ソニッケアーとオムロンを比較!価格や性能で比較したらおすすめはどっち?
電動歯ブラシについて調べると、ソニッケアーとオムロンの電動歯ブラシの違いについて気になってくる人が多いでしょう。
そこで本記事では、ソニッケアーとオムロンをさまざまな項目で比較します。
それぞれの特徴やメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
ソニッケアーとオムロンの電動歯ブラシを徹底比較
項目 | ソニッケアー | オムロン |
---|---|---|
価格 | 5,330円~ | 2,000円~ |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
ブラッシングモード | 1つ~ | 1つ~ |
充電時間 | 約16時間 約24時間 約48時間 | 約10時間 |
使用時間 | 14日間 | 7日間 10日間 |
アプリ評価 | Appleストア:星4.4 Google Play:星4.1 | アプリ無し |
電源方式 | 充電式 | 充電式 乾電池式 |
*:比較表は「フィリップスのソニッケアー性能比較表」や「オムロンの電動歯ブラシ性能比較表」をもとに作成しています。
*:充電切れから満充電になるまでの時間。
*:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合。
価格を比較
ソニッケアーは5,000円台の「ソニッケアー2100」が最安モデルです。
それに対して、オムロンの電動歯ブラシは2,000円台の「オムロン HT-B222」が最安モデルです。
電動歯ブラシの本体価格で比べると、オムロンのほうが安価な機種が多い傾向にあります。
価格の安い電動歯ブラシを探している場合は、オムロンの電動歯ブラシから探してみてもいいでしょう。
また、オムロンの価格が安いのは本体価格だけではありません。
オムロンの電動歯ブラシは、替えブラシの価格も非常に安価です。
電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
ソニッケアー | 約900~1,400円/本 |
オムロン | 約400~600円/本 |
電動歯ブラシの替えブラシは、約3ヵ月ごとに交換することが推奨されています。
そのため、ランニングコストを抑えたい人は、ソニッケアーよりもオムロンの電動歯ブラシのほうがオススメです。
種類を比較
電動歯ブラシには、大きく分けて3つの種類があります。
そして、ソニッケアーとオムロンは「音波式電動歯ブラシ」です。
音波式電動歯ブラシは最もベーシックな種類であり、ブラシの形状は手磨きブラシと同じです。
音波式電動歯ブラシと他の種類の電動歯ブラシとの違いを以下表にまとめます。
項目 | 歯垢除去のパワー | 動作音 |
---|---|---|
音波式電動歯ブラシ | 普通 | 普通 |
丸型回転式電動歯ブラシ | 強い | 大きめ |
超音波式電動歯ブラシ | 弱い | 小さい |
音波式電動歯ブラシは「振動の力」で歯垢を除去します。
一方で、丸型回転式電動歯ブラシは「回転の力」を主力にして歯垢を除去します。
ブラシの動きが大きいのは、丸型回転式電動歯ブラシなので、一般的には丸型回転式電動歯ブラシのほうが歯垢を除去するパワーが強いです。
ただし、歯垢を除去するパワーが強い反面、歯や歯ぐきへの刺激も強いので、きちんと正しい使い方を意識しなければいけません。
また、動作音を比較すると、音波式電動歯ブラシは「ブゥゥーン」という振動の音。
丸型回転式電動歯ブラシは「ガガガガ」というギアが回転する音がします。
動作音の静かな機種を選びたい人にとって、ソニッケアーやオムロンは良い選択肢であるといえるでしょう。
充電時間と使用時間を比較
まず、ソニッケアーは充電時間が長い傾向にあります。
ソニッケアー | 充電時間 |
---|---|
4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス | 約48時間 |
ソニッケアー2100 | 約24時間 |
ソニッケアー9900 プレステージ | 約16時間 |
執筆時点では、最上位機種の「ソニッケアー9900 プレステージ」であっても約16時間の充電が必要です。
ただ、ソニッケアーはほぼ全ての機種に充電器台が付属されており、家で使用する分には充電時間の長さをあまり気にする必要がありません。
