ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの評判とレビュー!【HX6877/55・HX6877/56・HX6870/56の違い】
本記事の内容は、ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデル(Philips Sonicare ProtectiveClean 6100)の評判とレビューです。
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは、電動歯ブラシの有名メーカー「フィリップス」から2021年11月に発売された機種です。
2万円以下のフィリップスの電動歯ブラシの中で標準的な性能をしています。
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルに該当する品番は以下の3つ。
- HX6877/55
- HX6877/56
- HX6870/56
HX6877/55とHX6877/56は「ホワイト」という本体カラー、HX6870/56は「ブラック」という本体カラーです。
なお、この3つの品番の違いによって、電動歯ブラシ本体の性能・スペックに差はありません。
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの性能・スペック
品番 | HX6877/55 , HX6877/56 |
製品名 | ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム (2021年モデル) |
本体カラー | ホワイト |
振動数 | 31,000回/分 |
ブラッシングモード | 3つのモードと3つの強さ設定*1 |
重量 | 約133g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約48時間*2 |
使用時間 | 2週間*3 |
アプリ連携 | 不可 |
過圧防止機能 | ある |
充電器用グラス | なし |
充電器台 | ある |
USB充電 トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約252 × 31 × 28mm (ブラシを含む) |
*1:3つのブラッシングモード=「クリーン・ホワイト・ガムケア」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
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ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの口コミ評判
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ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの歯磨き性能
次に、ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの歯磨き性能について見ていきましょう。
振動数は31,000回/分
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの振動数は31,000回/分です。
音波式電動歯ブラシとしては、振動数の多い機種といえるでしょう。
しかし、「振動数が多ければ多いほど歯磨き性能が高い」ということではありません。
ただ、評判の良い電動歯ブラシは大体3~4万回の振動数であることが多く、ソニッケアーの電動歯ブラシはほぼ全て毎分31,000回です。
また、フィリップスの電動歯ブラシは「音波水流」という技術によって、歯垢を落とす能力が高いといわれています。
ソニッケアーは、粘着性の高い歯垢を効率的に除去するために、毎分約31,000回の高速振動と、ブラシヘッドの幅広い振幅によって唾液を利用した液体流動が、やさしく、効果的に歯垢を除去します。
フィリップス 音波水流 より引用
フィリップスの電動歯ブラシは振動数が多いだけではなく、振動の幅が広いことで歯垢除去力を高めていることが分かります。
3つのモードと3つの強さ設定が優秀
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは、ブラッシングモードが3つあり、振動の強弱を3段階調整できます。
基本的には、歯垢除去を目的とした「クリーンモード」を使用します。
そして、ステイン(着色汚れ)を落としたいときは「ホワイトプラスモード」、歯ぐきに優しく歯を磨きたいときは「ガムケアモード」といった使い分けが可能です。
- クリーンモード
- ホワイトプラスモード
- ガムケアモード
自分に合った振動のリズムと強さを選べる機種なので、電動歯ブラシ初心者でも満足のいく磨き心地を得ることができるでしょう。
特に電動歯ブラシに慣れていない間は振動の強さを弱くして、歯や歯ぐきを傷つけないように歯磨きできます。
ブラッシングモードについてもっと知りたいなら…
過圧防止機能が搭載されている
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは、過圧防止機能が搭載されています。
過圧防止機能とは?
