ドルツ EW-DM63の評判とレビュー!旧機種(EW-DM62)と違いはある?

本記事の内容は、ドルツ EW-DM63の評判とレビューです。
ドルツ EW-DM63は、パナソニックから2022年9月1日に発売されたエントリーモデルです。
ドルツの中では最も価格の安い機種であり、気軽に購入しやすい電動歯ブラシといえます。
なお、ドルツ EW-DM63は2022年モデルですが、2019年モデルの「EW-DM62」も市場には出回っています。
この2機種の違いについても、本記事を通して解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
ドルツ EW-DM63と旧機種(EW-DM62)を比較すると、「本体性能」や「付属の替えブラシ」に違いは見られません。


ドルツ EW-DM63の性能・スペック


本体カラー | ホワイト |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ |
ブラッシングモード | 2つのモード*1 |
重量 | 約55g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約17時間*2 |
使用時間 | 7日間*3 |
アプリ連携 | 不可 |
押しつけ防止センサー | なし |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約220 × 18.5 × 19mm (ブラシを含む) |
*1:2つのブラッシングモード=「ノーマルモード・ソフトモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
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ドルツ EW-DM63の口コミ評判


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ドルツ EW-DM63の歯磨き性能


次に、ドルツ EW-DM63の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」


ドルツ EW-DM63のブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」です。
そもそもドルツには、大きく分けて2つのブラシの動きが存在します。
- ヨコ磨きのみ
- ヨコ磨き+タタキ磨き
「ヨコ磨きのみ」は、エントリーモデルやスタンダードモデルなどの価格の安い機種で見られるブラシの動きです。
一般的な電動歯ブラシにも見られるブラシの動きなので、価格の安い機種だからといって、磨き心地が悪いということはありません。
一方で、「ヨコ磨き+タタキ磨き」は、上位機種や最上位機種などの価格の高い機種で見られるブラシの動きです。
横方向の振動だけではなく、縦方向の振動(タタキ磨き)が加わることでパワフルに歯垢を除去できます。



しかし、人によっては振動が強すぎるという場合もあります。
個人的な意見ですが、電動歯ブラシの使い方に慣れていないのであれば、「ヨコ磨きのみ」が搭載された価格の安い機種でも十分です。
少なくとも、ブラシの動きだけに注目して上位機種や最上位機種を選ぶ必要はないでしょう。
搭載されているブラッシングモードは2つ


ドルツ EW-DM63に搭載されているブラッシングモードは2つです。
- ノーマルモード
- ソフトモード
最も価格の安い機種なので、ブラッシングモードに関しては必要最低限だといえます。
基本的には「ノーマルモード」を使用して、ドルツ EW-DM63で歯磨きすることをオススメします。
しかし、振動が強いと感じる場合には、振動の弱い「ソフトモード」を使用するようにしましょう。
押しつけ防止センサーは非搭載


ドルツ EW-DM63には、押しつけ防止センサーが搭載されていません。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
ドルツの場合は、押しつけ防止センサーが作動すると、「音」によってお知らせします。
「ピピピ」という音が聞こえたら、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
この押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシで歯磨きすることに慣れていない人ほど有効な機能です。
そのため、ドルツ EW-DM63に押しつけ防止センサーが搭載されていない点は残念なポイントだといえるでしょう。
なお、ドルツの最上位機種になると、「音」に加えて「光」によってもお知らせしてくれます。
電動歯ブラシ本体のLEDリングが赤く光ると、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
安くて過圧防止機能(押しつけ防止センサー)が搭載されている機種はこちら


USB充電はできない


歯磨き性能とは少しズレますが、USB充電についても注目したい性能ポイントです。
ドルツは、
- 上位機種=USB充電可能(USB-Type Cケーブル)
- 下位機種=USB充電不可(専用プラグ)
となっています。
ドルツ EW-DM63は最も下位機種なので、当然ながらUSB充電ができない機種です。
ただ、パナソニックのドルツは、充電器台に置いて充電する方式です。



電源から充電器台までのケーブルが「USBケーブルか」「専用プラグか」の違いですね。
そのため、上位機種であっても、下位機種であっても、充電のために本体に直接ケーブルを差し込む手間はありません。
USB充電ができる機種は、専用ケーブルではないので余っているUSB-Type Cケーブルで代用できます。
つまり、旅行や出張などの出先に持ち運ぶケーブルの量を減らすことができるでしょう。
一方で、USB充電不可の機種は専用プラグなので、ケーブルの量が増えるほか、断線した場合に購入しなければいけません。
磨き角度センサーはない


