替えブラシに付いてるキャップって何のためにある?電動歯ブラシの「識別リング」を解説
電動歯ブラシの替えブラシに付いていたり、付属されていたりする「ゴム製のキャップ」ってありますよね。
このゴム製のキャップは「識別リング」と呼ばれるものです。
そして、「替えブラシに付いている識別リングって何のために付いているの?」と気になる人も多いのではないでしょうか。
この記事では、電動歯ブラシの替えブラシに付いている”識別リング”について解説していきます。
替えブラシに付いている「識別リング」とは
替えブラシに付いている識別リングとは、「替えブラシが誰のものなのか」をひと目で判別できるように色付けされたゴム製のキャップです。
もう少し嚙み砕いて説明すると、「複数の替えブラシを色で区別するためのキャップ」です。
識別リングを付けることで、誤って他人の替えブラシを使用することを防ぐことができます。
基本的には電動歯ブラシを使用する人が複数名いる場合にのみ活躍します。
そのため、「一人暮らしの方」や「電動歯ブラシの使用者が自分だけの方」は識別リングを意識して活用する必要はないでしょう。
反対に、電動歯ブラシの使用者が複数名いる場合には大活躍するでしょう。
例えば、
- 父親は青色の識別リングが付いた替えブラシ
- 母親は赤色の識別リングが付いた替えブラシ
- 子どもは黄色の識別リングが付いた替えブラシ
という色分けができます。
誤って他人の替えブラシを使用せずに済むので、衛生面で活躍してくれるでしょう。
識別リングを付けた場合と外した場合で性能に違いはある?
例外は存在するかもしれませんが、多くの電動歯ブラシでは識別リングを外しても性能が下がるなどの影響はありません。
例えば、パナソニックの「ドルツ」という電動歯ブラシの取扱説明書には、以下のように記載があります。
識別リングがない状態で使用しても性能に影響はありません。
パナソニック ドルツ ew-dp56の取扱説明書より
識別リングはあくまでも、「複数の替えブラシを色で区別するためのキャップ」なので、性能に影響を与えることはないでしょう。
しかし、一部機種によっては識別リングで性能が変わるかもしれないので、お使いの電動歯ブラシの取扱説明書を読むことをオススメします。
識別リングの付け方・外し方
識別リングの付け方と外し方を簡単に解説します。
識別リングの付け方
ブラシの凹部(みぞ)に識別リングの内部を被せるように、はめ込んで付けてください。
ブラシに対して識別リングを垂直に押し付けるようなイメージです。
識別リングを付けた後は簡単に外れないことを確認しましょう。ブラシの溝にしっかり入っていないと、簡単に外れてしまいます。
識別リングの外し方
親指で識別リングをなで上げるように優しくスライドさせます。
このときに無理に引っ張ると、破損の原因になる可能性があるので、あまり強い力で引っ張らないようにしましょう。
識別リングは構造上、溝にはめ込むように付いています。そのため、どこか1部分でも外すことができれば、スルッと外すことができます。
識別リングは単体で販売されているの?どうやって入手する?
識別リングについて理解できたところで、「欲しくなってきた!」という人もいるのではないでしょうか。
ここでは識別リングの入手方法について簡単に解説します。
識別リングの主な入手方法は以下のとおりです。
- 替えブラシの購入
- フリマサービスで購入(メルカリ等)
以下でそれぞれ解説します。
替えブラシの購入
まず、ほとんどの場合は替えブラシの購入によって、識別リングを入手することができます。
例えば、パナソニックの「ドルツ」やフィリップスの「ソニッケアー」であれば、識別リングが付いた状態で替えブラシを手に入れられるでしょう。
※ドルツやソニッケアーであっても、機種によっては識別リングがありません。
また、正規品ではなく互換品であれば、識別リングが付いているブラシも見つかります。
フリマサービスで購入(メルカリ等)
「必要ないと思って識別リングを捨ててしまった」「識別リングだけがもっと欲しい」という場合には、フリマサービスを利用するのも1つの手です。
フリマサービス、例えばメルカリなどでは「識別リングのみ」を販売している場合もあります。
識別リング単体で販売されていますが、特別安いわけではないではありません。
(識別リング3個でおよそ300円くらいです。)
そのため、基本的には替えブラシを購入して識別リングを入手するのがオススメです。
まとめ
この記事では、電動歯ブラシに付いているキャップである「識別リング」について解説しました。
繰り返しになりますが、識別リングは「替えブラシが誰のものなのか」をひと目で判別できるように色付けされたゴム製のキャップです。
そのため、一人暮らしの方であれば意識して活用する必要はありません。
反対に、複数名で電動歯ブラシを使用する環境であれば、替えブラシを区別するために識別リングは活躍するでしょう。
今まで識別リングを活用できていなかった人は、この機会に活用してみてはいかがでしょうか。