オーラルBとドルツを比較!価格や性能で比較したらおすすめはどっち?
電動歯ブラシについて調べると、オーラルBとドルツの違いについて気になってくる人が多いでしょう。
そこで本記事では、オーラルBとドルツをさまざまな項目で比較します。
それぞれの特徴やメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
オーラルBとドルツを徹底比較
項目 | オーラルB | ドルツ |
---|---|---|
価格 | 2,362円~ | 5,656円~ |
種類 | 丸型回転式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
ブラッシングモード | 2つ~ | 2つ~ |
充電時間 | 約3時間 約12時間 約16時間 約22時間 | 約1時間 約2時間 約3時間 約17時間 |
使用時間 | 8日間 10日間 12日間 14日間 | 7日間 16日間 22日間 |
アプリ評価 | Appleストア:星4.4 Google Play:星3.9 | Appleストア:星2.0 Google Play:星3.0 |
特別な機能 | ディスプレイによる視覚ガイド。 | W音波振動 |
*:比較表は「ブラウンのオーラルB性能比較表」や「パナソニックのドルツ性能比較表」をもとに作成しています。
*:充電切れから満充電になるまでの時間。
*:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合。
価格を比較
オーラルBは2,000円台の「すみずみクリーン2022年モデル」が最安モデルです。
それに対して、ドルツは5,000円台の「ドルツ EW-DM63」が最安モデルです。
電動歯ブラシの本体価格で比べると、オーラルBのほうが安価な機種が多い傾向にあります。
価格の安い電動歯ブラシを探している場合は、オーラルBから探してみてもいいでしょう。
一方で、替えブラシの価格を比べると、オーラルBよりもドルツのほうが安価です。
電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
オーラルB | 約500~1,100円/本 |
ドルツ | 約400~600円/本 |
電動歯ブラシの替えブラシは、約3ヵ月ごとに交換することが推奨されています。
そのため、ランニングコストを抑えたい人は、オーラルBよりもドルツのほうがオススメです。
種類を比較
電動歯ブラシには、大きく分けて3つの種類があります。
そして、オーラルBは「丸型回転式の電動歯ブラシ」。
ドルツは「音波式電動歯ブラシ」です。
電動歯ブラシの種類ごとの特徴・違いを以下表にまとめます。
項目 | 歯垢除去のパワー | 動作音 |
---|---|---|
音波式電動歯ブラシ | 普通 | 普通 |
丸型回転式電動歯ブラシ | 強い | 大きめ |
超音波式電動歯ブラシ | 弱い | 小さい |
丸型回転式電動歯ブラシ、主にオーラルBは「回転の力」を主力にして歯垢を除去します。
一方で、ドルツを始めとした音波式電動歯ブラシは「振動の力」で歯垢を除去します。
ブラシの動きが大きいのは丸型回転式電動歯ブラシなので、一般的には丸型回転式電動歯ブラシのほうが歯垢を除去するパワーが強いです。
ただし、歯垢を除去するパワーが強い反面、歯や歯ぐきへの刺激も強いので、きちんと正しい使い方を意識しなければいけません。
また、動作音を比較すると、音波式電動歯ブラシは「ブゥゥーン」という振動の音。
丸型回転式電動歯ブラシは「ガガガガ」というギアが回転する音がします。
動作音の静かな機種を選びたい人には、ドルツなどの音波式電動歯ブラシのほうが良い選択肢といえるでしょう。
充電時間と使用時間を比較
充電時間と使用時間を見ると、オーラルBよりもドルツのほうが優れている機種が多いです。
オーラルBの充電時間は約3~22時間です。
約3時間で充電できる最上位機種を除くと、約10時間以上の充電が必要になります。
それに対して、ドルツの充電時間は約1~17時間です。
ドルツは最上位機種ではなくとも、充電時間が短く、約1~3時間程度でフル充電になります。
つまり、充電時間の短さでは、オーラルBよりもドルツのほうが優れているといえるでしょう。
また、使用可能時間の長さについてもオーラルBよりドルツが優れています。
オーラルBの使用可能時間は約8~14日間です。
それに対して、ドルツの使用可能時間は約16~22日ほどです。
(一部エントリーモデルを除く。)