ドルツ EW-DM63には、磨き角度センサーが搭載されていません。
磨き角度センサーとは、歯と歯ぐきの境界を磨くときに適した角度(45度)に近づくと、ライトリングが青く光る機能です。



この機能があれば、電動歯ブラシを効果的に使用できるでしょう。
しかし、磨き角度センサーは最上位機種にしか搭載されていない機能です。
そのため、ドルツ EW-DM63には磨き角度センサーが搭載されていません。
専用アプリとの連携はできない


ドルツ EW-DM63は、専用アプリと連携して使用することができません。
専用アプリと連携して歯磨きしたい人は、ドルツ EW-DM63よりも上のグレードの機種から選びましょう。
なお、専用アプリと連携できる機種の中でも、
- アプリの一部機能だけ利用できる機種
- アプリの全機能を利用できる機種
の2通りがあります。
アプリの一部機能だけ利用できる機種については、「レッスン動画を見て歯磨きできる程度」です。
そのため、それほど大きな魅力とはいえません。
一方で、アプリの全機能を利用できる機種は、「押しつけ過ぎのお知らせ」や「45度磨きのお知らせ」といった機能があります。



電動歯ブラシの機能をより分かりやすく利用できる点は魅力的ですね。
執筆時点(2023年3月)では、ソニッケアー・オーラルB・ドルツのアプリを比較すると、ドルツのアプリは最も評価が低いです(*Apple StoreとGoogle Playストアにおける評価)。実際、他社アプリと比較すると、アプリの機能面は劣っています。そのため、ドルツにおいて、アプリが利用できるかどうかは過度に気にする必要はありません。


ドルツ EW-DM63と旧機種(EW-DM62)を比較
続いて、ドルツ EW-DM63と旧機種(EW-DM62)の比較をしていきます。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較します。
項目 | EW-DM63 | EW-DM62 |
---|---|---|
本体カラー | ホワイト | ホワイト、 ブルー |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ | ヨコ磨きのみ |
ブラッシング モード | ノーマルモード、 ソフトモード | ノーマルモード、 ソフトモード |
重量 | 約55g (ブラシを含む) | 約55g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約17時間*1 | 約17時間*1 |
使用時間 | 7日間*2 | 7日間*2 |
アプリ連携 | 不可 | 不可 |
押しつけ 防止センサー | なし | なし |
充電器台 | ある | ある |
トラベルケース | なし | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約220 × 18.5 × 19mm (ブラシを含む) | 約220 × 18.5 × 19mm (ブラシを含む) |
発売日 | 2022年9月1日 | 2019年9月1日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
上記表のとおり、基本的な性能は全く同じです。
2019年モデルのEW-DM62は本体カラーが「2種類」なのに対して、2022年モデルのEW-DM63は本体カラーが「1種類」だけです。
性能に違いがないので、ホワイトよりもブルーのほうが好きなのであれば、あえて2019年モデルのEW-DM62を選ぶことも悪くないでしょう。
ただし、後述する「補修用性能部品の保有期間」のことを考えると、2022年モデルのEW-DM63を選ぶのが無難です。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシについても、内容が全く同じなので詳細な比較は省略します。
どちらの電動歯ブラシを選んでも、
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- クリーン&ホワイトブラシ
が1本ずつ付属されます。
「電動歯ブラシ本体」と「付属の替えブラシ」に大きな違いがないので、価格の安いほうを選ぶことも賢い選択になるのではないでしょうか。
備考:補修用性能部品の保有期間について
電動歯ブラシの保証書に書いてある「補修用性能部品の保有期間」について簡単に解説します。
まず、補修用性能部品とは、製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
そして、パナソニックのドルツの場合、補修用性能部品の保有期間は「製造打ち切り後から5年間」とされています。
つまり、製造打ち切り後から5年経つと、メーカーで修理用の部品を所持していない可能性が出てくるのです。
そのため、故障したときのことを考えると、最新機種である2022年モデルのほうが安心して使用できるでしょう。