それに対して、オムロンの充電時間は基本的に約10時間で統一されています。
充電時間の短さでは、ソニッケアーよりもオムロンのほうが優れているといえるでしょう。
一方で、使用可能時間の長さでは、オムロンよりもソニッケアーが優れています。
ソニッケアーの使用可能時間は約14日間の機種がほとんどです。
それに対して、オムロンの使用可能時間は約7~10日ほどです。(電池式を除く。)
ソニッケアーのほうがフル充電時に使用できる期間が長いため、充電器無しで旅行や出張に持っていきやすいでしょう。
アプリの評価で比較
ソニッケアーを始め、オーラルB・ドルツなど大手メーカーの電動歯ブラシには「専用アプリ」が存在します。
しかし、オムロンの電動歯ブラシには専用アプリが存在しません。
そのため、アプリを活用しながら電動歯ブラシを使いたい人は、オムロンよりもソニッケアーを選ぶべきでしょう。
電動歯ブラシのアプリ | ストアの評価 |
---|---|
ソニッケアーのアプリ | Appleストア評価: Google Playストア評価: 4.1 | 4.4
オムロンのアプリ | 無し |
*アプリ機能・評価は執筆時点(2023年10月16日)の評価。
ソニッケアーのアプリでは、AIを活用した機能などを利用でき、利用者からの評価が高いです。
ソニッケアー以外の電動歯ブラシアプリだと、ブラウンのオーラルBが高く評価されています。
電動歯ブラシでアプリを利用したい場合は、ソニッケアーやオーラルBなどの海外メーカーの電動歯ブラシを購入したほうが満足できるでしょう。
電源方式を比較
最後に、電源方式について比較していきます。
ソニッケアーは「充電式」の電動歯ブラシがほとんどです。
Philips Oneなどの一部機種は乾電池式ですが、基本的には充電式の電動歯ブラシを販売しています。
一方で、オムロンの電動歯ブラシは「充電式」と「乾電池式」の両方が販売されています。
基本的には充電式の電動歯ブラシがオススメですが、乾電池式のほうが好みだという人もいるでしょう。
乾電池式の電動歯ブラシは、充電式よりも振動力が弱い傾向にありますが、充電の手間がないという利点はあります。
また、新品の乾電池を入れることで、長期間の旅行や出張に持ち運びやすい点も魅力です。
その他にも、乾電池式の電動歯ブラシのほうが処分するときに手間がかからないなどのメリットが存在します。
性能や機能面では充電式に劣りますが、乾電池式の電動歯ブラシも悪い選択肢ではありません。
乾電池式の電動歯ブラシを探す場合には、オムロンの電動歯ブラシを検討してみてください。
【結論】ソニッケアーとオムロンはどっちの方がいい?
ここで、ソニッケアーとオムロンのどちらがいいのかについて個人的な見解をお伝えします。
ランニングコストを抑えたいならオムロンがオススメ
電動歯ブラシのランニングコストを抑えたいと考えている人は、ソニッケアーよりもオムロンのほうがオススメです。
電動歯ブラシは替えブラシを定期的に購入する必要があります。
ブラシを定期的に交換しないと、歯垢の除去性能が落ちたり、衛生的に問題があったりします。
そのため、「替えブラシ1本あたりの価格」は電動歯ブラシのランニングコストに直結するといえるでしょう。
そして、ソニッケアーは替えブラシが高く、オムロンは替えブラシが安い傾向にあります。
電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
ソニッケアー | 約900~1,400円/本 |
ドルツ | 約400~600円/本 (トータルケアブラシを除く) |
約2倍の価格差があるため、電動歯ブラシのランニングコストを抑えたい人にはオムロンがオススメです。
また、本体価格だけ見ても、オムロンのほうが安い機種が多いため、初期費用の面でもソニッケアーより手頃でしょう。
アプリを使用したいならソニッケアーがオススメ
アプリを使用したいと考えている人は、オムロンよりもソニッケアーのほうがオススメです。
オムロンの電動歯ブラシには、そもそもアプリが用意されていません。
一方で、ソニッケアーにはアプリが用意されており、上位機種からアプリを活用して歯磨きできます。
ソニッケアーのアプリを利用すると、「SenseIQ」という特別な機能を利用できます。
SenseIQが起動すると、ブラッシング中の動きや圧力をリアルタイムに検知します。
そして、検知した情報を頼りに、歯にブラシを押し当てる力が強いときは自動で強度が調整されるなど常に自動で最適な設定が維持してくれるのです。
