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ドルツ EW-DT72のレビュー!旧機種(EW-DT52)と違いはある?
本記事の内容は、ドルツ EW-DT72の評判とレビューです。
ドルツ EW-DT72は、パナソニックから2022年9月1日に発売された最上位モデルです。
本記事を読めば、ドルツ EW-DT72の具体的な歯磨き性能について知ることができます。
また、「旧機種のドルツ EW-DT52(2021年モデル)」との違いについてもお伝えしていきます。
ドルツ EW-DL72の後継機種は以下の記事から!
ドルツ EW-DT72の性能・スペック
本体カラー | シルバー |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシングモード | 5つのモード*1 |
重量 | 約110g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*2 |
使用時間 | 16日間*3 (WクリーンとWガムケアは11日間) |
アプリ連携 | 可能 |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) |
*1:5つのブラッシングモード=「Wクリーンモード・ノーマルモード・ソフトモード・センシティブモード・Wガムケアモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
当サイトおすすめのドルツを見る!
ドルツ EW-DT72の口コミ評判
電動歯ブラシ ドットコムでは「ドルツ EW-DT72」を使用した人の感想を募集中です。
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ドルツ EW-DT72の歯磨き性能
次に、ドルツ EW-DT72の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「ヨコ磨き+タタキ磨き」
ドルツ EW-DT72のブラシの動きは「ヨコ磨き+タタキ磨き」です。
そもそもドルツには、大きく分けて2つのブラシの動きが存在します。
- ヨコ磨きのみ
- ヨコ磨き+タタキ磨き
「ヨコ磨きのみ」は、エントリーモデルやスタンダードモデルなどの価格の安い機種で見られるブラシの動きです。
一般的な電動歯ブラシにも見られるブラシの動きなので、価格の安い機種だからといって、磨き心地が悪いということはありません。
一方で、「ヨコ磨き+タタキ磨き」は、上位機種や最上位機種などの価格の高い機種で見られるブラシの動きです。
ドルツ EW-DT72は、縦方向の振動(タタキ磨き)が加わることでパワフルに歯垢を除去できます。
しかし、人によっては振動が強すぎるという場合もあります。
個人的な意見ですが、電動歯ブラシの使い方に慣れていないのであれば、「ヨコ磨きのみ」が搭載された価格の安い機種でも十分です。
少なくとも、ブラシの動きだけに注目して上位機種や最上位機種を選ぶ必要はないでしょう。
搭載されているブラッシングモードは5つ
ドルツ EW-DT72に搭載されているブラッシングモードは5つです。
- Wクリーンモード
- ノーマルモード
- ソフトモード
- センシティブモード
- Wガムケアモード
Wクリーンモードは、ブラシの動きが「ヨコ磨き+タタキ磨き」になるブラッシングモードです。
せっかくEW-DT72を購入したなら、普段の歯磨きではこのWクリーンモードがオススメします。
また、Wクリーンモードの刺激が強いと感じた場合には、ノーマルモードやソフトモードを使用しましょう。
センシティブモードは、最も振動の弱いブラッシングモードなので、歯や歯ぐきを優しく磨きたい人にオススメです。
なお、Wガムケアモードは、歯ぐきを爽快にケアしたいときに使用するモードです。
押しつけ防止センサーは搭載されている
ドルツ EW-DT72には、押しつけ防止センサーが搭載されています。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
ドルツの場合は、押しつけ防止センサーが作動すると、「音」によってお知らせします。
「ピピピ」という音が聞こえたら、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
この押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシで歯磨きすることに慣れていない人ほど有効な機能です。
歯や歯ぐきを傷つけるリスクを減らしてくれるので、押しつけ防止センサーが搭載されている点は魅力的といえるでしょう。
ドルツ EW-DT72は最上位機種なので、「音」に加えて「光」によってもお知らせしてくれます。
電動歯ブラシ本体のLEDリングが赤く光ると、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
USB充電はできる
歯磨き性能とは少しズレますが、USB充電についても注目したい性能ポイントです。
ドルツは、
- 上位機種=USB充電可能(USB-Type Cケーブル)
- 下位機種=USB充電不可(専用プラグ)
となっています。
ドルツ EW-DT72は最上位モデルなので、USB充電ができる機種です。
ただ、パナソニックのドルツは、充電器台に置いて充電する方式です。
電源から充電器台までのケーブルが「USBケーブルか」「専用プラグか」の違いですね。
そのため、上位機種であっても、下位機種であっても、充電のために本体に直接ケーブルを差し込む手間はありません。
USB充電ができる機種は、専用ケーブルではないので余っているUSB-Type Cケーブルで代用できます。
