電動歯ブラシの防水性能ってどう?お風呂で使っても大丈夫?
歯磨きの後、電動歯ブラシを水洗いするときに「これ防水だよね?」と不安になる人もいるでしょう。
また、お風呂で電動歯ブラシを使って歯磨きしたい人も少ないはずです。
本記事の電動歯ブラシの防水性能について分かりやすく解説していきます。
大手メーカーの電動歯ブラシの防水性能について
まずは、大手メーカーの電動歯ブラシの防水性能からお伝えしていきます。
前提:
大手メーカーの電動歯ブラシの例
- ソニッケアー(フィリップス)
- オーラルB(ブラウン)
- ドルツ(パナソニック)
- オムロン
基本的に大手メーカーの電動歯ブラシは、作りがしっかりしていて防水性能が十分にあります。
そのため、歯磨きの後に水洗いする程度であれば、防水性能について心配する必要はありません。
なお、以下の点はきちんと守りましょう!
- 乾電池式の場合はキャップ部分に直接水をかけない。
- 本体を洗うときは40度以上のお湯を使用しない。
- 水の中に本体を入れたまま放置しない。
- アルコール・酢・漂白剤などを使用しない。
電動歯ブラシの捨て方、分かりますか?
格安の電動歯ブラシの防水性能について
次に、格安の電動歯ブラシの防水性能についてお伝えしていきます。
前提:
格安の電動歯ブラシの例
- Amazonなどで1,000円程度で購入できる機種。
- 子ども向け電動歯ブラシ(ハピカシリーズ等)。
格安の電動歯ブラシであっても、大半の機種は水洗いできる防水性能はあります。
しかし、機種によっては防水性能に問題がある可能性も否定できません。
そのため、電動歯ブラシ本体に水が入りそうな箇所(電源ボタンや本体下部など)に注意して、慎重に水洗いしてください。
また、格安の電動歯ブラシは「充電器台」による充電ではなく、「ケーブル」による充電である場合がほとんどです。
ケーブルの差し込み口についても、水が入り込まないように気を付ける必要があるでしょう。
ご使用時は以下の点を守りましょう!
- 乾電池式の場合はキャップ部分に直接水をかけない。
- 電源ボタン部分に直接水をかけない。
- 本体を洗うときは40度以上のお湯を使用しない。
- 水の中に本体を入れたまま放置しない。
- アルコール・酢・漂白剤などを使用しない。
お風呂で電動歯ブラシを使用しても大丈夫?感電しない?
「防水」と「防湿」は別物であり、お風呂などの湿気が多い環境で電動歯ブラシを使用するのは推奨されません。
ほとんどの電動歯ブラシは、お風呂で使用すると湿気の影響で本体寿命を減らすことになります。
これはスマホでも同様で、「防水スマホだから」といってスマホをお風呂に持ち込むと、湿気による結露などで内蔵部品に悪影響が出ます。
そのため、基本的にはお風呂で電動歯ブラシを使用することは避けるべきです。
一方で、
- 長時間シャワーを電動歯ブラシに当て続ける。
- お風呂の浴槽に電動歯ブラシを入れる。
- 「充電の差し込み口」や「乾電池の交換部分」を露出させた状態でお風呂に持ち込む。
といった荒っぽい使い方をしなければ、いきなり電動歯ブラシが故障するといったことは起きません。
また、よっぽどの粗悪品でない限り、お風呂で電動歯ブラシを使用したところで感電の危険性はないでしょう。
しかし、「格安の電動歯ブラシ」や「信頼できないメーカーの電動歯ブラシ」をご使用中の場合は、念のためお風呂での使用を止めるべきです。
これらの電動歯ブラシをお風呂で使用したとして、「絶対に感電しません。安全です。」とは明言できません…。
ちなみに、フィリップスのソニッケアーという電動歯ブラシは、公式が以下のように明記しています。
この製品は国際的な安全規格を満たしており、お風呂場やシャワー中でも使用可能です。また、充電器、充電スタンドを除いて水洗い可能です。
フィリップス サポート『お風呂場やシャワー中でも使用できますか?』
そのため、お風呂では全ての電動歯ブラシを絶対に使用してはいけない、というわけでもありません。
ただ、1台の機種を長く使用し続けたいのであれば、湿度の高い環境に電動歯ブラシを持ち込むのは避けることを推奨します。
参考:オーラルBの防水性能について
オーラルBの本体部分は、完全防水ではございません。生活防水程度の防滴加工をほどこしております。本体内部に水が入らないように十分にご注意ください。
オーラルB『よくある質問』
関連トピック:洗面室・脱衣室で電動歯ブラシを充電しても大丈夫?
ここまで、電動歯ブラシの防水性能やお風呂での使用について解説してきました。
これに関連したトピックとして、「洗面室・脱衣室での電動歯ブラシの充電」についても軽くご説明します。
先にこのトピックの結論から。
このトピックの結論!
電動歯ブラシの充電は「寝室などの湿度の低い部屋」で行おう!
基本的には、洗面室・脱衣室などの湿度が高くなる部屋で、電動歯ブラシの充電を行わないでください。
ただ、除湿器や換気によって、低い湿度をキープできる場合は洗面室や脱衣室でも充電してもOKです。
電動歯ブラシを少しでも長く使用し続けるためには、湿度の高くなりがちな洗面室・脱衣室での充電は避けるべきです。
やはり湿度の高い部屋で保管すると湿気による影響で、本体の内蔵部品に悪影響が出る可能性があります。
また、湿度の高い部屋で電動歯ブラシを保管すると、ブラシヘッドにカビが発生する場合もあります。
衛生面の問題から見ても、湿度の高い部屋には電動歯ブラシを保管するべきではないでしょう。
電動歯ブラシのカビ、原因は…。