価格 -Price-
メーカー -Maker-
海外メーカーの電動歯ブラシである「ソニッケアー」や「オーラルB」は替えブラシの価格が高いです。
それに対して、パナソニックの電動歯ブラシである「ドルツ」は替えブラシの価格が比較的に安いです。
多くの人にとって、ランニングコストを下げることができるので、替えブラシが安いという点は魅力的なのではないでしょうか。
私はフィリップスやオーラルBを使用した経験がありますが、今はドルツの電動歯ブラシを使用しています。
やはりドルツは、
といった点が魅力の電動歯ブラシです。
そんなドルツの電動歯ブラシを比較し、オススメ機種をご紹介するのが本記事の内容です。
電動歯ブラシ選びの参考にしていただければ幸いです。
ドルツのおすすめ3機種をすぐに見る
まずは、パナソニックのドルツの選び方について解説します。
パナソニックのドルツを選ぶ際には、「タタキ磨き」や「押しつけ防止センサー」などのポイントをおさえることが重要です。
下位機種やエントリーモデルのドルツは、ヨコ方向の振動のみで歯垢を除去します。
それに対して、タテ方向の振動がある機種は、縦と横の振動によって歯垢をパワフルに除去できます。
このタテ方向の振動で歯垢除去することを「タタキ磨き」と呼ばれ、ドルツの上位機種で見られるブラシの動きです。
例えば、
といったブラッシングモードを搭載した機種であれば、タタキ磨きを搭載していることになります。
「歯磨きの時間を短縮したい」「歯のツルツル感が欲しい」という人は、このタタキ磨きを搭載した機種を選びましょう。
ただ、このタタキ磨きは一部の人にとって、刺激が強い歯の磨き方です。
そのため、歯や歯ぐきを優しく磨きたい人は、無理にタタキ磨きを搭載した機種を選ぶ必要がありません。
ドルツに限らず、電動歯ブラシを選ぶときは「押しつけ防止センサーの有無」に注目すべきです。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
歯や歯ぐきを傷つける可能性が低くなるので、できれば押しつけ防止センサーを搭載した機種を選びましょう。
なお、ドルツの場合、押しつけ防止センサーには2種類存在します。
例えば、「音でお知らせする機種」は、ブラシを歯に押し当てる力が強いときに「ピピピ」と音でお知らせします。
また、「光と音でお知らせする機種」は、電動歯ブラシ本体のライトリングが赤く光ると同時に、「ピピピ」と音でお知らせします。
この押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシに慣れていない人ほどオススメの機能です。
「価格的にどうしても無理!」という場合を除いて、基本的にはこの押しつけ防止センサー搭載機種を選びましょう。
手磨きブラシにはなく、電動歯ブラシにある機能といえば「専用アプリとの連携」です。
せっかく電動歯ブラシを使用するなら、専用アプリと連携して使いたい人も少なくないでしょう。
ドルツの電動歯ブラシの場合、
の3種類があります。
専用アプリと連携と連携でき、アプリの全機能を利用できる機種は今のところ最上位機種しかありません。
そして、「専用アプリと連携できるが一部機能のみの機種」は、レッスン動画をアプリで見れるくらいしか機能がないので、それほど魅力的ではありません。
そのため、ドルツの電動歯ブラシでアプリを使用したい人は、アプリの全機能を利用できる最上位機種をオススメします。
最上位機種は当然ながら価格が高いので、専用アプリと連携したい気持ちが強い人を除いて、アプリ連携の有無はあまり気にする必要がありません。
※横にスクロールできます。
製品名 | 販売サイト | レビュー | 価格 | 振動数 | ブラッシングモード | 押しつけ防止センサー | 磨き角度センサー | 専用アプリ | 重量 | 充電時間 | 使用時間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() ![]() ドルツ EW-DM63 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 5949 | ヨコ:31,000回/分 | 2つのモード | なし | なし | 不可 | 55 | 17 | 7 |
![]() ![]() ドルツ EW-DL38 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 8673 | ヨコ:31,000回/分 | 2つのモード | ある(音のみ) | なし | 可能 (一部機能のみ) | 95 | 17 | 22 |
![]() ![]() ドルツ EW-DL58 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 14009 | ヨコ:31,000回/分 | 3つのモード | ある(音のみ) | なし | 可能 (一部機能のみ) | 95 | 17 | 22 |
![]() ![]() ドルツ EW-DA46 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 16475 | ヨコ:31,000回/分 | 3つのモード | ある(音のみ) | なし | 可能 (一部機能のみ) | 105 | 1 | 22 |
![]() ![]() ドルツ EW-DP36 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 20309 | ヨコ:31,000回/分 タテ:12,000回/分 | 3つのモード | ある(音のみ) | なし | 可能 (一部機能のみ) | 110 | 1 | 22 |
![]() ![]() ドルツ EW-DP56 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 26800 | ヨコ:31,000回/分 タテ:12,000回/分 | 5つのモード | ある(音のみ) | なし | 可能 (一部機能のみ) | 110 | 3 | 22 |
![]() ![]() ドルツ EW-DT72 |
Amazon
楽天 Yahoo | レビュー | 32927 | ヨコ:31,000回/分 タテ:12,000回/分 | 5つのモード | ある(音と光) | ある | 可能 | 110 | 3 | 16 |
ここからは、ドルツのおすすめ機種をご紹介します。
比較表を見ても、どの機種を選ぶか悩んでしまう人は参考にしてください!
