歯磨きが面倒に感じる人は電動歯ブラシ!【手磨きよりも楽に歯磨きする方法】
「毎日の歯磨きがなんだか面倒くさい…」。
そんな風に感じること、ありませんか?
忙しい朝や疲れた夜、歯磨きはさらに負担に感じられることもあるかもしれません。
でも、安心してください。
この記事では毎日の歯磨きがラクに、そして楽しくなる方法をお伝えします。
その秘密は電動歯ブラシにあります。
電動歯ブラシを使うと、どんなメリットがあるのか一緒に探ってみましょう。
電動歯ブラシと手磨きブラシの違い
毎日の歯磨きは、私たちの口の健康に欠かせないものですが、その方法にはいくつかの選択肢があります。
手磨きブラシと電動歯ブラシは一般的な歯磨き用品ですが、それぞれ異なる特徴があります。
この2つの最も大きな違いは「手や腕の使い方」です。
歯磨き用品 | 手や腕の使い方 |
---|---|
手磨きブラシ | 左右に細かく動かす。 |
電動歯ブラシ | 一方向にゆっくりとスライドさせる。 |
手磨きブラシだと、ブラシが振動しないので手による動きで歯垢を取り除く必要があります。
何度も同じ動きを繰り返すため、手や腕が疲れてしまいます。
一方、電動歯ブラシだと、ブラシを歯に当てたら一方向にゆっくりとスライドさせるだけです。
全ての歯にブラシをゆっくりと当てることだけ意識すれば、きちんと歯垢を除去できます。
電動歯ブラシを使用すれば、手や腕を動かす量が減るため、歯磨きの手間を減らすことにつながるでしょう。
電動歯ブラシで歯磨きが楽になる秘訣
歯磨きが楽になる秘訣は、電動歯ブラシを上手に活用することにあります。
- 手磨きブラシのように動かさない。
- 振動が一瞬止まる機能を利用する。
- アプリ機能を利用する。
手磨きブラシのように動かさない
電動歯ブラシは振動の動きだけで歯垢を除去できます。
そのため、電動歯ブラシを使用するときは、手磨きブラシのように手を左右に細かく動かしてはいけません。
手磨きブラシのように動かしてしまうと、かえって磨き残しができてしまう可能性があります。
また、電動歯ブラシは手磨きブラシよりも重たいので、手を左右に細かく動かすと疲れてしまう人もいるでしょう。
歯をキレイに磨くためにも、ラクに歯磨きするためにも、手磨きブラシのように手を動かさないでください。
振動が一瞬止まる機能を利用する
多くの電動歯ブラシには、30秒ごとに振動が一時停止する機能があります。
この機能は「カドペーサー機能」と呼ばれたり、「磨き時間お知らせタイマー」と呼ばれたりします。
電動歯ブラシの振動が止まることで、歯磨き時間の管理が非常にラクです。
そもそも電動歯ブラシは約2~3分間の歯磨き時間が推奨されています。
そのため、この機能が搭載されている機種であれば、振動が4回止まったら歯磨きを終えることが可能です。
なお、以下のように歯磨きすると、まんべんなく歯磨きできます。
- 口の中を上下左右、4分割するイメージを持つ。
- 1箇所あたり30秒磨く(振動が止まったら30秒経過と判断)。
- 計4箇所磨くと推奨の2分間歯磨きできる。
アプリ機能を利用する
手磨きブラシにない魅力として、電動歯ブラシにはアプリが存在します。
電動歯ブラシをアプリと連係して使用すると、以下のような機能が利用できます。
- リアルタイムフィードバック
- AIブラッシングガイド
- ブラッシング評価
- 歯磨きコーチング
- カレンダー機能
※機種によってはアプリの一部機能しか利用できません。
AIによるブラッシングガイドを始め、電動歯ブラシを使った歯磨きをサポートしてくれる機能が満載です。
これらのアプリ機能を利用すると、歯磨きのモチベーションアップにもつながるかもしれません。
ただし、アプリの全機能を利用するには、ハイエンドモデル以上が必要になるので金銭的なハードルは高めです。
電動歯ブラシに関する誤解
以下で、電動歯ブラシに関するよくある誤解を解いていきます。
- 誤解1:充電が面倒くさい
- 誤解2:手磨きブラシより歯垢を除去できない
- 誤解3:歯を削って傷つける
誤解1:充電が面倒くさい
電動歯ブラシには「充電式」と「電池式」があります。
充電式の電動歯ブラシを使用する場合は、定期的に充電しなければいけません。
「充電」と聞くと面倒くさく感じるかもしれませんが、「充電器台」が付属の機種を選べば全く面倒ではありません。
充電器台に電動歯ブラシを置くだけで充電が始まります。
電動歯ブラシで歯磨きしたら、充電器台に置くだけでいいので、ケーブルを本体に差し込む手間がありません。
面倒くさがりの人は充電器台が付属の電動歯ブラシをお選びください。
フィリップス・ブラウン・パナソニックなど大手メーカーの電動歯ブラシであれば、だいたいの機種で充電器台が付属されます。
誤解2:手磨きブラシより歯垢を除去できない
電動歯ブラシは「手磨きブラシよりも歯垢を除去できない」と勘違いされている人をたまに見ます。
しかし、そんなことはありません。
非営利団体「コクラン」の調査報告では、手磨きブラシよりも歯垢と歯肉炎を減らすのに効果的であることが分かっています。
このレビューでは、手動歯ブラシと比較して、長期的および短期的に歯垢と歯肉炎を減らすのに電動歯ブラシが手動ブラシよりも効果的であることがわかりました。 プラークの 11% の減少 (Quigley Hein (Turesky) 指数) が 1 ~ 3 か月で示され、3 か月以上でプラークの 21% の減少が示されました。
Corhrane Libraryより引用(筆者翻訳)
電動歯ブラシは、手磨きブラシに比べて歯面の研磨効果は特に優れています。
ただし、手磨きブラシ同様に歯間部や隣接面の清掃効果は低いので、歯間ブラシやデンタルフロスの併用も検討すべきです。
誤解3:歯を削って傷つける
電動歯ブラシは振動するため、手磨きブラシよりも歯や歯ぐきへの刺激は強いでしょう。
しかし、それは歯を削るほど強い力ではありません。
過剰なまでに力を入れてブラシを歯に押し当てない限りは、歯や歯ぐきを傷つける可能性は少ないです。
歯や歯ぐきへのダメージが不安な人は「過圧防止機能(押しつけ防止センサー)」が搭載された機種を選びましょう。
過圧防止機能は、ブラシを歯に押し当てる力が強い時にお知らせしてくれる機能です。
この機能が搭載されている機種であれば、歯や歯ぐきに優しく歯磨きできます。
まとめ:電動歯ブラシで歯磨きを楽しもう
忙しい日常生活で歯磨きが面倒に感じることもあるかもしれません。
しかし、電動歯ブラシを活用することで、歯磨きが効果的で楽しみながら行えるようになります。
手動歯ブラシと比べて効率的で、正確なブラッシングを提供し、歯の健康をサポートします。
歯磨きが楽になり、口の中が清潔で健康的に保たれることは、毎日の生活において大きなプラスとなるでしょう。
歯磨きが面倒だと感じているのなら、電動歯ブラシを試してみる価値は十分にあるのではないでしょうか。