ドルツ EW-DA37のレビュー!EW-DA57との違いは何?
本記事の内容は、ドルツ EW-DA37の評判とレビューです。
ドルツ EW-DA37は、パナソニックから2023年9月1日に発売されたスタンダードモデルです。
ドルツの中では比較的に価格の安い機種であり、気軽に購入しやすい電動歯ブラシといえます。
なお、本記事を通して、「ドルツ EW-DA57との違い」についてもお伝えしていきます。
ドルツ EW-DA37の性能・スペック
本体カラー | ホワイト |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ |
ブラッシングモード | 3つのモード*1 |
重量 | 約90g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約2時間*2 |
使用時間 | 22日間*3 |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | なし |
トラベルケース | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約219 × 25 × 29mm (ブラシを含む) |
*1:3つのブラッシングモード=「ノーマルモード・ソフトモード・センシティブモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
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ドルツ EW-DA37の口コミ評判
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ドルツ EW-DA37の歯磨き性能
次に、ドルツ EW-DA37の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」
ドルツ EW-DA37のブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」です。
そもそもドルツには、大きく分けて2つのブラシの動きが存在します。
- ヨコ磨きのみ
- ヨコ磨き+タタキ磨き
「ヨコ磨きのみ」は、エントリーモデルやスタンダードモデルなどの価格の安い機種で見られるブラシの動きです。
一般的な電動歯ブラシにも見られるブラシの動きなので、価格の安い機種だからといって、磨き心地が悪いということはありません。
一方で、「ヨコ磨き+タタキ磨き」は、上位機種や最上位機種などの価格の高い機種で見られるブラシの動きです。
横方向の振動だけではなく、縦方向の振動(タタキ磨き)が加わることでパワフルに歯垢を除去できます。
しかし、人によっては振動が強すぎるという場合もあります。
個人的な意見ですが、電動歯ブラシの使い方に慣れていないのであれば、「ヨコ磨きのみ」が搭載された価格の安い機種でも十分です。
少なくとも、ブラシの動きだけに注目して上位機種や最上位機種を選ぶ必要はないでしょう。
搭載されているブラッシングモードは3つ
ドルツ EW-DA37に搭載されているブラッシングモードは3つです。
- ノーマルモード
- ソフトモード
- センシティブモード
振動の強弱を3段階変更できるので、ブラッシングモードに関しては不満を感じることは少ないでしょう。
基本的には「ノーマルモード」を使用して、ドルツ EW-DA37で歯磨きすることをオススメします。
しかし、振動が強いと感じる場合には、振動の弱い「ソフトモード」や「センシティブモード」を使用するようにしましょう。
押しつけ防止センサーは搭載されている
ドルツ EW-DA37には、押しつけ防止センサーが搭載されています。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
ドルツの場合は、押しつけ防止センサーが作動すると、「音」によってお知らせします。
「ピピピ」という音が聞こえたら、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
この押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシで歯磨きすることに慣れていない人ほど有効な機能です。
比較的に価格の安いドルツ EW-DA37に、この押しつけ防止センサーが搭載されている点は魅力的といえるでしょう。
なお、ドルツの最上位機種になると、「音」に加えて「光」によってもお知らせしてくれます。
電動歯ブラシ本体のLEDリングが赤く光ると、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
さらに安く過圧防止機能(押しつけ防止センサー)が搭載されている機種はこちら
動かしすぎ防止センサーはない
ドルツ EW-DA37には、動かしすぎ防止センサーが搭載されていません。
動かしすぎ防止センサーとは、電動歯ブラシを手磨きブラシのように動かしすぎている場合にお知らせしてくれる機能です。
電動歯ブラシを使った歯磨きの場合、手磨きブラシのように手を左右に細かく動かしてはいけません。
(*一部特殊な機種を除く。)
手磨きブラシのように動かしすぎると、歯垢が残ってしまうリスクがあります。
動かしすぎ防止センサーが搭載されていれば、LEDライトリングが黄色に光ってお知らせしてくれるので正しい動かし方をサポートしてくれます。
便利な機能ですが、ドルツの最上位モデル(EW-DT2023年シリーズ)にしか搭載されていません。
磨き角度センサーはない