本体カラー | ホワイト、ブラック |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシングモード | 3つのモード*1 |
重量 | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約1時間*2 |
使用時間 | 22日間*3 (Wクリーンモードは11日間) |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約235 × 29 × 35mm (ブラシを含む) |
*1:3つのブラッシングモード=「Wクリーンモード・ノーマルモード・ソフトモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
まず、コスパの良いドルツの電動歯ブラシを選びたい人は、「ドルツ EW-DP36」をオススメします。
ドルツ EW-DP36は、
といった特徴があります。
ドルツ EW-DP36以外に「タタキ磨き」を搭載している機種は、
の2機種です。
ドルツ EW-DP36の価格は20,309円なので、上記2機種と6,000円から12,000円の差があります。
また、充電時間は約1時間だけであり、最上位機種の「ドルツ EW-DT72」よりも短いです。
ドルツ EW-DP36は決して価格の安い機種ではありませんが、性能面などを考えると非常にコスパが良い電動歯ブラシです。
コスパの良い機種を選びたい人は、ドルツ EW-DP36を検討してみてはいかがでしょうか。
本体カラー | ブルー、ピンク |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ |
ブラッシングモード | 2つのモード*1 |
重量 | 約95g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約17時間*2 |
使用時間 | 22日間*3 |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約216 × 27 × 30mm (ブラシを含む) |
*1:2つのブラッシングモード=「ノーマルモード・ソフトモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
押しつけ防止センサー搭載機種を選びたい人は、「ドルツ EW-DL38」をオススメします。
「押しつけ防止センサー」を搭載している2022年モデルの中で、最も価格の安い機種がドルツ EW-DL38です。
執筆時点での価格は8,673円で、比較的に安い電動歯ブラシといえます。
押しつけ防止センサーの性能だけで比較すると、最上位機種のドルツ EW-DT72以外は全く同じ性能です。
そのため、押しつけ防止センサーのために、上位モデルの「ドルツ EW-DP56」といった高価な機種を購入する必要がありません。
押しつけ防止センサー以外の「ブラッシングモード」や「急速充電」に魅力を感じる場合のみ、ドルツ EW-DL38よりも上位機種を選択すべきです。
本体カラー | シルバー |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシングモード | 5つのモード*1 |
重量 | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*2 |
使用時間 | 16日間*3 (WクリーンとWガムケアは11日間) |
アプリ連携 | 可能 |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) |
*1:5つのブラッシングモード=「Wクリーンモード・ノーマルモード・ソフトモード・センシティブモード・wガムケアモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツアプリを利用して歯磨きしたい人は、「ドルツ EW-DT72」がオススメです。
ドルツ EW-DT72以外の機種だと、
という機種しかありません。
やはりドルツのアプリは全機能を利用できないと、ソニッケアーやオーラルBのアプリと比べて見劣りする部分があります。
しかし、ドルツ EW-DT72の執筆時点での価格は32,927円なので、気軽に購入できる機種ではありません。
価格的に厳しい場合は、旧機種の「ドルツ EW-DT52(2021年モデル)」を選択するのもいいでしょう。
ドルツ EW-DT52は、2021年モデルの最上位機種なのでドルツアプリの機能を十分に利用できます。
執筆時点での価格は18,880円と、2022年モデルのドルツ EW-DT72と比べれば安価です。
ドルツ EW-DT52(2021年モデル)
ドルツ EW-DT72(2022年モデル)
パナソニックのドルツのデメリットや注意点についても知っておきましょう。
電動歯ブラシには、アプリと連携できる機種がいくつかあります。
2023年3月時点でのアプリの評価を見てみると、ドルツのアプリは評価が高くありません。
専用アプリ | Appleストアの評価 | Google Playの評価 |
---|---|---|
ドルツのアプリ | 星2.1 | 星3.1 |
ソニッケアーのアプリ | 星4.4 | 星4.2 |
Oral-Bのアプリ | 星4.4 | 星3.9 |
ソニッケアーやオーラルBのアプリと比較すると、アプリのレビュー自体も少なく、あまり魅力的に感じていない人が多いようです。
電動歯ブラシでアプリを活用して歯磨きしたい人は、そもそもドルツではなく、ソニッケアーやオーラルBを購入したほうが満足できるかもしれません。
ドルツの電動歯ブラシには、トラベルケースが付属される機種があります。
電動歯ブラシやブラシヘッドを旅行や出張で持ち運ぶときに、トラベルケース(専用ケース)に入れて持ち歩けます。
