである「EW-DT73」をご紹介しました。
最上位モデルということもあって、磨き角度センサーや動かしすぎ防止センサーなどの便利機能が搭載されています。
そして、EW-DT63よりも価格が高い代わりに、替えブラシやトラベルケースなどの付属品が充実しています。
そのため、
- 基本的に家で電動歯ブラシを使用する人には「EW-DT63」
- 旅行や出張が多く、電動歯ブラシを持ち運ぶ可能性が高い人には「EW-DT73」
といった選び方がオススメです。
押しつけ防止センサーも光によるお知らせ方法で、海外メーカーの電動歯ブラシに機能面で真っ向から勝負できる1台です。
電動歯ブラシを使い慣れている人はもちろん、電動歯ブラシに慣れていない初心者が使用してもアプリ・機能がブラッシングをサポートしてくれます。
価格が高いというハードルはありますが、非常に魅力的な電動歯ブラシなので、購入を検討してみてはいかがでしょうか。