ドルツ EW-DA37には、磨き角度センサーが搭載されていません。
磨き角度センサーとは、歯と歯ぐきの境界を磨くときに適した角度(45度)に近づくと、ライトリングが青く光る機能です。
この機能があれば、電動歯ブラシを効果的に使用できるでしょう。
しかし、磨き角度センサーは最上位機種にしか搭載されていない機能です。
そのため、磨き角度センサーが欲しい人はドルツの最上位機種を選ぶ必要があります。
専用アプリとの連携はできる(一部)
ドルツ EW-DA37は、専用アプリと連携して使用することができます。
しかし、ドルツアプリの全機能を利用できるわけではありません。
専用アプリと連携できる機種の中でも、
- アプリの一部機能だけ利用できる機種
- アプリの全機能を利用できる機種
の2通りがあります。
アプリの一部機能だけ利用できる機種については、「レッスン動画を見て歯磨きできる程度」です。
そのため、アプリと連携できるといっても大きな魅力とはいえません。
電動歯ブラシを使用したことがない人であれば、レッスン動画を見て歯磨きする価値はあります。
一方で、アプリの全機能を利用できる機種は、「押しつけ過ぎのお知らせ」や「45度磨きのお知らせ」といった機能があります。
ただ、アプリの全機能を利用できる機種は、最上位機種である「EW-DTシリーズ」だけなので、少しハードルは高いです。
執筆時点(2023年9月3日時点)では、ソニッケアー・オーラルB・ドルツのアプリを比較すると、ドルツのアプリは最も評価が低いです(*Apple StoreとGoogle Playストアにおける評価)。実際、他社アプリと比較すると、アプリの機能面は劣っています。そのため、ドルツにおいて、アプリが利用できるかどうかは過度に気にする必要はありません。
ドルツ EW-DA37とEW-DA57を比較
続いて、ドルツ EW-DA37とEW-DA57の比較をしていきます。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較します。
項目 | EW-DA37 | EW-DA57 |
---|---|---|
本体カラー | ホワイト | ディープネイビー |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ | ヨコ磨きのみ |
ブラッシング モード | ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード | ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード |
重量 | 約90g (ブラシを含む) | 約90g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約2時間*1 | 約2時間*1 |
使用時間 | 22日間*2 | 22日間*2 |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ 防止センサー | ある | ある |
充電器台 | なし | なし |
トラベルケース | ある | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約219 × 25 × 29mm (ブラシを含む) | 約219 × 25 × 29mm (ブラシを含む) |
発売日 | 2023年9月1日 | 2023年9月1日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
電動歯ブラシ本体の性能を比較すると、ドルツ EW-DA37とEW-DA57に違いはありません。
振動数・ブラッシングモード・使用時間・充電時間・各種機能など基本スペックは全く同じです。
ただ、本体カラーには違いがあり、EW-DA37は「ホワイト」、EW-DA57は「ディープネイビー」です。
電動歯ブラシ本体の性能に違いがないので、本体カラーにこだわりがなければ、価格の安い「EW-DA37」のほうがオススメです。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシの内容は、ドルツ EW-DA37とEW-DA57で異なります。
機種 | 付属の替えブラシ |
---|---|
ドルツ EW-DA37 | トータルケアブラシ1本 |
ドルツ EW-DA57 | トータルケアブラシ1本、 極細毛ブラシ(コンパクト)1本、 極細毛ポイント磨きブラシ1本 |
ドルツ EW-DA37には、トータルケアブラシが1本しか付属されていません。
一方で、ドルツ EW-DA57には、トータルケアブラシに加えて、2種類の替えブラシが1本ずつ付属されています。
ただ、極細毛ポイント磨きブラシは磨きにくい奥歯を磨いたり、歯並びの悪いところを磨いたりするのに使用する替えブラシです。
そのため、普段使い用として使用できる替えブラシは、「トータルケアブラシ」と「極細毛ブラシ(コンパクト)」の2本だけです。
替えブラシの内容だけを比べると、EW-DA37よりもEW-DA57のほうが優れていますが、そこまで大きな差ではありません。
ドルツ EW-DA37のレビュー
ドルツ EW-DA37をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
ドルツ EW-DA37の本体は、「ホワイト」の1色だけです。
シンプルな色合いなので、男女問わず使用しやすいでしょう。
使用中のブラッシングモードは本体表面のLEDランプで確認できます。
また、充電時期の目安も電動歯ブラシ表面のLEDで確認可能です。
