電動歯ブラシのブラッシングモード数を徹底比較!【ソニッケアー・オーラルB・ドルツ・オムロン】
この記事では、大手メーカーの電動歯ブラシのブラッシングモード数を比較します。
- ソニッケアー(フィリップス)
- オーラルB(ブラウン)
- ドルツ(パナソニック)
- オムロン
電動歯ブラシのブラッシングモード数を比較
大手メーカーの電動歯ブラシのブラッシングモード数を以下の表に簡単にまとめます。
機種(メーカー) | ブラッシングモード数 |
---|---|
ソニッケアー (フィリップス) | 1~6つ |
オーラルB (ブラウン) | 2~7つ |
ドルツ (パナソニック) | 2~5つ |
オムロン | 1~4つ |
ソニッケアーのブラッシングモード数
ソニッケアーのブラッシングモード数は、1つだけ搭載の機種から6つ搭載の機種まであります。
ソニッケアーの価格・グレードが上がるにつれて、搭載されるブラッシングモード数も増えていきます。
エントリーモデルのブラッシングモードは1つだけ、最上位モデルのブラッシングモードは6つといった感じです。
そして、ソニッケアーでは以下のようなブラッシングモードが存在します。
ブラッシングモード | 使用する場面 |
---|---|
クリーンモード | 歯垢をしっかり落とすことができる 通常のブラッシングモード。 |
ホワイトモード | 歯の表面のステインを落とす動作の後に、 歯を磨きあげて光沢を与えるモード。 |
ホワイトプラスモード | 歯の表面のステインを落とす動作の後に、 歯を磨きあげて光沢を与えるモード。 |
センシティブモード | 敏感な歯と歯ぐきを優しく磨けるモード。 |
ガムケアモード | 2分間のクリーンモードの後に、 歯と歯ぐきの境目に優しい刺激を与えるモード。 |
ガムヘルスモード | 2分間のクリーンモードの後に、 歯と歯ぐきの境目に優しい刺激を与えるモード。 |
ディープクリーンモード | 歯ぐきに心地よい刺激を与えながら、 しっかりと歯垢を落とす動作で磨けるモード。 |
舌磨きモード | 舌を磨くときに使用するモード。 |
また、搭載されているブラッシングモード数を他社と比べると、標準的で多くも少なくもない印象です。
ただし、ソニッケアーはブラッシングモードに加えて、振動の強弱を3段階変更できる機種があり、他社の電動歯ブラシにはない魅力があります。
オーラルBのブラッシングモード数
オーラルBのブラッシングモード数は、2つ搭載の機種から7つ搭載の機種まであります。
価格が安い「すみずみクリーン2022年モデル」でもブラッシングモードが2つ搭載されているのは魅力的です。
ブラッシングモードが複数搭載されていることで、歯や歯ぐきへの刺激が強いと感じたときに弱めることが可能です!
そして、オーラルBでは以下のようなブラッシングモードが存在します。
ブラッシングモード | 使用する場面 |
---|---|
Daily Clean (標準クリーンモード) | 毎日の歯磨きに最適なモード。 |
Sensitive (やわらかクリーンモード) | 歯や歯ぐきにやさしく すっきりと磨き上げることができるモード。 |
Gum Care (歯ぐきケアモード) | 歯ぐきを優しくマッサージ したいときに最適なモード。 |
Whiten (ホワイトニングモード) | ステイン(着色汚れ)ケア に最適なモード。 |
Intense (しっかりクリーンモード) | しっかりと歯を磨きたいとき に最適なモード。 |
Super Sensitive (超やわらかクリーンモード) | 歯や歯ぐきの状態が優しく磨きたいとき に最適なモード。 |
Tongue Clean (舌クリーニングモード) | 舌のクリーニング に最適なモード。 |
また、他社の電動歯ブラシと比べると、オーラルBのほうがブラッシングモード数が全体的に多いといえるでしょう。
ドルツのブラッシングモード数
ドルツのブラッシングモード数は、2つ搭載の機種から5つ搭載の機種まであります。
価格が安い「ドルツ EW-DM63」でもブラッシングモードが2つ搭載されているのは魅力的です。
ドルツでは、以下のようなブラッシングモードが存在します。
ブラッシングモード | 使用する場面 |
---|---|
W-CLEANモード | 歯周ポケットや歯間などの細かい隙間まで パワフルに磨きたいときに最適なモード。 |
NORMALモード | 「W-CLEANモードの振動が強すぎる」 と感じた人に最適なモード。 |
SOFTモード | 電動歯ブラシを初めて使う人や 優しく歯磨きしたい人に最適なモード。 |
SENSITIVEモード | 歯ぐきに対して 特に優しく磨きたい人に最適なモード。 |
GUMCAREモード | 歯ぐきケア用のモード。歯磨き後に、 歯磨き粉を付けずに使用するモード。 |
STAINOFF | ステイン(歯の着色汚れ)を 落とすのに最適なモード。 |
W-GUMCAREモード | 歯ぐきケア用のモード。歯磨き後に、 歯磨き粉を付けずに使用するモード。 |
なお、他社の電動歯ブラシと比べると、ドルツのブラッシングモード数はあまり多くないといえるでしょう。
オムロンの電動歯ブラシのブラッシングモード数
オムロンの電動歯ブラシのブラッシングモード数は、1つ搭載の機種から4つ搭載の機種まであります。
オムロンの価格の安い機種だと、基本的にブラッシングモード数は1つだけです。
そのため、機種によっては振動の強弱を変更することができません。