ドルツ EW-DM63のレビュー
ドルツ EW-DM63をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて


ドルツ EW-DM63の本体は、「ホワイト」の1色だけです。
当たり障りのないカラーなので、男女問わず使用できるでしょう。
EW-DM63はエントリーモデルなので、見た目に高級感はありません。
しかし、「安っぽさ」はあまり感じられないので、価格を考えれば十分魅力的なデザインといえます。
充電時間と使用時間


ドルツ EW-DM63の充電時間は、約17時間とドルツの中では長い部類です。
ドルツの他機種では、フル充電までに「1時間」「3時間」といった機種があります。



17時間は長いように見えますが、他社と比較すると特別長いわけではありません。
基本的には、歯磨き後に充電器台に置くことになります。
そのため、日常生活において充電時間の長さはあまり気にする必要がありません。
ただし、出先でのトラブルや停電時など不測の事態が起こったときに、充電時間が長いと不便に感じる可能性があります。
ドルツ EW-DM63の使用時間は、フル充電状態で最大7日間です。
ドルツの中では、使用できる時間が少なめといえるでしょう。
重量・腕の疲れにくさ


ドルツ EW-DM63はエントリーモデルということもあって、あまり多くの機能が搭載されていません。
そのため、ブラシ装着時の重量は「55g」で、ドルツの中では非常に軽い部類になります。
他の電動歯ブラシと比べると、半分くらいの重量なので子どもが使用しても、腕が疲れることはないでしょう。



参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
ちなみにドルツの最上位機種である「EW-DT72」は110gなので、EW-DM63の2倍の重量です。
付属品(充電器台など)


ドルツ EW-DM63には、充電器台が付属されてきます。
充電のために電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続する必要がないので、これは非常に便利です。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ドルツ EW-DM63と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ドルツ EW-DM63 | ソニッケアー2100 | オーラルB PRO1 |
---|---|---|---|
製品画像 | ![]() ![]() | ![]() ![]() | ![]() ![]() |
価格 | 5,949円 | 5,830円 | 5,346円 |
ブラッシング モード | ノーマルモード ソフトモード | クリーンモード | クリーンモード やわらかクリーンモード ホワイトニングモード |
重量 | 約55g | 約97g | 約125g |
充電時間 | 約17時間*1 | 約24時間*1 | 約12時間*1 |
使用時間 | 7日間*2 | 14日間*2 | 10日間*2 |
特徴 | 横方向の振動する | 音波水流 | ブラシが回転して 上下に振動する |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツ EW-DM63を同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数は平均的で多くも少なくもありません。
このくらいの価格で電動歯ブラシであれば、ブラッシングモードが2つでも十分に納得できます。
次に重量を比較すると、ドルツ EW-DM63は他社の電動歯ブラシよりも軽いことが分かります。
「重たい電動歯ブラシは苦手」という場合には、ドルツ EW-DM63の軽さは大きな魅力に感じるでしょう。
ドルツ EW-DM63の悪いところは、これといった特徴がないことです。
ソニッケアー2100は、最上位モデルと同じく音波水流で歯垢を落とします。
また、オーラルB PRO1も丸型回転だけではなく、上下振動も加えて歯垢を除去します。
それに対して、ドルツ EW-DM63は横方向に振動するだけで大きな特徴がありません。
歯の磨き心地にこだわりたい人は、ドルツ EW-DM63だけではなく他社の電動歯ブラシも検討してみるといいでしょう。


総評:初めて使用する電動歯ブラシとしてオススメ


この記事では、パナソニック ドルツのエントリーモデルである「EW-DM63」をご紹介しました。
有名な家電メーカーが販売しているのにも関わらず、価格が非常に良心的です。
「電動歯ブラシってどんな感じなんだろう」と気になっている人が初めて使用する機種としてオススメできます。
ただし、「押しつけ防止センサーが搭載されていないこと」や「専用アプリと連携できないこと」などのイマイチな点も存在します。
電動歯ブラシの力加減が分かっていない人は、押しつけ防止センサーが搭載されている機種を個人的にオススメしています。
そのため、押しつけ防止センサーが搭載されている機種の価格が高いと感じてしまう場合には、特にオススメの1台です。



パナソニック ドルツは替えブラシが比較的に安価なので、ランニングコストを抑えたい人にも向いていますよ!



