オムロン HT-B302の評判とレビュー!具体的な性能や他機種との違いを解説!【エントリーモデルの電動歯ブラシ】
本記事の内容は、オムロン HT-B302の評判とレビューです。
オムロン HT-B302は、日本の大手電気機器メーカー「オムロン(OMRON)」から2016年10月に発売されたエントリーモデルです。
本記事を読めば、オムロン HT-B302の具体的な歯磨き性能について知ることができます。
オムロン HT-B302の性能・スペック
品番 | HT-B302-W |
本体カラー | ホワイト |
振動数 | 約25,500回/分 |
ブラッシングモード | 1つのモード*1 |
重量 | 約46g (ブラシを含む) |
電源方式 | 充電式 |
充電時間 | 約10時間*2 |
使用時間 | 約7日間*3 |
45度お知らせランプ | なし |
オートパワーオフ | ある |
歯みがき時間ナビタイマー | ある |
USB充電 トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約195 × 18.8 × 18.8mm (ブラシを含む) |
*1:1つのブラッシングモード=「クリーンモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
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オムロン HT-B302の口コミ評判
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オムロン HT-B302の歯磨き性能
オムロン HT-B302の歯磨き性能について見ていきましょう。
振動数は約25,500回/分
オムロン HT-B302の振動数は、1分あたり約25,500回です。
オムロンの充電式の電動歯ブラシは、全ての機種が1分あたり約25,500回で上位機種と下位機種で違いがありません。(*クリーンモードに限る。)
一方で、オムロンの乾電池式の電動歯ブラシは、「約18,000回/分」と「約20,000回/分」の2種類の振動数があります。
そのため、乾電池式の電動歯ブラシと比較した場合、約25,500回/分という振動数は多いといえます。
乾電池式の電動歯ブラシの型番 | 振動数 | 乾電池の数 |
---|---|---|
HT-B210/HT-B214/HT-B216/ HT-B217/HT-B914 | 約20,000回/分 | 2個 |
HT-B220/HT-B221/HT-B222/ HT-B223/HT-B224/HT-B905 | 約18,000回/分 | 1個 |
また、オムロンの電動歯ブラシはタテ方向とヨコ方向に振動する「タテ・ヨコ振動」が特徴的です。
これはパナソニックのドルツの「W音波振動(ヨコ磨き×タタキ磨き)」に似ていますね!
ただ他社の電動歯ブラシだと、1分あたり約31,000回/分の機種が多いです。
他社と比較すると、振動数が多いとはいえませんが、歯垢を除去できるだけの十分な振動数があります。
振動数が約31,000回/分の電動歯ブラシとして、「フィリップスのソニッケアー」や「パナソニックのドルツ」などが挙げられます。
ブラッシングモードは1つだけ搭載
オムロン HT-B302のブラッシングモードは1つだけです。
充電式の電動歯ブラシでは、ブラッシングモードの数が1つだけというのは少ない部類になります。
ただ、ブラッシングモードの数が少ないからといって、特別不便に感じることはありません。
しかし、電動歯ブラシを使用したときに「振動が強い」「振動が弱い」と感じたとしても、ブラッシングモードを変更して、振動の強さを調整できません。
この点を考えると、ブラッシングモードの数が少ない点はオムロン HT-B302のデメリットだといえます。
過圧防止機能は搭載されていない
オムロン HT-B302に過圧防止機能は搭載されていません。
過圧防止機能(または押しつけ防止センサー)とは、ブラシを歯に押し付ける力が強いときに、振動を弱めたりLEDランプでお知らせしたりする機能です。
この過圧防止機能が搭載されている機種は、歯や歯ぐきを傷つける可能性が減ります。
そのため、電動歯ブラシを使い慣れていない人は、この過圧防止機能が搭載された機種がオススメです。
しかし、全てのオムロンの電動歯ブラシには過圧防止機能が搭載されていません。
過圧防止機能が搭載された機種を選びたい人は、
といった機種から選びましょう。
歯みがき時間ナビタイマーは搭載されている
