電動歯ブラシの選び方と購入前に知っておくべき注意点
- 「電動歯ブラシって何を基準に選べばいいの?」
- 「電動歯ブラシを買う前に知ってたほうが良いことってある?」
本記事の内容は、上記のような人に向けた内容です。
自分に最適な電動歯ブラシを選ぶためのポイントや、購入する前に知っておくべき注意点についてお伝えします。
電動歯ブラシの選び方
さっそく、電動歯ブラシの選び方についてご紹介していきます。
電動歯ブラシの選び方について学び、「自分に最適な電動歯ブラシ」を選ぶための基準を見つけましょう!
替えブラシの価格で選ぶ
電動歯ブラシを選ぶときに、「替えブラシの価格」に注目することは重要です。
電動歯ブラシの替えブラシは、基本的に3ヵ月ごとに交換することを推奨しているメーカーが多いです。
そのため、替えブラシの価格が高いか安いかで電動歯ブラシに使用するお金に結構な差が出ます。
以下の表をご覧ください。
期間 | 1,000円の替えブラシ | 500円の替えブラシ |
---|---|---|
3ヵ月 | 1,000円 | 500円 |
6ヵ月 | 2,000円 | 1,000円 |
9ヵ月 | 3,000円 | 1,500円 |
12ヵ月 | 4,000円 | 2,000円 |
1本あたり1,000円程度の替えブラシだと、1年間で4,000円の消費になります。
それに対して、1本あたり500円程度の替えブラシだと、1年間で2,000円の消費になります。
電動歯ブラシは、替えブラシの価格によってランニングコストが変わるため、「節約志向の人」は替えブラシの安い機種を選ぶべきです。
そして、例外はありますが、
- 海外メーカーの電動歯ブラシ=替えブラシの価格が高い。
- 日本メーカーの電動歯ブラシ=替えブラシの価格が安い。
といった傾向が見られます。
例えば、フィリップス ソニッケアーとブラウン オーラルBの電動歯ブラシだと、替えブラシ1本あたり1,000円を超えることが普通にあります。
一方で、パナソニック ドルツやオムロンの電動歯ブラシだと、替えブラシ1本あたり500円以下のものが多いです。
このことから、「替えブラシの安さ」を重要視する場合には、日本メーカーの電動歯ブラシを選ぶべきです。
また、替えブラシ1本あたり300~500円でも高いと感じる場合には、電動歯ブラシサブスクで電動歯ブラシを試してみるのもいいでしょう。
利用人数で選ぶ
家族で1台の電動歯ブラシを使いまわす場合には、替えブラシを家族ごとに分けることで衛生面の心配がなくなります。
ただ、替えブラシを分けたとしても、1台の電動歯ブラシを家族で使いまわすことに抵抗感を覚える人も多いでしょう。
実際、本サイトでアンケート調査した結果、「家族で1台の電動歯ブラシを使いまわすのはナシ」と回答した人が多かったです。
複数台の電動歯ブラシを購入する場合には、「2台セットになっている電動歯ブラシ」を強くオススメします。
1台の電動歯ブラシを2回購入するよりも、2台セットになっている電動歯ブラシを購入したほうが単純にお得です。
例えば、「ソニッケアー エキスパートクリーン7300」の場合、
- 電動歯ブラシ本体が1本のHX9601/11
- 電動歯ブラシ本体が2本のHX9692/21
の品番があります。
電動歯ブラシ本体が1本の「HX9601/11」は、執筆時点での価格は23,980円です。
それに対して、電動歯ブラシ本体が2本の「HX9692/21」は、執筆時点での価格は28,000円です。
つまり、4,000~5,000円ほどの差しか無いのに電動歯ブラシ本体を1台多く購入できます。
電動歯ブラシを2台以上購入する場合には、ソニッケアー エキスパートクリーン7300のHX9692/21のように2台セットになっている電動歯ブラシを選ぶべきでしょう。
機能で選ぶ
価格が安いだけの電動歯ブラシでは、きちんと歯を磨けない可能性があります。