つまり、旅行や出張などの出先に持ち運ぶケーブルの量を減らすことができるでしょう。
一方で、USB充電不可の機種は専用プラグなので、ケーブルの量が増えるほか、断線した場合に購入しなければいけません。
磨き角度センサーはある
ドルツ EW-DT72には、磨き角度センサーが搭載されています。
磨き角度センサーとは、歯と歯ぐきの境界を磨くときに適した角度(45度)に近づくと、ライトリングが青く光る機能です。
この機能があれば、電動歯ブラシを効果的に使用できるでしょう。
なお、ドルツのアプリを使用すれば、感度を調節できたり機能をオフにできたりします。
専用アプリと連携できる
ドルツ EW-DT72は、専用アプリと連携して使用することができます。
そもそもドルツの専用アプリと連携できる機種の中でも、
- アプリの一部機能だけ利用できる機種
- アプリの全機能を利用できる機種
の2通りがあります。
アプリの一部機能だけ利用できる機種については、「レッスン動画を見て歯磨きできる程度」です。
そのため、一部機能だけ利用できる機種だと、ドルツのアプリがあまり魅力的ではありません。
一方で、ドルツ EW-DT72は、最上位機種なので「アプリの全機能を利用できる機種」です。
なお、アプリの全機能を利用できる機種だと、「押しつけ過ぎのお知らせ」や「45度磨きのお知らせ」といった機能があります。
ドルツ EW-DT72と旧機種(EW-DT52)を比較
続いて、ドルツ EW-DT72と旧機種(EW-DT52)を比較していきます。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較します。
項目 | EW-DT72 | EW-DT52 |
---|---|---|
本体カラー | シルバー | シルバー |
ブラシの動き | ヨコ磨き+タタキ磨き | ヨコ磨き+タタキ磨き |
ブラッシング モード | Wクリーンモード、 ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード、 Wガムケアモード | Wクリーンモード、 ノーマルモード、 ソフトモード、 センシティブモード、 Wガムケアモード |
磨き角度センサー | ある | なし |
重量 | 約110g (ブラシを含む) | 約115g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*1 | 約1時間*1 |
使用時間 | 16日間*2 (Wクリーン・Wガムケアは11日間) | 22日間*2 (Wクリーン・Wガムケアは11日間) |
アプリ連携 | 可能 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ 防止センサー | ある | なし (パワーコントロール) |
充電器台 | ある | ある |
トラベルケース | ある | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約241 × 29 × 33mm (ブラシを含む) | 約241 × 29 × 34mm (ブラシを含む) |
発売日 | 2022年9月1日 | 2021年9月1日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
EW-DT72とEW-DT52の違いは、
- 磨き角度センサーの有無
- 押しつけ防止センサーの有無
- 充電時間の長さ
の3点です。
磨き角度センサーの有無
磨き角度センサーが搭載されているのは、2022年モデルのEW-DT72です。
一方で、2021年モデルのEW-DT52は、磨き角度センサーが搭載されていません。
磨き角度センサーが搭載されていると、歯周ポケット磨きに適したブラシの角度(45度)で歯磨きしやすいです。
押しつけ防止センサーの有無
押しつけ防止センサーが搭載されているのが2022年モデルのEW-DT72です。
それに対して、EW-DT52は押しつけ防止センサーが非搭載の代わりに、「パワーコントロール」が搭載されています。
ブラシを歯に押し付ける力が強いときに、
- 押しつけ防止センサーは「音」でお知らせする機能
- パワーコントロールは「振幅」を小さくする機能
という違いがあります。
どちらの機能も歯や歯ぐきを傷つけるリスクを減らしてくれる便利な機能です。
ただ、パワーコントロールだと意図しない形で振幅が弱くなり、少し扱いづらいと感じる瞬間がありました。
その点、押しつけ防止センサーは音でお知らせするだけなので、扱いづらさを感じることはないです。
充電時間と使用時間の長さ
EW-DT72はフル充電までに約3時間ほどかかります。
それに対して、EW-DT52はフル充電までに約1時間ほどです。
実は旧機種のEW-DT52のほうが充電時間が短く、EW-DT72よりも優れています。
また、使用時間の長さを比較しても、旧機種であるEW-DT52のほうが一歩優れています。
そして、執筆時点での価格を比較すると、旧機種のEW-DT52ほうが14,000円ほど安いです。
そのため、あえて旧機種であるEW-DT52を購入するのも1つの手です。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシについては、EW-DT72とEW-DT52の内容が全く同じです。
どちらの電動歯ブラシを選んでも、
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- 極細毛ブラシ(ラージ)
- クリーン&ホワイトブラシ
- 極細毛ポイント磨きブラシ
が1本ずつ付属されます。
備考:補修用性能部品の保有期間について
電動歯ブラシの保証書に書いてある「補修用性能部品の保有期間」について簡単に解説します。
