電動歯ブラシの寿命ってどれくらい?少しでも長く持たせる方法と合わせて解説!
電動歯ブラシを購入したら、どれくらい長く使用できるのか気になる人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、電動歯ブラシの寿命を解説した上で、少しでも長く使用する方法について解説していきます。
電動歯ブラシ本体の寿命
そもそも電動歯ブラシの機種・使用頻度・保管方法によって、電動歯ブラシの寿命は異なります。
そのため、電動歯ブラシの寿命を断言することは難しいですが、電動歯ブラシの電池の寿命は「約3~4年程度」と考えておくといいでしょう。
例えば、パナソニックのドルツEW-DPシリーズは、電動歯ブラシの電池(リチウムイオン電池)の寿命を約3年としています。
電池の寿命と交換
– 3年程度(ただし、保証は1年)です。
パナソニックドルツEW-DP56の取扱説明書28ページより引用
パナソニックドルツEW-DPシリーズ以外の電動歯ブラシも、3年間使用していればリチウムイオン電池は劣化し、寿命を迎える可能性が高いです。
寿命を迎えた電動歯ブラシの電池は、フル充電しても使用できる時間が極端に短くなるので、満足に歯を磨くことができなくなるでしょう。
ただし、電動歯ブラシの1回あたりの使用時間は、2~3分が推奨されていて非常に短時間です。
2~3分の使用であれば、電動歯ブラシの電池が劣化していても、フル充電していれば問題なく使える場合もあります。
実際、筆者が使用していたフィリップスの電動歯ブラシは、5年近くは問題なく使用できていました。
寿命が「約3~4年」というのは、あくまでも一般的な目安として考えましょう。
ちなみに…
スマホとして人気の高いiPhoneは、公式(Apple)によると使用年数を3年程度で想定して販売しています。
しかし、iPhoneを3年以上使用している人も多いですよね。
電動歯ブラシでも同じで、1つの機種を3年以上使用している人が多い印象があります。
電動歯ブラシ本体の寿命を少しでも長くする方法
電動歯ブラシの寿命が約3~4年と聞くと、想像よりも短く感じてしまう人もいるでしょう。
ここからは、電動歯ブラシ本体の寿命を少しでも長くする方法についてお伝えしていきます。
①正しい環境で保管・充電する
まず、電動歯ブラシ本体の寿命を少しでも長くする上で、「正しい環境で保管・充電する」ということは重要です。
多くの電動歯ブラシは多少の防水性能があり、中には”完全防水”という高性能な機種も存在しています。
しかし、「防水」と「防湿」は別ものです。
防水性能が高いからといって、多湿になりがちな場所(お風呂に近い脱衣室など)で電動歯ブラシを保管・充電することは避けましょう。
いくら防水性能が高い電動歯ブラシだとしても、湿度の高い場所で保管・充電すると、電動歯ブラシ本体の寿命を短くする可能性があります。
また、電動歯ブラシは直射日光を避け、冷暗所で保管することがベストです。
冷暗所に保管するのが面倒に感じる場合は、なるべく直射日光の当たらない場所(窓の近くを避けた場所など)で保管するようにしましょう。
②充電切れのまま電動歯ブラシを放置しない
充電切れの電動歯ブラシを放置してはいけません。
電動歯ブラシの電池(リチウムイオン電池)は、充電切れの状態で放置していると、放電による劣化で寿命を短くしてしまう可能性が大きいです。
数日だけ充電を忘れただけではそれほど劣化しませんが、長期間放置していると電池がかなり劣化してしまうでしょう。
これは電動歯ブラシに限らず、スマートフォンなどでも同様ですね。
もし、「予備として購入した電動歯ブラシをずっと未開封のまま保管している」という人は、今すぐ開封して半年に1度はフル充電するようにしましょう。
寿命がきた電動歯ブラシの特徴・見分け方
寿命がきた電動歯ブラシの特徴は以下のとおりです。
- 充電しても使用時間が極端に短い
- こげくさい臭いがする
- 電源コードを動かすと通電したり、しなかったりする
もし、電動歯ブラシが上記のような状態になったら、そのまま使い続けないことを推奨します。
寿命がきた電動歯ブラシを使い続けていると、「一切動作しなくなる」などの状態悪化に繋がってしまいます。
電動歯ブラシは基本的に毎日使用することになるので、「いつもと違うな…」と違和感に気付きやすいです。
電動歯ブラシに違和感があったときは、
- 電動歯ブラシの使用時間が極端に短くなっていないか
- こげくさいなどの臭いに異常がないか
- 充電ができたり、できなかったりしないか
などの観点から見分けるようにしましょう。
もし、少しでも不安があれば、取扱説明書などに記載のカスタマーサービスなどに問い合わせるのがベストです。
電動歯ブラシの保証期間はどれくらい?