そのため、「機能が優れている電動歯ブラシ」を選ぶことも重要です。
そして、どの電動歯ブラシを選ぶにしても、できる限り欲しい機能が1つあります。
それは「押しつけ防止センサー(または過圧防止機能)」という機能です。
押しつけ防止センサーとは、歯にブラシを押し当てる力が強すぎるときに電動歯ブラシの振動が弱くなる機能です。
この機能が搭載されている機種であれば、電動歯ブラシに慣れていない人でも歯や歯ぐきを傷つける可能性が減ります。
電動歯ブラシに使える予算と相談しながら、押しつけ防止センサーが搭載されている機種を選んでみてはいかがでしょうか。
押しつけ防止センサーが搭載されている価格の安い機種
付属品で選ぶ
旅行や出張が多い人は、「トラベルケース」が付属された機種を選びましょう。
電動歯ブラシで価格の安い機種だと、基本的にトラベルケースが付属されていません。
トラベルケースが付属されている機種は、だいたい15,000円以上の価格帯から見られるようになります。(当サイト調べ)
価格は高くなってしまいますが、トラベルケースが付属されているほうが旅行や出張のときに電動歯ブラシを持ち運びやすいです。
電動歯ブラシの性能はもちろん重要ですが、付属品の内容によっても購入後の満足感が変わってきます。
将来的に電動歯ブラシを持ち運ぶ可能性がある場合には、トラベルケースが付属されている機種を選ぶのがいいでしょう。
動作音の大きさで選ぶ
電動歯ブラシの機種によって、動作音の大きさは異なります。
電動歯ブラシの動作音が大きいと、早朝や深夜の時間帯に使用しづらくなります。
また、1人暮らしではなく、家族がいる場合は「電動歯ブラシうるさい!」といわれるかもしれません。
そのため、動作音が小さい機種を選んだほうが電動歯ブラシを快適に使用できる人は多いでしょう。
電動歯ブラシは、大きく分けて3種類存在します。
- 音波式電動歯ブラシ:ソニッケアーやドルツなど。
- 丸型回転式電動歯ブラシ:オーラルBなど。
- 超音波式電動歯ブラシ:スマイルエックスなど。
そして、音波式電動歯ブラシと超音波式電動歯ブラシは、動作音が比較的に小さいです。
一方で、丸型回転式電動歯ブラシは、動作音が比較的に大きいといわれています。
(*丸型回転式電動歯ブラシであっても、オーラルBの「iOシリーズ」など動作音が静かなシリーズは存在します。)
一般的なドライヤーと比べれば、電動歯ブラシの動作音は小さいですが、「想像よりも音が大きい」と感じる人はいます。
動作音の小さい機種を選びたい人は、音波式電動歯ブラシ(または超音波式電動歯ブラシ)を選んだり、口コミが多い大手メーカーの機種を選んだりすると失敗しないでしょう。
電源方式で選ぶ
電動歯ブラシには、大きく分けて2つの電源方式が存在します。
- 電源が「乾電池」の機種
- 電源が「蓄電池(リチウムイオン電池など)」の機種
電源が乾電池の機種は、価格の安い機種で多く見られる印象です。
電源が乾電池の機種だと、定期的に乾電池を交換する必要があります。
また、電源が蓄電池の機種は、価格の安い機種から価格の高い機種まで幅広く存在します。
電源が蓄電池の機種だと、定期的に充電が必要になります。
個人的なオススメは充電で使用できる「電源が蓄電池の機種」です。
「使用後に充電が必要」と聞くと面倒に感じるかもしれません。
しかし、大手メーカー品であれば、ほとんどの機種に「充電器台」が付属されています。
電動歯ブラシを使い終わったら、充電器台に置くだけで充電が開始されます。
そのため、「収納の感覚で充電できる」ということで、それほど充電が面倒に感じることはないでしょう。
ただ、一部の電動歯ブラシは充電ケーブルを指して充電します。
この充電ケーブルを指す機種だと、充電が面倒に感じる可能性はあります。
基本的には、充電する電動歯ブラシの中でも、「充電器台」に置いて充電する機種をオススメします。
