忙しくて歯磨きできない人は「電動歯ブラシ」で時短!多忙なスケジュールでも健康な歯を保つ方法
毎日の歯磨きが健康な歯を保つために大事であることは周知の事実です。
しかし、時間のない朝や疲れ切ってしまった夜には、「歯磨きするのが面倒だ」と感じてしまう人も多いでしょう。
そんな人にオススメしたいのが電動歯ブラシです。
電動歯ブラシは手磨きブラシよりも効率的に歯垢を除去できます。
さらに、手磨きブラシとは違い、手を細かく左右に動かす必要がない点も電動歯ブラシの魅力です。
本記事では、
- 忙しい人に電動歯ブラシをオススメする理由。
- 電動歯ブラシと手磨きブラシの違い。
- 電動歯ブラシのデメリット。
- どんな電動歯ブラシを選ぶべきか。
について詳しくお伝えしていきます。
忙しい人に電動歯ブラシをオススメする理由
忙しい人に電動歯ブラシをオススメする理由は以下の2つです。
- 効率的に歯垢除去できる。
- 歯磨き時間を統一できる。
効率的に歯垢除去できる
電動歯ブラシは手磨きブラシよりも効率的に歯垢除去できます。
手磨きブラシだと、ダラダラと長時間磨いてしまったり、意識して手を細かく動かす必要があったりと負担が大きいと感じる人は多いでしょう。
一方で、電動歯ブラシは約2~3分程度の歯磨き時間が推奨されています。
電動歯ブラシメーカーによっては、3分以上の使用は歯科医へ相談することを推奨しています。
口腔内を四分割し、それぞれを各30秒から45秒で磨くことをお勧めします(全体では、2~3分)
ブラウン オーラルBのよくある質問
3分以上のご使用は、歯科医へご相談下さい
つまり、歯や歯ぐきを傷つけないためにも、電動歯ブラシはダラダラと長時間使用せず、パッと短時間で歯磨きすることが重要です。
朝の忙しい時間でも2~3分の歯磨き時間は確保できるのではないでしょうか。
さらに、電動歯ブラシは「振動の力」や「回転の力」だけで歯垢を除去する性能があります。
そのため、手磨きブラシのように左右に細かく手を動かす必要がありません。
電動歯ブラシの場合は、左右に細かく手を動かすと、磨き残しを増やす可能性が増えるので推奨されていません。
電動歯ブラシを使用するときは、「歯にブラシを優しく当ててゆっくりとスライドさせるように動かすこと」が重要です。
手磨きブラシよりも手や腕が疲れることが少なく、仕事終わりで疲れ切った人でも上手に歯磨きできるでしょう。
歯磨き時間を統一できる
忙しい人にとって、歯磨きの時間を統一できることは魅力的です。
当然ながら、手磨きブラシには歯磨きしている時間を教えてくれる機能はありません。
そのため、歯磨きの時間にバラつきが生まれやすく、歯磨きを頑張っていたら思ったよりも時間が経っていた経験がある人も多いでしょう。
一方で、電動歯ブラシの場合は「歯磨き時間お知らせタイマー」「カドペーサー機能」などの機能があります。
30秒ごとに電動歯ブラシの振動が一瞬だけ止まり、どれくらい歯磨きしていたかを使用者に伝えてくれます。
そして、電動歯ブラシはこの機能を利用し、以下のように歯磨きすることが推奨されているのです。
このように口を4分割するイメージを持ち、1箇所あたり30秒ほど磨くことで全ての歯を2分間でブラッシングできます。
毎日の歯磨き時間を統一できるので、歯磨きに余計な時間を割くことはありません。
このように、電動歯ブラシは忙しい人ほどオススメのオーラルケア用品なのです。
電動歯ブラシと手磨きブラシの違い
電動歯ブラシと手磨きブラシの大きな違いは「手や腕の使い方」です。
歯磨き用品 | 手や腕の使い方 |
---|---|
手磨きブラシ | 左右に細かく動かす。 |
電動歯ブラシ | 一方向にゆっくりとスライドさせる。 |
手磨きブラシだと、ブラシが振動しないので手による動きで歯垢を取り除く必要があります。
何度も同じ動きを繰り返すため、手や腕が疲れてしまいます。
一方、電動歯ブラシだと、ブラシを歯に当てたら一方向にゆっくりとスライドさせるだけです。
全ての歯にブラシをゆっくりと当てることだけ意識すれば、きちんと歯垢を除去できます。
電動歯ブラシを使用すれば、手や腕を動かす量が減るため、歯磨きの手間を減らすことにつながるでしょう。
電動歯ブラシのデメリット・注意点
電動歯ブラシの魅力だけではなく、電動歯ブラシのデメリットや注意点についても隠さずにお伝えします。
電動歯ブラシのデメリット・注意点は以下のとおりです。
- 本体も替えブラシも手磨きブラシより高価。
- 使い方を間違えると歯や歯ぐきを傷つける可能性がある。
- 一般的な歯磨き粉と相性が悪い。
- ペースメーカーや除細動器と相性が悪い。
- 旅行や出張が多い人は持ち運びがやや大変。
それぞれ簡単に解説していきます。
本体も替えブラシも手磨きブラシより高価
まず、電動歯ブラシは本体と替えブラシの価格が手磨きブラシより高いです。
電動歯ブラシ本体の価格は、約2,000~50,000円ほどで幅広いです。