ドルツのほうがフル充電時に使用できる期間が長いため、充電器無しで旅行や出張に持っていきやすいでしょう。
アプリの評価で比較
オーラルBを始め、ドルツ・ソニッケアーなど大手メーカーの電動歯ブラシには「専用アプリ」が存在します。
そして、オーラルBとドルツのアプリ評価は以下のようになっています。
電動歯ブラシのアプリ | ストアの評価 |
---|---|
オーラルBのアプリ | Appleストア:星4.4 Google Play:星3.9 |
ドルツのアプリ | Appleストア:星2.0 Google Play:星3.0 |
*アプリ機能・評価は執筆時点(2023年10月19日)の評価。
アプリストアの評価で考えると、ドルツよりもオーラルBのアプリのほうが優れています。
オーラルBのアプリにはAIを活用した機能があり、アプリを利用することで磨き残しを減らすことが可能です。
電動歯ブラシのアプリを使用したい人は、ドルツよりもオーラルBのほうがオススメです。
特別な機能を比較
最後に、それぞれの特別な機能について比較していきます。
オーラルBの上位モデルには「ディスプレイによる視覚ガイド」が搭載されています。
ディスプレイによる視覚ガイドが搭載されているオーラルBは以下のとおりです。
オーラルB iO5 / オーラルB iO6 / オーラルB iO7 / オーラルB iO8 / オーラルB iO9 / オーラルB iO10
そして、ディスプレイによる視覚ガイドがあると、
- 使用中のブラッシングモードが一目で分かる
- 歯磨きの時間(2分間)をカウントしてくれる
- ブラシの交換タイミングをお知らせしてくれる
といったメリットがあります。
オーラルB以外の電動歯ブラシでは、ディスプレイが搭載されている機種がほとんどありません。
また、ドルツの上位モデルには「W音波振動」によるパワフルなブラッシングモードが搭載されています。
一般的な電動歯ブラシには、横方向の振動しかありません。
W音波振動があると、横方向の振動に加えて「縦方向の振動」が加わります。
横方向と縦方向の振動があることで、ブラシの動きがより大きくなり、歯垢をパワフルに除去できます。
【結論】オーラルBとドルツはどっちの方がいい?
ここで、オーラルBとドルツのどちらがいいのかについて個人的な見解をお伝えします。
ランニングコストを抑えたいならドルツがオススメ
電動歯ブラシのランニングコストを抑えたいと考えている人は、オーラルBよりもドルツのほうがオススメです。
電動歯ブラシは替えブラシを定期的に購入する必要があります。
ブラシを定期的に交換しないと、歯垢の除去性能が落ちたり、衛生的に問題があったりします。
そのため、「替えブラシ1本あたりの価格」は電動歯ブラシのランニングコストに直結するといえるでしょう。
そして、オーラルBは替えブラシが高く、ドルツは替えブラシが安い傾向にあります。
電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
オーラルB | 約500~1,100円/本 |
ドルツ | 約400~600円/本 (トータルケアブラシを除く) |
表のとおり、基本的にはオーラルBよりもドルツのほうが安いのです。
そのため、ランニングコストを抑えたいのであれば、基本的にはドルツをオススメします。
ただし、オーラルBの替えブラシが高い理由として、「iOシリーズの替えブラシが高価」という点が挙げられます。
iOシリーズ以外のオーラルB機種であれば、ドルツの替えブラシとも大きな差はありません。
「ランニングコストを抑えたいけどオーラルBの機種を使ってみたい」という人は、iOシリーズ以外のオーラルB機種を選んでみてください。
アプリを使用したいならオーラルBがオススメ
アプリを使用したいと考えている人は、ドルツよりもオーラルBのほうがオススメです。
オーラルBは基本的に上位機種からアプリを使用できるようになります。
一方で、ドルツはスタンダードモデルなどの安価な機種からアプリを使用できます。
ドルツのほうが良さそうに見えますが、ドルツの安価な機種ではアプリを使用しても動画の視聴しかできません。
また、単純なアプリの機能面で比較しても、オーラルBのほうが優秀です。
オーラルBとドルツのアプリでは以下のような機能が利用できます。
機種(メーカー) | アプリ機能 |
---|---|
オーラルB (ブラウン) | ・リアルタイムフィードバック ・AIブラッシングガイド ・ブラッシング評価 ・歯磨きコーチング |
ドルツ (パナソニック) | ・レッスン動画 ・押し付け過ぎお知らせ ・45度磨きのお知らせ ・歯磨き結果フィードバック ・カレンダー機能 |
