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電動歯ブラシの過圧防止(押し付け防止)を徹底比較!【ソニッケアー・オーラルB・ドルツ】

この記事では、大手メーカーの電動歯ブラシの過圧防止(押し付け防止)を比較します。
- ソニッケアー(フィリップス)
- オーラルB(ブラウン)
- ドルツ(パナソニック)
そもそも過圧防止(押し付け防止)とは何か?


記事の内容をスムーズに理解するために、過圧防止(押し付け防止)について軽くご説明します。
そもそも電動歯ブラシを使って歯磨きするときは、歯にブラシを押し当てることで歯垢を除去します。
そして、歯にブラシを押し当てる力が強いと、歯や歯ぐきを傷つける可能性があるのです。
そんなときに活躍するのが「過圧防止センサー(または押し付け防止センサー)」と呼ばれる機能です。
歯にブラシを押し当てる力が強すぎた場合に、過圧防止センサーが作動すると、
- 振動や回転の強さを弱める。
- 歯にブラシを押し当てる力が強すぎることをお知らせする。
といった方法で歯や歯ぐきを傷つける可能性を減らしてくれます。
メーカーや機種によって、過圧防止センサーが作動したときの挙動は異なります。
この記事では、それぞれの過圧防止センサーが作動したときの挙動や効果を比較し、どのメーカーの過圧防止が優れているかを結論付けます。
TIPS:なぜ2つの呼び方があるのか。
過圧防止センサーと呼んだり、押し付け防止センサーと呼んだり2つの呼び方があるのには理由があります。
その理由とはメーカーによって呼び方が異なり、役割や目的が同じ機能であっても呼び方が統一されていないからです。
ソニッケアーでは「過圧防止センサー」と呼ばれ、オーラルBやドルツでは「押し付け防止センサー」と呼ばれています。
どちらも役割・目的は同じなので、電動歯ブラシを選ぶときには混乱しないように注意してください!
電動歯ブラシの過圧防止(押し付け防止)を比較
大手メーカーの電動歯ブラシの過圧防止(押し付け防止)を以下の表に簡単にまとめます。
機種 (メーカー) | 過圧防止 (押し付け防止) |
---|---|
ソニッケアー (フィリップス) | ①音で過圧をお知らせ (振動が自動的に弱まる)。 ②光で過圧をお知らせ (振動が自動的に弱まる)。 |
オーラルB (ブラウン) | ①光で過圧をお知らせ。 ②過圧を検知すると上下振動が止まる。 ③過圧を検知すると弱いモードに変わる。 |
ドルツ (パナソニック) | ①音で過圧をお知らせ (過圧を検知後、ブラシ振幅を制御)。 ②光で過圧をお知らせ (過圧を検知後、ブラシ振幅を制御)。 |
*オムロンの電動歯ブラシは過圧防止(押し付け防止)が用意されていないため、今回の比較対象から除外している。
ソニッケアーの過圧防止


ソニッケアーの過圧防止は主に以下の2種類です。
- 音で過圧をお知らせして、振動が自動的に弱まる。
- 光で過圧をお知らせして、振動が自動的に弱まる。
価格の安いソニッケアーだと、「ピピピ」という音で過圧をお知らせする機種が多いです。
一方で、価格の高いソニッケアーだと、本体下部のLEDライトリングが紫色に点滅してお知らせします。
どちらの過圧防止も振動が自動的に弱まってくれます。
そのため、歯にブラシを押し当てる力が強すぎたとしても、歯や歯ぐきを傷つける可能性を減らしてくれるでしょう。
パナソニックのドルツと比較すると、音と光で過圧を知らせる機種があるという点で似ています。
オーラルBの過圧防止


オーラルBの過圧防止は主に以下の3種類です。
- 過圧を検知すると、ライトリングの色が光る。
- 過圧を検知すると、上下振動が止まる。(=過圧ストッパー)
- 過圧を検知すると、刺激の弱いモードに切り替える。(=過圧コントローラー)
機種によっては上記の過圧防止が組み合わさっている場合があります。
ライトリングの色で過圧をお知らせする機種は、価格の高い機種が多いです。
一方で、過圧の検知が「上下振動の停止」や「刺激の弱いモードに切り替える」だと、価格の安い機種でも多く見られます。
また、オーラルBの最上位モデルになると、ブラシを押し当てる力が”弱いこと”まで検知してくれます。
オーラルB iO9の場合は、
- ライトリングが緑色=ブラッシングが適切
- ライトリングが白色=ブラッシング圧が弱い
- ライトリングが赤色=ブラッシング圧が強い
といったことまで知ることが可能です。
最上位機種の過圧防止だけを比較するならば、オーラルBが他社よりも一歩優れているでしょう。
ドルツの過圧防止


ドルツの過圧防止は主に以下の2種類です。
- 音で過圧をお知らせする。ブラシ振幅が制御される。
- 光で過圧をお知らせする。ブラシ振幅が制御される。
価格の安いドルツだと、「ピピピ」という音で過圧をお知らせする機種が多いです。
一方で、価格の高いドルツだと、本体上部のライトリングが赤色に点灯してお知らせします。
どちらの過圧防止もブラシの振幅が制御される「パワーコントロール機能」があります。
ブラシを歯に押し付ける力が強いときに、ブラシの振幅が小さくなるので「磨きすぎ」を防いでくれるのです。
結論:過圧防止が優れているのは「オーラルB」


まず、価格の安い機種の過圧防止を比べると、メーカーごとに挙動に若干の違いはありますが大した差ではありません。
そのため、エントリーモデルやスタンダードモデルの購入であれば、過圧防止の差を意識する必要はないでしょう。
一方で、各メーカーの上位モデルを比較すると、オーラルBが他社よりもわずかに優れています。
オーラルB iO9などの上位機種であれば、ブラッシング圧が強さを他社よりも詳細にお知らせしてくれます。
- オーラルB iO9:ブラシ圧の強すぎ・適切・弱すぎを検知。
- ソニッケアーやドルツ:ブラシ圧の強すぎのみを検知。



