電動歯ブラシの充電時間を徹底比較!【ソニッケアー・オーラルB・ドルツ・オムロン】
この記事では、大手メーカーの電動歯ブラシの充電時間を比較します。
- ソニッケアー(フィリップス)
- オーラルB(ブラウン)
- ドルツ(パナソニック)
- オムロン
電動歯ブラシの充電時間を比較
大手メーカーの電動歯ブラシの充電時間を以下の表に簡単にまとめます。
機種(メーカー) | 充電時間 |
---|---|
ソニッケアー (フィリップス) | 約16時間 約24時間 約48時間 |
オーラルB (ブラウン) | 約3時間 約12時間 約16時間 約22時間 |
ドルツ (パナソニック) | 約1時間 約3時間 約17時間 |
オムロン | 約10時間 |
*2023年8月までに発売された大手メーカーの充電時間を表にしたもの。なお、充電時間は「残量0からフル充電までに必要な時間」を示している。
ソニッケアーの充電時間
ソニッケアーの充電時間は以下の3つです。
- 約16時間
- 約24時間
- 約48時間
最低でも16時間は充電する必要があり、最大で2日間は充電しなければフル充電できない機種があります。
価格の安いエントリーモデルだと「48時間」、ソニッケアー9900のようなフラグシップモデルだと「16時間」でフル充電できます。
他社の電動歯ブラシと比べると、ソニッケアーの充電に必要な時間は長いといえるでしょう。
オーラルBの充電時間
オーラルBの充電時間は以下の4つです。
- 約3時間
- 約12時間
- 約16時間
- 約22時間
ソニッケアーとは違い、最低でも1日もあれば残量0からフル充電できます。
また、iOシリーズの7~9番台の最上位機種であれば、「急速充電」に対応しており、約3時間ほどでフル充電可能です。
約3時間でフル充電できる機種は、他社の電動歯ブラシと比べてもかなり充電が早いといえます。
ただし、急速充電に対応していない機種は、充電速度が特別早いわけではありません。
(むしろ少し充電が遅い部類。)
ドルツの充電時間
ドルツの充電時間は以下の3つです。
- 約1時間
- 約3時間
- 約17時間
他社の電動歯ブラシと比べて、ドルツは充電時間が短い傾向にあります。
「ドルツ EW-DA46」「ドルツ EW-DP36」といった機種は、急速充電により約1時間ほどで充電が完了します。
大手メーカーの電動歯ブラシの中で、最も充電時間の短い機種はドルツの約1時間*です。
(*筆者調べ)
また、エントリーモデルなどの価格が安い機種であっても、約17時間ほどで充電が完了します。
オムロンの電動歯ブラシの充電時間
オムロンの電動歯ブラシの充電時間は、エントリーモデルでも上位モデルでも「約10時間」です。
半日ほど充電していれば、残量0からでもフル充電になります。
他社の電動歯ブラシと比べると、オムロンの充電の速度は平均的であるといえます。
結論:充電時間が最も短いのは「ドルツ」
結論として、充電時間が最も短いのは「ドルツ」の約1時間でした。
ランキング形式にすると、以下のようになります。
充電時間 | 例 |
---|---|
約1時間 | ドルツ EW-DA46等 |
約3時間 | オーラルB iO7等 |
約3時間 | ドルツ EW-DP56等 |
約10時間 | オムロン HT-B324等 |
約12時間 | オーラルB PRO3等 |
約16時間 | ソニッケアー 9900等 |
約17時間 | ドルツ EW-DM63等 |
約22時間 | すみずみクリーン PRO等 |
約24時間 | ソニッケアー3100等 |
約48時間 | 5100ソニッケアー プロテクトクリーン等 |
電動歯ブラシの充電時間が短いメリット
大手メーカーの電動歯ブラシであれば、基本的には充電器台が付属されています。
そして、使用後の電動歯ブラシを充電器台に毎回置いていると、充電時間をあまり意識せずに使用することになります。
そのため、電動歯ブラシの充電時間が短いと、どのようなメリットがあるのか気になりますよね。
電動歯ブラシの充電時間が短いと、以下のようなメリットが考えられます。
- 旅行や出張に持っていきやすい。
- 停電してもすぐにフル充電できる。
- 家族で共有しても充電切れが起きづらい。
旅行や出張に持っていきやすい
充電時間が短いと、旅行や出張に電動歯ブラシを持っていきやすくなります。
電動歯ブラシの充電を忘れていても、急速充電ですぐにフル充電できます。
充電時間の長い機種だと、充電を忘れた電動歯ブラシを旅行や出張にもっていくのが困難です。
停電してもすぐにフル充電できる
災害の多い日本で暮らしていると、停電で充電できなくなる経験は少なくありません。
そして、停電が起きたときのために、モバイルバッテリーやポータブル電源を用意している人もいるでしょう。
そんなときに、充電時間の長い電動歯ブラシだと、モバイルバッテリーやポータブル電源の充電口を長時間塞いでしまいます。
一方で、充電時間の短い機種であれば、充電口を短時間しか塞ぐ必要がありません。
そのため、非常時においては充電時間の短さが魅力に感じる可能性があります。
家族で共有しても充電切れが起きづらい
家族で共有しても、電動歯ブラシの充電切れが起きにくくなる点も魅力の1つです。
家族の人数分のブラシヘッドさえ用意すれば、電動歯ブラシは1台あれば家族で共有できます。
しかし、家族で電動歯ブラシを共有していると、誰かが充電を忘れていて充電切れが起きる可能性があります。
そんなときに、短時間でフル充電できる機種であれば、歯磨きのために充電を待つ時間がなくなるでしょう。
電動歯ブラシの充電時間が短いデメリットはないが…
電動歯ブラシの充電時間が短いことによるデメリットは基本的にありません。
しかし、充電時間が短いというメリットは、「旅行・出張時」「停電時」など特別な機会にのみ感じられる恩恵が多いです。
人によっては、充電時間が短くても特にメリットを感じられない場合もあるでしょう。
そのため、「充電時間の短さ」だけを過度に気にする必要はありません。
筆者は電動歯ブラシを使用していて、充電時間の短さが重要だと感じた瞬間はありません。
電動歯ブラシの充電時間の長さは、電動歯ブラシを選ぶ際の参考情報の1つとして考慮することをおすすめします。
まとめ
本記事では、大手メーカーの電動歯ブラシの充電時間を比較しました。
その結果、ドルツの充電時間が特に短く、ソニッケアーの充電時間が特に長い傾向にあると分かりました。
しかし、電動歯ブラシの充電時間は、それほど過度に気にすべき性能ではありません。
なぜなら、電動歯ブラシを使い終わった後は、基本的に充電器台に置いて保管するからです。
電動歯ブラシの充電時間の短さよりも、価格やその他性能、ブラシヘッドのコスパなど気にすべき項目はあります。
充電時間の短さだけで電動歯ブラシを選ぶのではなく、さまざまな項目を見て、自分に合った電動歯ブラシを探してみてください!