アプリを活用しながら電動歯ブラシを使用することで、歯磨きの習慣化に役立つ側面もあります。
ソニッケアーならではの特徴・メリット
続いて、ソニッケアーならではの特徴・メリットについて解説していきます。
音波水流という技術で歯垢を落とす
ソニッケアーは「音波水流」という技術によって、歯垢を落とす能力が高いといわれています。
ソニッケアーは、粘着性の高い歯垢を効率的に除去するために、毎分約31,000回の高速振動と、ブラシヘッドの幅広い振幅によって唾液を利用した液体流動が、やさしく、効果的に歯垢を除去します。
フィリップス 音波水流 より引用
通常の電動歯ブラシよりも幅広い振動を発生させることで、より歯垢の除去力を高めているのです。
この音波水流という技術は、全てのソニッケアーに搭載されています。
そのため、価格の安い「ソニッケアー 2100」であっても、歯をキレイに磨きやすいでしょう。
過圧防止機能を搭載した機種が安い
過圧防止機能を搭載した機種が安い点もソニッケアーの魅力です。
過圧防止機能とは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能のことです。
電動歯ブラシに慣れていない人ほど、この過圧防止機能(または押しつけ防止センサー)が搭載された機種をオススメします。
執筆時点(2023年10月)では、「ソニッケアー3100」が過圧防止機能を搭載していながらも6,980円と比較的に安いです。
電動歯ブラシの本体保証が長い
ソニッケアーは電動歯ブラシ本体の保証期間が長いことで知られています。
有名な電動歯ブラシ | 保証期間 |
---|---|
オムロンの電動歯ブラシ | 購入日から1年間 |
フィリップスのソニッケアー | 購入日から2年間 |
パナソニックのドルツ | 購入日から1年間 |
ブラウンのオーラルB | 購入日から1年間 |
※保証期間については一部例外がある可能性はあります。
オムロン・ドルツ・オーラルBは保証期間が1年間しかありません。
一方で、ソニッケアーの保証期間は2年間であり、他社よりも1年間長いです。
保証期間が長いため、他社の電動歯ブラシよりも安心して利用しやすいでしょう。
オムロンならではの特徴・メリット
オムロンならではの特徴・メリットについても解説していきます。
本体重量が軽い
オムロンの電動歯ブラシは、全電動歯ブラシの中でも本体重量が軽い傾向があります。
電動歯ブラシ | 重量 |
---|---|
オムロン | 約36~64g |
ドルツ | 約90~110g |
ソニッケアー | 約97~144g |
オーラルB | 約103~141g |
大手メーカーの電動歯ブラシには100g以上の機種が多く、約36~64gのオムロンは非常に軽量だといえるでしょう。
電動歯ブラシの本体重量が軽量だと、子どもやお年寄りが歯磨きで疲れにくくなります。
子どもやお年寄りに電動歯ブラシをプレゼントする場合は、オムロンやドルツなどの軽量な電動歯ブラシのほうが好まれるでしょう。
替えブラシが安い
繰り返しになりますが、替えブラシの価格が安いことでランニングコストを抑えることができます。
ソニッケアーやオーラルBなどの海外メーカーの電動歯ブラシは替えブラシの価格が高いです。
特にソニッケアーの替えブラシは1本あたり約900~1,400円と高価な部類です。
一方で、オムロンやドルツなどの日本メーカーの電動歯ブラシは替えブラシが安い傾向があります。
オムロンは替えブラシが1本あたり約400~600円ほどで購入できます。
ただし、オムロンは機種によって対応する替えブラシが異なるので注意が必要です。
たとえば、オムロン HT-B210という機種は、「SB-142 タイプ2」という替えブラシは装着可能です。
しかし、「SB-070 タイプ0」という替えブラシは装着できません。
オムロンの電動歯ブラシを購入した際は、以下の記事などで対応する替えブラシを確認することをオススメします。
ブラシ部分が11度傾いている(上位機種)
オムロンの上位機種に限りますが、ブラシ部分が11度傾いている機種があります。
- オムロン HT-B315
- オムロン HT-B324
11度傾いていることで、ブラシを奥歯に当てやすく、口を大きく開けられない人でも歯磨きしやすいです。
他社の大手メーカーでは上位機種であっても、ブラシが11度傾いている機種は多くありません。
「電動歯ブラシは奥歯が磨きにくい」と感じている人は、オムロンの上位機種を検討してみてください。