まず、補修用性能部品とは、製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
そして、パナソニックのドルツの場合、補修用性能部品の保有期間は「製造打ち切り後から5年間」とされています。
つまり、製造打ち切り後から5年経つと、メーカーで修理用の部品を所持していない可能性が出てくるのです。
そのため、故障したときのことを考えると、最新機種である2022年モデルのEW-DT72のほうが安心して使用できるでしょう。
ドルツ EW-DT72のレビュー
ドルツ EW-DT72をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
ドルツ EW-DT72の本体は、「シルバー」の1色だけです。
メタリックな光沢感のあるシルバーで、カッコいい電動歯ブラシだといえます。
ドルツの最上位機種ということもあって、高級感のあるデザインに仕上がっている点は魅力的です。
電源ボタンが楕円形になっているところを見ても、スタイリッシュなデザインを目指していることが分かります。
充電時間と使用時間
ドルツ EW-DT72の充電時間は、約3時間と短いです。
ドルツの他機種では、フル充電までに「1時間」「17時間」といった機種があります。
基本的には、歯磨き後に充電器台に置くことになります。
そのため、日常生活において充電時間の長さはあまり気にする必要がありません。
ただし、出先でのトラブルや停電時など不測の事態が起こったときに、充電時間が便利に感じるでしょう。
なお、ドルツ EW-DT72の使用時間は、フル充電状態で最大16日間です。
ドルツの中では、使用できる時間が長いといえるでしょう。
重量・腕の疲れにくさ
ドルツ EW-DT72は最上位モデルということもあって、さまざまな機能が搭載されています。
そのため、ブラシ装着時の重量は「110g」で、ドルツの中では重ための部類になります。
しかし、ドルツの中では重たくても、電動歯ブラシ全体の中では軽量な機種です。
手に持って軽いと感じるほどではありませんが、重たく感じることはないでしょう。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(充電器台など)
ドルツ EW-DT72には、充電器台が付属されてきます。
充電のために電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続する必要がないので、これは非常に便利です。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ドルツ EW-DT72と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ドルツ EW-DT72 | ソニッケアー9900 プレステージ | オーラルB iO9 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 | 32,927円 | 37,070円 | 49,280円 |
ブラッシングモード | Wクリーンモード ノーマルモード ソフトモード センシティブモード Wガムケアモード | クリーンモード ホワイトプラスモード ディープクリーンプラスモード ガムヘルスモード センシティブモード 舌磨きモード | クリーンモード しっかりクリーンモード やわらかクリーンモード 超やわらかクリーンモード 歯ぐきケアモード ホワイトニングモード 舌クリーニングモード |
重量 | 約110g | 約122g | 約137g |
充電時間 | 約3時間*1 | 約16時間*1 | 約3時間*1 |
使用時間 | 16日間*2 | 14日間*2 | 12日間*2 |
押しつけ防止センサー (過圧防止機能) | ある | ある | ある |
特徴 | 磨き角度センター。 横方向の振動と縦方向の振動。 | 音波水流。 動かしすぎ検出機能。 SenseIQテクノロジー。 | 遠心マイクロモーション。 ディスプレイによる視覚ガイド。 AIによるブラッシングガイド。 |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツ EW-DT72を同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数が1~2つ少ないです。
比較している他社2機種もフラグシップモデルなので、搭載されているブラッシングモードの数が多いです。
充電時間で比較すると、ソニッケアー9900 プレステージよりも13時間も短いことが分かります。
また、使用時間で比較すると、オーラルB iO9よりも4日ほど使用できる時間が長いです。
さらに、磨き角度センサーは他社2機種には搭載されてなく、ドルツ EW-DT72ならではの魅力だといえるでしょう。
総評:磨き角度センサーとアプリ連携が魅力の1台
この記事では、パナソニック ドルツの最上位モデルである「EW-DT72」をご紹介しました。
EW-DT72は、
- 磨き角度センサーが搭載
- ドルツアプリの全機能を利用できる
- ブラッシングモードが5つ
- ブラシの動きが「ヨコ磨き+タタキ磨き」
- 押しつけ防止センサーが搭載
といった魅力があります。
特に、「磨き角度センサーが搭載」「ドルツアプリの全機能が利用できる」という2点が他の機種にはない魅力です。
ただ、執筆時点で価格が3万円以上なので、気軽に購入できる機種ではありません。
EW-DT72の価格が高いと感じる場合には、下位機種や旧機種の価格と性能を見てみましょう。
例えば、旧機種のEW-DT52であれば、約2万円ほどで購入できるため、磨き角度センサー非搭載でよければ旧機種もオススメです。