オムロンの電動歯ブラシでは、以下のようなブラッシングモードが存在します。
ブラッシングモード | 使用する場面 |
---|---|
クリーンモード | 普段使い用。 歯垢除去に適したモード。 |
ソフトケアモード | クリーンモードの刺激が 強いとき使用するモード。 |
ポイントケアモード | 奥歯などの磨きにくい部分を 集中的に磨くためのモード。 |
歯ぐきケアモード | 歯ぐきの気になる部分を 磨くためのモード。 |
他社の電動歯ブラシと比べると、オムロンのブラッシングモード数は少ないといえるでしょう。
結論:ブラッシングモード数が最も多いのは「オーラルB」
結論として、ブラッシングモード数が最も多いのは「オーラルB」の7つでした。
ランキング形式にすると、以下のようになります。
ブラッシングモード数 | 例 |
---|---|
7つ | オーラルB iO9等 |
6つ | ソニッケアー9900 プレステージ等 |
5つ | ドルツ EW-DP56等 |
4つ | オムロン HT-B324等 |
3つ | ドルツ EW-DA46等 |
2つ | すみずみクリーン(2022年)等 |
1つ | ソニッケアー3100(2022年)等 |
比較した結果、海外メーカーの電動歯ブラシは日本メーカーの電動歯ブラシよりもブラッシングモード数が多いと分かります。
電動歯ブラシのブラッシングモード数が多いメリット
電動歯ブラシのブラッシングモード数が多いことによるメリットは以下の3つです。
- 振動の強弱を変更できる。
- 用途に合わせて最適な振動幅を調整できる。
- 特殊な用途のブラシヘッドを有効活用できる。
振動の強弱を変更できる
ブラッシングモード数が多いと、それだけ振動の強弱を変更できます。
たとえば、ブラッシングモードが「Aモード」「Bモード」「Cモード」の3つがあったとします。
そのとき、「Aモードの振動が強いと感じたらBモードを使用し、Bモードの振動が強いと感じたらCモードを使用する」といった使い方が可能です。
筆者が使用しているドルツでは、「Wクリーンモード」というブラッシングモードが目玉機能です。
しかし、Wクリーンモードの振動が強いと感じたため、筆者は「ノーマルモード」を使用しています。
口内状況や使用者の好みによって、最適なブラッシングモードは違います。
そして、自分にとって最適なブラッシングモードを探す方法は、自分で実際に使用してみるしかありません。
ブラッシングモード数の多い機種を使用すれば、自分にとって最適なブラッシングモードを見つけられる可能性が高いです!
用途に合わせて最適な振動幅を調整できる
歯垢除去を目的としたブラッシングモード以外にも、
- 歯ぐきケア
- ステイン除去
- 舌磨き
といった用途のために搭載されたモードがあります。
これらのモードでは振動の強さ以外にも、振動の幅を調整することで用途に最適なブラッシングモードを実現しています。
たとえば、ソニッケアーの「ホワイトモード」はステイン除去を目的としたモードです。
そして、ホワイトモードでは、振動幅と振動数の異なる2つのパターンを交互に切り替えることで、着色汚れを落とす振動を実現しています。
特殊な用途のブラシヘッドを有効活用できる
電動歯ブラシには、「ステイン除去用のブラシヘッド」や「舌磨き用のブラシヘッド」が別売りされていることがあります。
それらのブラシヘッドは、対応するブラッシングモードで使用したほうが高い効果を期待できます。
たとえば、パナソニックの電動歯ブラシ「ドルツ」でステイン除去したいときは、
- ステイン除去ブラシ(EW0944-W等)
- ステイン除去ペースト(EW0956P等)
- STAINOFFモード(ブラッシングモード)
といった組み合わせを使用することを推奨しています。
電動歯ブラシのブラッシングモード数が多いデメリットはないが…
電動歯ブラシのブラッシングモード数が多いことによるデメリットは基本的にありません。
そのため、電動歯ブラシのブラッシングモード数が多くて困ることはないでしょう。
ただし、ブラッシングモード数だけで電動歯ブラシの良し悪しが全て決まるわけではありません。
過圧防止などの機能性や振動数の多さ、専用アプリとの連携など注目すべきポイントは他にも存在します。
また、ブラッシングモード数が多かったとしても、実際に使用し続けるモードは多くありません。
筆者は電動歯ブラシを使用するとき、基本的に毎日同じブラッシングモードを使用しています。
自分にとって最適なブラッシングモードを見つけたら、口内状況に問題が起きない限り、後はそのモードを使用し続けることになります。
そのため、人によっては「ブラッシングモード数が多い」はあまり魅力に感じられない場合もあるでしょう。
まとめ
本記事では、大手メーカーの電動歯ブラシのブラッシングモード数を比較しました。
比較した結果、ブラッシングモード数が最も多いのは「オーラルB」の7つということが分かりました。
オーラルBはブラッシングモード数が多い機種が取り揃っているため、ブラッシングモード数の多い機種を探している人には相性が良いでしょう。
ただし、ブラッシングモード数だけを見て、電動歯ブラシを選択するのはオススメしません。
過圧防止などの機能性や振動数の多さ、専用アプリとの連携など注目すべきポイントは他にも存在します。
電動歯ブラシを選ぶときはブラッシングモード数に加えて、他の注目すべきポイントも見た上で総合的に判断しましょう。
本記事の内容を参考に、電動歯ブラシ選びで後悔しないようにしてください!