ただ、オーラルBの過圧防止は基本的にオンオフの切り替えができません。
反対にソニッケアーやドルツであれば、過圧防止の機能をオンオフにできる機種が多いです。
人によっては過圧防止の挙動が邪魔に感じる場合があり、過圧防止をオンオフできるソニッケアーやドルツのほうが便利という捉え方もできます。


電動歯ブラシの過圧防止を利用するメリット
電動歯ブラシの過圧防止を利用するメリットは以下の2つです。
- 過圧によって歯や歯ぐきを傷つける可能性が減る。
- 過圧によってブラシの消耗が早まることを防げる。
過圧によって歯や歯ぐきを傷つける可能性が減る


過圧防止が搭載されていれば、歯や歯ぐきを傷つける可能性が減ります。
過圧のお知らせを受け取った使用者が押し付ける力を弱めることで、歯や歯ぐきに優しいブラッシングを行えます。
もし過圧防止が非搭載の電動歯ブラシを使用すると、自分のブラッシング圧が強いかどうか分かりません。
特に電動歯ブラシを使った歯磨きに慣れていない人は、適切なブラッシング圧を判断することが難しいでしょう。
そのため、電動歯ブラシを使った経験が少ない人ほど過圧防止が搭載された機種を選択するべきです。
過圧によってブラシの消耗が早まることを防げる


ブラシの毛先の広がってしまう最も大きな原因は、「ブラシを歯に押し当てる力が強いこと」にあります。
一般的な歯ブラシでも同様で、過圧によってブラシの毛先は広がりやすくなります。
毛先の広がったブラシは、歯垢を除去する性能が落ちてしまい、早めに買い替えなければいけません。
つまり、過圧によってブラシの消耗が早まることを防ぐために、適切なブラッシング圧を心がける必要があるでしょう。
過圧防止を利用すれば、自然と適切なブラッシング圧になります。
そのため、過圧防止が搭載された電動歯ブラシを使用すれば、ブラシの消耗が早まることを防ぐことにつながります。
電動歯ブラシの過圧防止を利用するデメリット
電動歯ブラシの過圧防止を利用するデメリットは以下の2つです。
- 挙動に慣れるまで扱いが大変な可能性がある。
- 音や光が不快に感じる可能性がある。
挙動に慣れるまで扱いが大変な可能性がある


電動歯ブラシの過圧防止は、過圧を検知したら振動が弱くなったり、音や光で過圧をお知らせしたりします。
これらの挙動を理解し、それに応じて力加減を変えることが大変な可能性があります。
たとえば、オーラルB iO9の場合は
- ライトリングが白色=ブラシ圧が弱い。
- ライトリングが赤色=ブラシ圧が強い。
- ライトリングが緑色=ブラシ圧が適切。
といったことを理解し、白色のライトリングだったらブラシ圧を強め、赤色のライトリングだったらブラシ圧を弱める対応が必要です。
機種によって過圧のお知らせ方法や挙動が異なるため、購入した電動歯ブラシの挙動を自分で理解する必要があります。
取扱説明書などにきちんと書かれているため、全く分からないことはありませんが慣れるまでは大変に感じるかもしれません。
音や光が不快に感じる可能性がある


電動歯ブラシの過圧防止は、音や光によって過圧をお知らせしてくれます。
そして、過圧を検知するたびに「ピー」と鳴ったり、ライトリングが光ったりします。
過圧を検知するたびに音や光でお知らせしてくるので、何度もお知らせされると人によっては不快に感じる可能性があるでしょう。
そのため、過圧防止がオンの状態で適切なブラッシング圧を学んだ後は、過圧防止をオフにすることも検討すべきです。
ソニッケアーやドルツなどの電動歯ブラシであれば、簡単に過圧防止をオフにできます。
【備考】ソニッケアーの過圧防止とドルツの押し付け防止センサーをオフにする方法
ソニッケアーの過圧防止とドルツの押し付け防止センサーはオフにできます。
ソニッケアーの過圧防止をオフにする方法


ソニッケアーの過圧防止をオフにしたい場合は、まずソニッケアーを充電器台に置いて充電してください。
そして、充電中に電源ボタンを長押しすることで、過圧防止をオフにできますが、機種によって長押しする秒数が異なります。
- 3000 シリーズ:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約7秒)
- プロテクトクリーン:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約7秒)
- ダイヤモンドクリーン 9000:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約7秒)
- エキスパートクリーン:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約5秒)
- エキスパートリザルト:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約7秒)
- フレックスケアー プラチナ:短いビープ音が2回聞こえるまで長押し。(約2秒)
- プレステージ 9900:短いビープ音が3回聞こえるまで長押し。(約7秒)
ダイヤモンドクリーンシリーズだけは、モード/強さボタンを押しながら、電源ボタンを2回連続で押してください。
過圧防止をオンにしたくなった場合は、上記のオフにした方法をもう一度行ってください。
ドルツの押し付け防止センサーをオフにする方法


ドルツの押し付け防止センサーをオフにしたい場合は、充電中に電源ボタンを2回連続(5秒以内)で押してください。
押し付け防止センサーがオフになると、設定が切り替わったことを知らせる「ピーー」という長い音が鳴ります。
また、押し付け防止センサーをオンにしたくなった場合も、充電中に電源ボタンを2回連続(5秒以内)で押してください。
押し付け防止センサーがオンになると、設定が切り替わったことを知らせる「ピーー」という短い音が鳴ります。