過圧防止機能とは、歯にブラシを押し当てる強さが強すぎるときにお知らせする機能のことです。
電動歯ブラシ本体に内蔵された過圧防止センサーによって、ブラシを歯に強く当てすぎると、振動が弱まり、歯や歯ぐきを傷つけないようにします。
(上位モデルになると、本体のライトリングが紫色になってお知らせしてくれる機能もあります。)
電動歯ブラシに慣れていない人は、この過圧防止機能が搭載されている機種をオススメします。
歯や歯ぐきに当てる力が強いと、手磨きよりも電動歯ブラシのほうが歯や歯ぐきを傷つけてしまいやすいです。
フィリップスの電動歯ブラシは過圧防止機能をオフにすることもできます。
そのため、電動歯ブラシに慣れていて、「過圧防止機能がいらない」と感じる人でも不満なく使用できるでしょう。
- ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルを充電器台に置く
- 充電状態になっていることを確認する
- 電源ボタンを押し続け、ビープ音が3回鳴ったら(6~7秒後に)指を離す
ブラシヘッド交換お知らせランプと充電ランプがオレンジ色に3回点滅すると、オフの設定になります。
また、ブラシヘッド交換お知らせランプと充電ランプが緑色に3回点滅すると、オンの設定になります。
ソニッケアー プロテクトクリーンの比較
続いて、ソニッケアー プロテクトクリーンの比較をしていきます。
電動歯ブラシ本体の比較
ソニッケアー プロテクトクリーンには、
- 4300ソニッケアー プロテクトクリーン
- 4500ソニッケアー プロテクトクリーン プラス
- ソニッケアー プロテクトクリーン プレミアム
- 5100ソニッケアー プロテクトクリーン
の4モデルが存在しています。
項目 | 4300ソニッケアー プロテクトクリーン | 4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス | ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム | 5100ソニッケアー プロテクトクリーン |
---|---|---|---|---|
品番 | HX6803/71 , HX6803/72, HX6806/71 , HX6806/72, HX6801/71 , HX6809/71 | HX6421/11 , HX6421/12, HX6421/13 , HX6421/14 | HX6877/56 , HX6870/56 | HX6403/71 |
本体カラー | ライトブルー, パステルピンク, ネイビーブルー, ホワイトライトブルー | ホワイトライトブルー, ブラックアントラシット | ホワイト, ブラック | ホワイトライトブルー |
振動数 | 31,000回/分 | 31,000回/分 | 31,000回/分 | 31,000回/分 |
ブラッシング モード | 1つのモードと 2つの強さ設定*1 | 2つのモード*2 | 3つのモードと 3つの強さ設定*3 | 3つのモードと 3つの強さ設定*3 |
重量 | 約133g (ブラシを含む) | 約133g (ブラシを含む) | 約133g (ブラシを含む) | 約133g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約48時間*4 | 約48時間*4 | 約48時間*4 | 約48時間*4 |
使用時間 | 2週間*5 | 2週間*5 | 2週間*5 | 2週間*5 |
アプリ連携 | 不可 | 不可 | 不可 | 不可 |
過圧防止機能 | ある | ある | ある | ある |
充電器用グラス | なし | なし | なし | なし |
充電器台 | ある | ある | ある | ある |
USB充電 トラベルケース | なし | なし | なし | なし*6 |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | (ブラシを含む) | 約252 × 31 × 28mm(ブラシを含む) | 約252 × 31 × 28mm(ブラシを含む) | 約252 × 31 × 28mm(ブラシを含む) | 約252 × 31 × 28mm
発売日 | 2021年11月 | 2021年11月 | 2021年11月 | 2022年2月 |
*1:1つのブラッシングモード=「クリーン」
*2:2つのブラッシングモード=「クリーン・ホワイト」
*3:3つのブラッシングモード=「クリーン・ホワイト・ガムケア」
*4:充電切れから満充電になるまでの時間
*5:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
*6:USB充電ができないトラベルケースは付属される
ソニッケアー プロテクトクリーンには4つのモデルがありますが、電動歯ブラシ本体の重量や寸法に違いはありません。
ただし、選択できるブラッシングモードの数は違います。
- クリーンモードのみ:
- 「4300ソニッケアー プロテクトクリーン」
- クリーンモードとホワイトモード:
- 「4500ソニッケアー プロテクトクリーン」
- クリーンモード・ホワイトモード・ガムケアモード:
- 「ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム」「5100ソニッケアー プロテクトクリーン」
また、振動の強弱を調整できるモデルと振動の強弱を調整できないモデル(4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス)の違いがあります。
電動歯ブラシを使い慣れていない人にとっては、振動の強弱を調整できるモデルのほうが使用しやすいです。
その他の違いとして、5100ソニッケアー プロテクトクリーンのみ電動歯ブラシ本体が2台セットになっているモデルです。
電動歯ブラシを1台だけ欲しい人は、5100ソニッケアー プロテクトクリーン以外を選ぶべきといえるでしょう。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシに関しても、それほど大きな差はありません。
項目 | 4300 ソニッケアー プロテクト クリーン | 4500 ソニッケアー プロテクト クリーンプラス | ソニッケアー プロテクト クリーン プレミアム | 5100 ソニッケアー プロテクト クリーン |
---|---|---|---|---|
ホワイトプラス ブラシヘッド | 1本 (HX6803/72, HX6806/71, HX6806/72を除く) | 1本 | 1本 | 2本 |
ホワイトプラス ブラシヘッド コンパクト | 1本 (HX6806/71のみ) | 1本 (HX6421/12と HX6421/14を除く) | ||
クリーンプラス ブラシヘッド | 1本 (HX6801/71, HX6809/71を除く) | 2本 | ||
ガムプラス ブラシヘッド | 1本 (HX6803/72, HX6806/72のみ) | 1本 (HX6421/11と HX6421/13を除く) | 1本 (HX6877/55のみ) | |