オムロン HT-B302に歯みがき時間ナビタイマーは搭載されています。
歯みがき時間ナビタイマーとは、30秒ごとに短い振動で一時停止し、歯みがき時間の経過をお知らせする機能です。
この機能を利用すると、電動歯ブラシでまんべんなく歯をキレイにすることができます。
そもそも電動歯ブラシでは、以下のような磨き方が推奨されています。
- 口の中を上下左右で4分割するイメージを持つ。
- 電動歯ブラシで1分割あたり30秒磨く。
この口を4分割して、1分割あたり30秒磨く方法はオムロンの電動歯ブラシだけではなく、他社の電動歯ブラシでも推奨されている磨き方です。
オムロンの歯みがき時間ナビタイマーは、30秒ごとに振動が一時停止します。
そのため、「振動が一時停止したら次の箇所を磨く」というように、歯磨きしすぎを防止してくれる機能になっています。
歯みがき時間ナビタイマーは、オムロンの乾電池式の電動歯ブラシには搭載されていない機能です。
この機能を利用したい場合には、オムロン HT-B302のような充電式の電動歯ブラシから選ぶ必要があります。
45度お知らせランプは搭載されていない
オムロン HT-B302には45度お知らせランプが搭載されていません。
45度お知らせランプが搭載されている機種では、歯と歯ぐきの境目である「歯周ポケット」を磨くことをサポートしてくれます。
歯周ポケットを磨くのに適した角度になると、センサーが働き、本体の表示ランプが点灯してくれるのです。
この機能はオムロンの電動歯ブラシの中でも、上位機種に搭載されている機能です。
そのため、この機能が搭載された機種を選びたい人は、オムロンの電動歯ブラシの上位機種を選択する必要があります。
専用アプリとの連携は存在しない
オムロンの電動歯ブラシには、専用アプリが存在しません。
そのため、他社の電動歯ブラシのように専用アプリと連携して歯磨きすることはできません。
アプリと連携して歯磨きすることで、より快適に歯磨きできます。
しかし、アプリと連携できる機種であっても、「面倒だから利用しない」という人は多くいます。
そのため、アプリと連携できないからといって、オムロンの電動歯ブラシが他社より大きく劣っているわけではありません。
ただ、アプリと連携して電動歯ブラシを使用してみたい人には、オムロン製の電動歯ブラシは向いていないでしょう。
オムロン HT-B302のレビュー
オムロン HT-B302のレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
オムロン HT-B302の本体カラーは「ホワイト」の1色だけです。
厳密には「ピンク」という本体カラーも存在しますが、執筆時点ではほとんどのオンラインショップで販売されていませんでした。
オムロン HT-B302のホワイトは、シンプルな色合いで、年齢や性別にかかわらず使用しやすいでしょう。
ただ、他と比べても価格の安い機種なので、見た目のデザインから高級感や品質の高さを感じることはありません。
充電時間と使用時間
オムロンの充電式の電動歯ブラシは、全ての機種が10時間で充電が満タンになります。
充電時間では差ができず、違いが出てくるのは「使用時間」のほうです。
オムロンの電動歯ブラシでは、
- 満充電時の使用時間が約7日間の機種
- 満充電時の使用時間が約10日間の機種
の2種類が存在します。
オムロン HT-B302の場合は、1日2分の歯磨きを2回したとき使用時間が約7日間です。
電動歯ブラシは使用後に充電器台に置いて保管するため、家で電動歯ブラシを使用する分には、使用時間の長さを気にする必要はそれほどありません。
どちらかといえば、旅行や出張が多く、外出先に電動歯ブラシを持っていくことが多い人が気にすべき項目です。
外出先に電動歯ブラシを持っていく可能性がある人は、少しでも使用時間の長い「満充電時の使用時間が約10日間の機種」がオススメです。
一方で、「電動歯ブラシは自宅でしか使わない!」という人は、使用時間が短い電動歯ブラシであっても不便に感じることは少ないでしょう。
つまり、オムロン HT-B302は電動歯ブラシを出先に持っていくことが少ない人にオススメの1台です。
重量・腕の疲れにくさ
オムロン HT-B302の重量は、ブラシを含んで約46gです。
一般的な電動歯ブラシの重量は100gを超えることが多いため、この電動歯ブラシは非常に軽量な部類になります。
大人はもちろん、子どもが持っていても一般的な電動歯ブラシよりも腕が疲れにくいでしょう。
ただ、電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分程度です。