しかし、ドルツのトラベルケースには充電機能がありません。
ソニッケアーやオーラルBであれば、
の2種類があります。
それに対して、ドルツは充電機能がないトラベルケースしか存在しないため、旅行や出張が多い人にとっては不便に感じるかもしれません。
充電器台を旅行や出張に持っていけば、充電切れの心配はなくなりますが、荷物が増えてしまいます。
旅行や出張が多い人は、ドルツよりもソニッケアーやオーラルBのほうがオススメです。
これは電動歯ブラシの保証期間が過ぎた後の話になります。
保証期間が過ぎたとしても、一定期間は電動歯ブラシの有償修理を受け付けています。
しかし、有償修理の受け付けにも期限があります。
電動歯ブラシの取扱説明書をよく読むと、「補修用性能部品の保有期間」について記載があるはずです。
その補修用性能部品の保有期間が終了すると、修理のために必要な部品をメーカーでさえ所持しません。
有名な電動歯ブラシメーカー3社の場合、補修用性能部品の保有期間は以下のように決まっています。
有名な電動歯ブラシ | 補修用性能部品の保有期間 |
---|---|
パナソニックのドルツ(EW DP56) | 製造終了後5年 |
フィリップスのソニッケアー(HX9337) | 製造終了後6年 |
ブラウンのOral-B(iO9) | 製造終了後6年 |
表のとおり、パナソニックのドルツは他社と比べて、補修用性能部品の保有期間が1年間短いのです。
「同じ電動歯ブラシを長く使用するつもりだ」という人は、ソニッケアーやブラウンのほうが安心できるかもしれません。
続いて、パナソニックのドルツの特徴について解説していきます。
ドルツの大きな魅力は、替えブラシの価格が安いことです。
有名な電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 1,100円 (2023年3月のクリーン&ホワイトブラシ2本) |
フィリップスのソニッケアー | 2,764円 (2023年3月のクリーンプラス レギュラー3本) |
ブラウンのOral-B | 2,330円 (2023年3月のマルチアクションブラシ4本) |
上記表をもとに、替えブラシ1本あたりの価格を計算すると、以下のとおりになります。
有名な電動歯ブラシ | 替えブラシ1本あたりの価格 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 550円 |
フィリップスのソニッケアー | 921円 |
ブラウンのOral-B | 582円 |
まず、ソニッケアーは1本あたり921円で高い価格であることが分かります。
次に、ブラウンのオーラルBは1本あたり582円で安い価格に見えますが、これはオーラルBの替えブラシで特別価格の安い物です。
オーラルBの「iOシリーズ」に装着することはできず、下位機種やエントリーモデルの機種にしか装着できないブラシです。
それに対して、ドルツの替えブラシは安い替えブラシであっても、ほとんどの機種に取り付けることができます。
「替えブラシが安い電動歯ブラシがいい」「大手メーカーの電動歯ブラシがいい」という場合は、ドルツは最有力候補だといえるでしょう。
なお、大手メーカーでなくてもいい場合には、「電動歯ブラシサブスク」なども選択肢になります。
本体重量を他社と比較すると、ドルツの電動歯ブラシは軽量だといえるでしょう。
有名な電動歯ブラシ | 本体重量の範囲 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 約55~105g |
フィリップスのソニッケアー | 約97~144g |
ブラウンのOral-B | 約103~141g |
ソニッケアーとオーラルBの本体重量は以下の記事をもとに記載しています。
手磨きブラシと比べると、重たいことに変わりありませんが、少しでも軽量な機種を選びたいならドルツは良い選択肢になるでしょう。
充電時間が短いことも、ドルツの特徴の1つです。
有名な電動歯ブラシ | 充電時間の範囲 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 約1~17時間 |
フィリップスのソニッケアー | 約16~48時間 |
ブラウンのOral-B | 約3~22時間 |
ソニッケアーとオーラルBの充電時間は以下の記事をもとに記載しています。
普段の生活では充電時間を気にする必要はそれほどありませんが、災害時や停電時に使用しやすくなるでしょう。
ドルツの場合、充電時間が短いことに加えて使用できる時間も長い点も魅力的です。
電動歯ブラシといえば、動作音が気になる人も多いでしょう。
ドルツは「音波式電動歯ブラシ」であり、他の電動歯ブラシと比べても動作音はそこまで大きくありません。
日本製ということもあって、動作音の大きさについては考えられています。
ただし、WクリーンモードやWガムケアモードなどの「タタキ磨き」は、動作音が大きい傾向にあります。
やはりパワフルなブラッシングモードになるほど、動作音が大きくなってしまうようです。
反対に、動作音が大きい傾向にある電動歯ブラシは「オーラルB」です。オーラルBの下位機種やエントリーモデルは「ガガガ」という回転音が気になります。ただし、上位機種のiOシリーズであれば、音は控えめになっています。
本記事では、パナソニックのドルツを徹底比較し、オススメの3機種をご紹介しました。
「比較表を見ても、どの機種を選べばいいか分からない」という人は、以下の3機種から選んでみてはいかがでしょうか。
ドルツのおすすめ3機種をすぐに見る
また、本記事で比較した7機種のドルツは、全てレビュー記事を投稿しています。
もし、悩んだ際はレビュー記事も参考にしていただければ幸いです。
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