プレミアム ガムケア ブラシヘッド | 1本 (HX6877/55を除く) | |||
舌磨き ブラシヘッド | 1本 (HX6801/71を除く) | 1本 | 1本 |
ソニッケアー プロテクトクリーンは、基本的に付属の替えブラシが3本です。
ただし、5100ソニッケアープロテクトクリーンの付属の替えブラシは2本のみです。
舌磨きブラシヘッドが付属されていないので、舌磨きをしたい人には5100ソニッケアープロテクトクリーンをオススメしません。
備考:補修用性能部品の保有期間について
電動歯ブラシの保証書に書いてある「補修用性能部品の保有期間」について簡単に解説します。
まず、補修用性能部品とは、製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
そして、フィリップスの電動歯ブラシ(ソニッケアー)の場合、補修用性能部品の保有期間は「製造打ち切り後から6年間」とされています。
つまり、製造打ち切り後から6年経つと、メーカーで修理用の部品を所持していない可能性が出てくるのです。
そのため、故障したときのことを考えると、最新機種である2022年モデルの5100ソニッケアープロテクトクリーンのほうが安心して使用できます。
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルのレビュー
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルをレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの本体は以下の2色から選べます。
本体カラー | 品番 |
---|---|
ホワイト | HX6877/55 , HX6877/56 |
ブラック | HX6870/56 |
「ホワイト」は白色の中心としたカラーリング、「ブラック」は黒色を中心としたカラーリングです。
電源ボタンとモード・強さの変更ボタンの周りには金属が使用されており、メタリックの光沢からは高級感を感じます。
スタンダードモデルの中では、見た目のデザインに力を入れている印象があります。
充電時間と使用時間
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの充電時間は、約48時間とフィリップスの電動歯ブラシの中では長いです。
他のフィリップスの電動歯ブラシでは、フル充電までに「16時間」または「24時間」の機種もあります。
正直なところ、充電器台があるので日常生活においてはそれほど大きなデメリットには感じられないかもしれません。
しかし、フル充電までに必要な時間が大きく変わるので、出先でのトラブルや停電といった不測の事態が起こったときに不便に感じるかもしれません。
また、使用時間はフル充電の状態で最大2週間です。
これは、フィリップスの電動歯ブラシの中では標準的です。
なお、USB充電トラベルケースの付属もないため、旅行や出張の多い人はよりグレードの高い機種を選ぶべきでしょう。
USB充電トラベルケースの付属がある機種
重量・腕の疲れにくさ
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは、スタンダードモデルの機種です。
アプリ連携などの機能は搭載されていませんが、過圧防止機能などの便利な機能がきちんと搭載されています。
そして、ブラシ装着時の重量は「約133g」で、フィリップスの電動歯ブラシの中では標準的な部類になります。
軽いと感じるほどではありませんが、重たく感じることはないでしょう。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(充電器台など)
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルには、充電器台と充電スタンドが付属されてきます。
充電のために電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続する必要がないので、これは非常に便利です。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルと同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ソニッケアー プロテクトクリーン プレミアム2021年モデル | オーラルB iO4 | ドルツ EW-DL58 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 | 16,340円 | 12,546円 | 14,009円 |
ブラッシングモード | クリーンモード ホワイトモード ガムケアモード | クリーンモード やわらかクリーンモード 超やわらかクリーンモード ホワイトニングモード | ノーマルモード ソフトモード ガムケアモード |
重量 | 約133g | 約127g | 約95g |
充電時間 | 約48時間*1 | 約16時間*1 | 約17時間*1 |
使用時間 | 14日間*2 | 12日間*2 | 22日間*2 |
押しつけ防止センサー (過圧防止機能) | ある | ある | ある |
特徴 | 音波水流 | 遠心マイクロモーション | 横方向の振動する |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルを同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数は平均的で多くも少なくもありません。
次に、充電時間で比較すると、ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは他社の電動歯ブラシよりも長い充電が必要です。
そして、充電時間が長くても、使用時間が特別長いわけではありません。
そのため、他社の機種と比較すると、ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルは特別コスパに優れた機種ではないでしょう。
しかし、振動の強弱を3段階で調整できるなど他社とは異なる魅力もあります。
総評:ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデル
この記事では、フィリップスのソニッケアーのスタンダードモデルである「ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデル」をご紹介しました。
見た目のデザインにはメタリックな要素があり、スタンダードモデルでありながら高級感があります。
また、ブラッシングモードが3つ搭載されており、振動の強弱も3段階まで調整できます。
デザインと機能性の面で優れているフィリップスの電動歯ブラシといえるでしょう。
ただし、スタンダードモデルの中では価格が高めの機種です。
専用アプリと連携する機能がない機種で1万5千円以上の価格なのは、ソニッケアー プロテクトクリーンプレミアム2021年モデルの悪い点だといえます。
反対に、専用アプリと連携して歯磨きする予定がない場合には良い購入の選択肢となるでしょう。