そのため、重量が100g以上の一般的な電動歯ブラシを使っていても、腕が疲れてしまう人は少ないです。
付属品(充電器台)
オムロン HT-B302は、充電器台が付属されています。
電動歯ブラシを使用し終わったら、以下の手順で充電器台に電動歯ブラシを置きます。
- 電動歯ブラシからブラシを外し、本体とブラシをよく洗う。
- それぞれの水滴を拭き取り、ブラシと本体を別々に保管する。
- ブラシはブラシ立てに、本体は充電器台に置く。
このように電動歯ブラシを使い終わったら、本体は充電器台に置きます。
充電器台に電動歯ブラシを置くことで、次に使用するときには充電が満タンになっているはずです。
充電ケーブルを差し込む必要がないので、充電式の電動歯ブラシですが、それほど充電を面倒に感じることは少ないでしょう。
充電器台のデメリットとして、電動歯ブラシを出先に持ち運ぶ場合、充電器台がなければ充電できなくなります。そして、充電ケーブルとは違い、充電器台は大きく出先に持ち運びにくいです。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
オムロン HT-B302と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | オムロン HT-B302 | オーラルB PRO1 | ソニッケアー3100 (2022年モデル) |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 | 6,980円 | 5,346円 | 6,980円 |
ブラッシングモード | クリーンモード | クリーンモード やわらかクリーンモード ホワイトニングモード | クリーンモード |
電源方式 | 充電式 | 充電式 | 充電式 |
重量 | 約46g | 約125g | 約97g |
充電時間 | 約10時間*1 | 約12時間*1 | 約24時間*1 |
使用時間 | 約7日間*2 | 10日間*2 | 14日間*2 |
押しつけ防止センサー (過圧防止機能) | なし | なし | ある |
特徴 | タテ・ヨコ振動 | ブラシが回転して 上下に振動する | 音波水流 |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
メーカー | オムロン | ブラウン | フィリップス |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ここでは、価格が5,000円から10,000円の3機種を比較しています。
ブラッシングモードの数を比較すると、3つのブラッシングモードが搭載されているブラウンの「オーラルB PRO1」が優れています。
ブラッシングモードを変更して、振動の強弱を調整したい人はオーラルB PRO1がオススメです。
次に過圧防止機能の有無で比較すると、唯一この機能が搭載されているのは「ソニッケアー3100(2022年モデル)」です。
過圧防止機能は歯や歯ぐきを傷つけるリスクを減らせるので、電動歯ブラシ初心者にソニッケアー3100(2022年モデル)をオススメします。
オムロン HT-B302は本体性能だけで比較すると、他社の2機種より劣っている点が多いです。
しかし、オムロン製の電動歯ブラシは「替えブラシが安い」という魅力があります。
メーカー | 替えブラシ1本あたりの価格 |
---|---|
オムロン | 約300~400円 |
ブラウン (オーラルB) | 約500~1,000円 |
フィリップス (ソニッケアー) | 約800~1,000円 |
ブラウンのオーラルBやフィリップスのソニッケアーは本体性能が高い代わりに、替えブラシの価格が高い傾向にあります。
一方で、日本メーカーのオムロンは本体性能では劣っている点が目立ちますが、替えブラシ1本あたりの価格が安いです。
そのため、コスパを意識する人であれば、オムロン HT-B302のほうがオススメです。
オムロン HT-B302の総評
この記事では、オムロンの電動歯ブラシのエントリーモデルである「オムロン HT-B302」をご紹介しました。
オムロン HT-B302は、
- 安価なオムロンの充電式の電動歯ブラシ
- 本体重量が軽量
- 替えブラシの価格が安価
といった魅力があります。
本体性能だけを他社と比較するのではなく、替えブラシの価格まで比較すると、オムロン HT-B302は魅力的に感じます。
過圧防止機能が搭載されていない点が残念ですが、電動歯ブラシ本体も替えブラシも価格が安価なので、電動歯ブラシ初心者にオススメです。