続いて、電動歯ブラシの保証期間についても解説していきます。
以下では、有名な電動歯ブラシメーカー3社の保証期間についてお伝えします。
有名な電動歯ブラシ | 保証期間 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 購入日から1年間 |
フィリップスのソニッケアー | 購入日から2年間 |
ブラウンのOral-B | 購入日から1年間 |
※保証期間については一部例外がある可能性はあります。
有名な電動歯ブラシメーカー3社の保証期間を見てみると、購入日から1~2年間だと分かります。
正直な話、それほど保証期間はそれほど長くありません。
電動歯ブラシを少しでも安く、そして長く使用していきたい人は電動歯ブラシサブスクを利用しましょう。
電動歯ブラシサブスクは利用中にかぎり、「電動歯ブラシ本体が永久保証」となっています。
たとえ故障したとしても、送料のみの負担で新品の電動歯ブラシと交換できます。
電動歯ブラシの有償修理はいつまで受け付けてる?
保証期間が過ぎたとしても、一定期間は電動歯ブラシの有償修理を受け付けています。
しかし、有償修理の受け付けにも期限があります。
電動歯ブラシの取扱説明書をよく読むと、「補修用性能部品の保有期間」について記載があるはずです。
その補修用性能部品の保有期間が終了すると、修理のために必要な部品をメーカーでさえ所持しません。
有名な電動歯ブラシメーカー3社の場合、補修用性能部品の保有期間は以下のように決まっています。
有名な電動歯ブラシ | 補修用性能部品の保有期間 |
---|---|
パナソニックのドルツ(EW DP56) | 製造終了後5年 |
フィリップスのソニッケアー(HX9337) | 製造終了後6年 |
ブラウンのOral-B(iO9) | 製造終了後6年 |
製造終了後から年数を計算するので、古い機種の電動歯ブラシを購入すると有償修理が早く終わる可能性があります。
補修用性能部品とは?
補修用性能部品とは、その製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
関連:替えブラシの交換頻度はどれくらい?
電動歯ブラシ本体の寿命について解説してきましたが、替えブラシにも寿命があり、推奨されている交換頻度があります。
有名な電動歯ブラシ | 替えブラシの交換頻度(推奨) |
---|---|
パナソニックのドルツ(EW DP56) | 3ヵ月 |
フィリップスのソニッケアー(HX9337) | 3ヵ月 |
ブラウンのOral-B(iO9) | 3ヵ月 |
有名な電動歯ブラシメーカーの場合、替えブラシの交換頻度は3ヵ月を推奨しています。
つまり、電動歯ブラシの替えブラシの寿命は約3ヵ月程度であると考えておくといいでしょう。
ただし、歯磨きの頻度やブラシの当て方によって、替えブラシの消耗具合は異なります。
そのため、本的にはメーカー推奨の3ヵ月に1回の頻度で交換すればいいでしょう。
電動歯ブラシのメーカーによっては、替えブラシの交換頻度は1ヵ月を推奨していることもあります。