ブランドで選ぶ
電動歯ブラシ選びで迷ったら、ブランドで選んでみてもいいでしょう。
日本で販売されている電動歯ブラシで、よく売れているメーカー・ブランドは以下の4つです。
- フィリップスの「ソニッケアー」
- ブラウンの「オーラルB」
- パナソニックの「ドルツ」
- オムロン
電動歯ブラシ選びで迷ったら、これら4つのメーカー・ブランドから選ぶと失敗しづらいでしょう。
保証期間で選ぶ
電動歯ブラシが故障したときに、無償で修理してくれる期間が各メーカーごとに決まっています。
メーカー | 保証期間 |
---|---|
フィリップスの「ソニッケアー」 | 購入日から2年間 |
ブラウンの「オーラルB」 | 購入日から1年間 |
パナソニックの「ドルツ」 | 購入日から1年間 |
オムロン | 購入日から1年間 |
*一部機種は例外がある可能性があります。
フィリップスのソニッケアー以外は、購入日から1年間は無償で修理してくれます。
そして、フィリップスのソニッケアーは購入日から2年間は無償修理であり、他社よりも保証期間が長いです。
電動歯ブラシを安心して長く使用したい人は、フィリップスのソニッケアーを選ぶのがいいでしょう。
電動歯ブラシを購入する前に知っておくべき注意点
この記事を読んでいる人は、これから電動歯ブラシを購入する人が多いでしょう。
そこで、電動歯ブラシを購入する前に知っておくべき注意点についても合わせてお伝えします。
電動歯ブラシの使い方の注意点
まず、電動歯ブラシの使い方は手磨きブラシと違います。
手磨きブラシは、手を左右に小刻みに動かして歯を磨きますよね。
それに対して、電動歯ブラシは手を左右に小刻みに動かしません。
ブラシを歯に当てたら、ゆっくりとスライドさせるイメージで動かします。
電動歯ブラシの場合、振動によってブラシが小刻みに動いているので、自分で小刻みに動かす必要がないのです。
電動歯ブラシを細かく動かすと、逆に歯垢を除去できない可能性があるので注意しましょう。
電動歯ブラシの詳しい磨き方については、以下の記事をご覧ください。
歯磨き粉の注意点
電動歯ブラシに歯磨き粉を付けるときにも、必ず注意しなければいけないことがあります。
歯磨き粉には、
- ペーストタイプ
- ジェルタイプ
の2種類が存在します。
そして、ペーストタイプの歯磨き粉を電動歯ブラシに付けて使用すると、歯や歯ぐきを傷つけてしまう可能性があります。
ペーストタイプの歯磨き粉には、研磨剤が含まれており、電動歯ブラシと相性が悪いのです。
例えば、
- クリニカ
- システマEX
- NONIO
- クリアクリーン
といった歯磨き粉はペーストタイプです。
一方で、ジェルタイプの歯磨き粉は、研磨剤が含まれておらず、電動歯ブラシと相性が良いです。
ペーストタイプとは違い、発泡剤も含まれていないので、口の中が泡だらけになることもありません。
例えば、
- Check-Up gel
- Systema SP-T ジェル
といった歯磨き粉はジェルタイプです。
電動歯ブラシに歯磨き粉を付けるときは、ジェルタイプの歯磨き粉を付けるようにしましょう。
まとめ:電動歯ブラシの選び方と購入前に知っておくべき注意点
本記事では、電動歯ブラシの選び方と購入前に知っておくべき注意点についてお伝えしました。
電動歯ブラシの選び方について学び、「自分に最適な電動歯ブラシ」を選ぶための基準を見つけることはできたでしょうか。
また、これから電動歯ブラシを購入する場合は、以下の点に注意してください。
- 電動歯ブラシは手磨きブラシと使い方・動かし方が違う。
- ペーストタイプの歯磨き粉を使ってはいけない。
以下の記事では、本サイトがオススメする電動歯ブラシをご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。