高級感こそ感じられませんが、扱いやすくシンプルなデザインで魅力的な機種だといえます。
充電時間と使用時間
ドルツ EW-DA37の充電時間は、約2時間とドルツの中では短い部類です。
2023年発売のドルツの機種だと、フル充電までに「3時間」「17時間」といった機種もあります。
約2時間でフル充電できるのは、他社の電動歯ブラシを含めても充電時間が短いといえます。
また、ドルツ EW-DA37は充電器台が付属されません。
電動歯ブラシ本体の底面にUSB-TypeCのケーブルを直差しします。
「充電ケーブル直差し」というのはメリットとデメリットの両方があります。
充電ケーブルによる充電方式だと、「外出先に持っていきやすい」というメリットがあるでしょう。
デメリットとして、充電するためにケーブルを差し込む必要があるため、面倒に感じるかもしれません。
一方で、充電器台による充電方式だと、「家での充電が楽」というメリットがあります。
その反面、充電器台は充電ケーブルよりも持ち運びが大変なので、出張や旅行が多い人には向いていないかもしれません。
ドルツ EW-DA37の使用時間は、フル充電状態で最大22日間です。
最上位機種のドルツの使用時間は「最大16日間」なので、使用時間に限ってはスタンダードモデルのEW-DA37のほうが優れています。
重量・腕の疲れにくさ
ドルツ EW-DA37はスタンダードモデルということもあって、あまり多くの機能が搭載されていません。
そのため、ブラシ装着時の重量は「90g」で、ドルツの中では軽い部類になります。
手に持って軽いと感じるほどではありませんが、重たく感じることはないでしょう。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(トラベルケース・USB TypeCケーブル)
ドルツ EW-DA37には、トラベルケースとUSB TypeCケーブルが付属されてきます。
トラベルケースが付属されていることから、ドルツ EW-DA37は持ち運びが想定されている機種だと分かります。
また、マイクロUSBではなく、USB TypeCである点は好印象です。
ただ、筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
充電器台だと歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
家で電動歯ブラシを使用することが多い人は、充電器台が付属の電動歯ブラシのほうが快適に使用できます。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ドルツ EW-DA37と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ドルツ EW-DA37 | 4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス | オーラルB iO4 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 (執筆時点) | 14,050円 | 12,719円 | 13,833円 |
ブラッシングモード | ノーマルモード ソフトモード センシティブモード | クリーンモード ホワイトモード | クリーンモード やわらかクリーンモード 超やわらかクリーンモード ホワイトニングモード |
重量 | 約90g | 約133g | 約127g |
充電時間 | 約2時間*1 | 約48時間*1 | 約16時間*1 |
使用時間 | 22日間*2 | 14日間*2 | 12日間*2 |
押しつけ防止センサー | ある | ある | ある |
特徴 | 横方向の振動する | 音波水流 | 丸型回転+ 遠心マイクロモーション |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツ EW-DA37と同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数は平均的です。
オーラルB iO4よりは1つだけ少ないですが、価格を考えれば十分に満足できるでしょう。
重量を比べると、ドルツ EW-DA37は軽量な機種であることが分かります。
また、他社の同価格帯よりも充電時間が短く、使用時間が長めである点は大きな魅力です。
ドルツ EW-DA37の注意点は「充電器台が付属されない点」です。
他社の同価格帯の電動歯ブラシも充電器台に置いて充電します。
そのため、旅行や出張が多い人はドルツ EW-DA37は魅力的な選択肢になりますが、「電動歯ブラシは家で使用する」という場合には推奨しません。
総評:旅行や出張が多い人にオススメの1台
この記事では、パナソニック ドルツのスタンダードモデルである「EW-DA37」をご紹介しました。
ドルツ EW-DA37は、押しつけ防止センサーが搭載されている価格が比較的に安い電動歯ブラシです。
性能や価格を考えると、電動歯ブラシを一度も使用したことのない人にオススメの1台だといえるでしょう。
ただ、フィリップス ソニッケアー3100などEW-DA37よりも販売価格が安く、押しつけ防止センサーが搭載されている機種は存在します。
また、充電ケーブルによる充電方式のため、「電動歯ブラシは家で使用する」という人には向いてない機種かもしれません。
一方で、旅行や出張が多く、電動歯ブラシを持ち運ぶことが多い人にとっては魅力的な1台です。
「電動歯ブラシを持ち運ぶことが多い」という人は検討してみてはいかがでしょうか。