オーラルBにはリアルタイムのフィードバック機能を始め、磨き残しを減らしてくれる機能があります。
ドルツのアプリも悪くありませんが、利用者からの評価はそこまで高くありません。
電動歯ブラシのアプリ | ストアの評価 |
---|---|
オーラルBのアプリ | Appleストア:星4.4 Google Play:星3.9 |
ソニッケアーのアプリ | Appleストア:星4.4 Google Play:星4.1 |
ドルツのアプリ | Appleストア:星2.0 Google Play:星3.0 |
以上のことから、電動歯ブラシのアプリを使いながら歯磨きしたい人は、ドルツよりもオーラルBのほうがオススメです。
オーラルBならではの特徴・メリット
オーラルBならではの特徴・メリットについても解説していきます。
丸型回転式の電動歯ブラシだからパワフルに歯磨きできる
一般的な電動歯ブラシは、手磨きブラシと同様に「だ円型」のブラシです。
一方で、オーラルBはブラシの形状が「丸型」です。
オーラルBは丸型のブラシであり、このブラシ部分が回転することで歯垢を除去します。
振動によってブラシが動く一般的な電動歯ブラシよりも、オーラルBのほうがブラシ部分の動きが大きいです。
ブラシ部分の動きが大きいので、オーラルBは一般的な電動歯ブラシよりもパワフルに歯磨きできます。
パワフルに歯磨きできる反面、歯にブラシを押し付ける力に気を付ける必要があります。
そのため、電動歯ブラシに慣れていない人は、オーラルBの押し付け防止センサーが搭載されている機種がオススメです。
ディスプレイなどの特別な機能が搭載されている
オーラルBの上位機種は、ディスプレイによる視覚ガイドなど特別な機能が搭載されています。
他社の上位機種でさえ、電動歯ブラシにディスプレイが搭載されている機種はほとんどありません。
また、AIを活用した機能なども取り入れており、オーラルBの上位機種は機能性に優れているといえるでしょう。
機能性に優れた電動歯ブラシを選びたい人は、オーラルBの上位機種をオススメします。
価格の安い機種から高い機種まで取り揃ってる
オーラルBは、安い機種から高い機種まで取り揃っている特徴があります。
価格の安い機種は2,362円の「すみずみクリーン 2022年モデル」、高い機種は49,280円の「オーラルB iO9」などが挙げられます。
価格の安い機種から高い機種まであることで、さまざまなニーズに応えています。
あらかじめ電動歯ブラシを購入する予算を決めているなら、オーラルBを吟味していくことで、自分にあった機種を見つけられるかもしれません。
ドルツならではの特徴・メリット
ドルツならではの特徴・メリットについても解説していきます。
本体重量が軽い
海外メーカーのオーラルBやソニッケアーと比べて、ドルツの本体重量は軽いです。
電動歯ブラシ | 重量 |
---|---|
ドルツ | 約90~110g |
ソニッケアー | 約97~144g |
オーラルB | 約103~141g |
ドルツは上位機種になると100gを超えますが、それ以外の機種は100g以下の機種がほとんどです。
一方で、オーラルBはほとんどの機種が100gを超えています。
子どもやお年寄りのために電動歯ブラシを購入する場合は、本体重量の軽いドルツのほうが好まれる可能性があるでしょう。
充電時間が短い
ドルツは充電時間の短い電動歯ブラシとして知られています。
一部の上位機種は「急速充電」に対応しており、充電し忘れていても短い時間でフル充電になります。
しかし、電動歯ブラシを家で使用することが多い人にとっては、あまり大きな利点には感じられないかもしれません。
使用後の電動歯ブラシは基本的に充電器台に置いて保管します。
そのため、電動歯ブラシは充電し忘れることが少なく、基本的にはずっとフル充電の状態です。
ただし、停電したときには充電時間の短い機種のほうが便利に感じるでしょう。
替えブラシが安い
ドルツは替えブラシが1本あたり約400~600円ほどで購入できます。
繰り返しになりますが、替えブラシの価格が安いことでランニングコストを抑えることができます。
また、「ドルツの替えブラシ対応表」を見ると分かりますが、替えブラシ自体の種類も多い点が特徴的です。
なお、2023年9月に発売された「トータルケアブラシEW0810」に限っては、1本あたり825円と少しお高めです。
しかし、無理に価格の高いトータルケアブラシを購入する必要はありません。
基本的にトータルケアブラシは、通常の替えブラシで満足できない人が購入するブラシヘッドです。