安くても約2,000円程度なので、手磨きブラシと比べると高価であるといえるでしょう。
また、電動歯ブラシは定期的に替えブラシを交換する必要があります。
電動歯ブラシの替えブラシは約3ヵ月ごとに交換することが推奨されています。
そして、替えのブラシの価格は1本あたり約400~1,400円程度です。
なお、日本メーカーの替えブラシは価格が安い傾向があり、海外メーカーの替えブラシは価格が高い傾向があります。
替えブラシの価格を抑えたい人は、日本メーカーの「パナソニック ドルツ」や「オムロンの電動歯ブラシ」を選んでみてはいかがでしょうか。
使い方を間違えると歯や歯ぐきを傷つける可能性がある
電動歯ブラシは効率的に歯垢除去できる反面、使い方を間違えると歯や歯ぐきを傷つける可能性があります。
簡単にいえば、電動歯ブラシは手磨きブラシよりも歯や歯ぐきへの刺激が強いのです。
たとえば、以下のような使い方すると、歯や歯ぐきを傷つけてしまうかもしれません。
- 力強く歯にブラシを押し当てる。
- 電源をONにした後、同じ歯にずっとブラシを当て続ける。
- 電源をONにした後、ブラシのプラスティック部分を歯にぶつける。
電動歯ブラシと手磨きブラシは歯磨きの仕方が違います。
もし電動歯ブラシを使う場合は、正しい使い方を軽くでも知っておくことをオススメします。
一般的な歯磨き粉と相性が悪い
電動歯ブラシは「一般的な歯磨き粉と相性が悪い」という点も忘れてはいけません。
市販の歯磨き粉で人気が高いのはペーストタイプの歯磨き粉です。
しかし、ペーストタイプの歯磨き粉は、
- 発泡剤が配合されている。
- 研磨剤が配合されている。
という特徴があるのが一般的です。
発泡剤が含まれていると、電動歯ブラシに付けたときに泡立ちが良すぎて、歯をきちんと磨けているか分かりづらくなります。
そのため、電動歯ブラシに付ける歯磨き粉には、発泡剤が含まれていないほうが望ましいとされます。
また、研磨剤が含まれている歯磨き粉は、電動歯ブラシに付けることが推奨されていません。
なぜなら、電動歯ブラシメーカーのブラウンは「研磨剤によって歯が削れる可能性がある」と明記しています。
ブラウンオーラルB 電動歯ブラシは高速回転により歯垢を除去していますが、通常の歯磨き粉を使用すると研磨剤により、歯が削れてしまったり、口の中が泡だらけになることもあるので、ジェルタイプのものをおすすめしています。
電動歯ブラシ「オーラルB」の正しい使い方・磨き方より引用
そのため、手磨きブラシの場合は問題がなくとも、電動歯ブラシのときは研磨剤入りの歯磨き粉を使用するべきではないでしょう。
電動歯ブラシに付ける歯磨き粉として相性が良いのは「ジェルタイプ」の歯磨き粉です。
ジェルタイプの歯磨き粉には以下の特徴があります。
- 発泡剤が含まれていない、または微配合。
- 研磨剤が含まれていない、または微配合。
発砲剤や研磨剤がペーストタイプより少ないため、ジェルタイプの歯磨き粉は電動歯ブラシに適しています。
ペースメーカーや除細動器と相性が悪い
電動歯ブラシはペースメーカーや除細動器と相性が悪いです。
電動歯ブラシによっては、「ペースメーカーや除細動器が誤作動を引き起こす可能性がある」と取扱説明書に明記してあります。
ペースメーカーや除細動器を使用している場合は、電動歯ブラシの使用は基本的に避けるべきでしょう。
旅行や出張が多い人は持ち運びがやや大変
旅行や出張が多い人は、電動歯ブラシの持ち運びがやや大変に感じてしまうかもしれません。
電動歯ブラシは手磨きブラシと比べて、大きくて重たいので荷物がかさばってしまいます。
一部の上位機種は、トラベルケースという専用の持ち運びケースがあります。
そのため、旅行や出張が多い人はトラベルケースが付属されている電動歯ブラシがオススメです。
どんな電動歯ブラシを選ぶべきか
どんな電動歯ブラシを選ぶべきかについて簡単にお伝えします。
電動歯ブラシを選ぶときは以下の点に注目してみてください。
- 替えブラシの価格で選ぶ
- 利用人数で選ぶ
- 機能で選ぶ
- 付属品で選ぶ
- 動作音の大きさで選ぶ
- 電源方式で選ぶ
- ブランドで選ぶ
- 保証期間で選ぶ
全てを解説すると長くなってしまうため、電動歯ブラシの選び方を詳しく知りたい人は以下の記事をご覧ください。
まとめ
本記事では、忙しくて歯磨きできない人に向けて電動歯ブラシをオススメする理由についてお伝えしました。
電動歯ブラシの歯磨き時間は約2~3分程度が推奨されています。
また、手磨きブラシとは違って、電動歯ブラシは左右に細かく手を動かす必要がありません。
どれだけ忙しい朝の時間でも、約2~3分程度の歯磨き時間なら確保できるはずです。
どれだけ疲れ切っている夜でも、左右に細かく手を動かす必要がないのでらくらくです。
多忙なスケジュールの中でも健康な歯を保つために、電動歯ブラシを使ってみてはいかがでしょうか。