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ドルツ EW-DL38のレビュー!旧機種(EW-DL37)と違いはある?
本記事の内容は、ドルツ EW-DL38の評判とレビューです。
ドルツ EW-DL38は、パナソニックから2022年9月1日に発売されたエントリーモデルです。
ドルツの中では比較的に価格の安い機種であり、気軽に購入しやすい電動歯ブラシといえます。
なお、本記事を通して、「旧機種のドルツ EW-DL37(2021年モデル)との違い」についてもお伝えしていきます。
ドルツ EW-DL38の後継機種は以下の記事から!
ドルツ EW-DL38の性能・スペック
本体カラー | ブルー、ピンク |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ |
ブラッシングモード | 2つのモード*1 |
重量 | 約95g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約17時間*2 |
使用時間 | 22日間*3 |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
トラベルケース | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約216 × 27 × 30mm (ブラシを含む) |
*1:2つのブラッシングモード=「ノーマルモード・ソフトモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
当サイトおすすめのドルツを見る!
ドルツ EW-DL38の口コミ評判
電動歯ブラシ ドットコムでは「ドルツ EW-DL38」を使用した人の感想を募集中です。
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※いたずら・スパム防止のため管理者が承認するまでレビューは更新されません。
ドルツ EW-DL38の歯磨き性能
次に、ドルツ EW-DL38の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」
ドルツ EW-DL38のブラシの動きは「ヨコ磨きのみ」です。
そもそもドルツには、大きく分けて2つのブラシの動きが存在します。
- ヨコ磨きのみ
- ヨコ磨き+タタキ磨き
「ヨコ磨きのみ」は、エントリーモデルやスタンダードモデルなどの価格の安い機種で見られるブラシの動きです。
一般的な電動歯ブラシにも見られるブラシの動きなので、価格の安い機種だからといって、磨き心地が悪いということはありません。
一方で、「ヨコ磨き+タタキ磨き」は、上位機種や最上位機種などの価格の高い機種で見られるブラシの動きです。
横方向の振動だけではなく、縦方向の振動(タタキ磨き)が加わることでパワフルに歯垢を除去できます。
しかし、人によっては振動が強すぎるという場合もあります。
個人的な意見ですが、電動歯ブラシの使い方に慣れていないのであれば、「ヨコ磨きのみ」が搭載された価格の安い機種でも十分です。
少なくとも、ブラシの動きだけに注目して上位機種や最上位機種を選ぶ必要はないでしょう。
搭載されているブラッシングモードは2つ
ドルツ EW-DL38に搭載されているブラッシングモードは2つです。
- ノーマルモード
- ソフトモード
価格の安い機種なので、ブラッシングモードに関しては必要最低限だといえます。
基本的には「ノーマルモード」を使用して、ドルツ EW-DL38で歯磨きすることをオススメします。
しかし、振動が強いと感じる場合には、振動の弱い「ソフトモード」を使用するようにしましょう。
押しつけ防止センサーは搭載されている
ドルツ EW-DL38には、押しつけ防止センサーが搭載されています。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
ドルツの場合は、押しつけ防止センサーが作動すると、「音」によってお知らせします。
「ピピピ」という音が聞こえたら、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
この押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシで歯磨きすることに慣れていない人ほど有効な機能です。
比較的に価格の安いドルツ EW-DL38に、この押しつけ防止センサーが搭載されている点は魅力的といえるでしょう。
なお、ドルツの最上位機種になると、「音」に加えて「光」によってもお知らせしてくれます。
電動歯ブラシ本体のLEDリングが赤く光ると、ブラシを歯に押し当てる力が強すぎるという意味になります。
さらに安く過圧防止機能(押しつけ防止センサー)が搭載されている機種はこちら
USB充電はできない
歯磨き性能とは少しズレますが、USB充電についても注目したい性能ポイントです。
ドルツは、
- 上位機種=USB充電可能(USB-Type Cケーブル)
- 下位機種=USB充電不可(専用プラグ)
となっています。
ドルツ EW-DL38は下位機種なので、当然ながらUSB充電ができない機種です。
ただ、パナソニックのドルツは、充電器台に置いて充電する方式です。
電源から充電器台までのケーブルが「USBケーブルか」「専用プラグか」の違いですね。
そのため、上位機種であっても、下位機種であっても、充電のために本体に直接ケーブルを差し込む手間はありません。
USB充電ができる機種は、専用ケーブルではないので余っているUSB-Type Cケーブルで代用できます。
つまり、旅行や出張などの出先に持ち運ぶケーブルの量を減らすことができるでしょう。
一方で、USB充電不可の機種は専用プラグなので、ケーブルの量が増えるほか、断線した場合に購入しなければいけません。
磨き角度センサーはない
ドルツ EW-DL38には、磨き角度センサーが搭載されていません。
磨き角度センサーとは、歯と歯ぐきの境界を磨くときに適した角度(45度)に近づくと、ライトリングが青く光る機能です。
この機能があれば、電動歯ブラシを効果的に使用できるでしょう。
しかし、磨き角度センサーは最上位機種にしか搭載されていない機能です。
そのため、ドルツ EW-DL38には磨き角度センサーが搭載されていません。
専用アプリとの連携はできる(一部)
ドルツ EW-DL38は、専用アプリと連携して使用することができます。
しかし、ドルツアプリの全機能を利用できるわけではありません。
専用アプリと連携できる機種の中でも、
- アプリの一部機能だけ利用できる機種
- アプリの全機能を利用できる機種
の2通りがあります。
アプリの一部機能だけ利用できる機種については、「レッスン動画を見て歯磨きできる程度」です。
そのため、それほど大きな魅力とはいえません。
電動歯ブラシを使用したことがない人であれば、レッスン動画を見て歯磨きする価値はあります。
一方で、アプリの全機能を利用できる機種は、「押しつけ過ぎのお知らせ」や「45度磨きのお知らせ」といった機能があります。
ただ、アプリの全機能を利用できる機種は、最上位機種である「EW-DTシリーズ」だけなので、少しハードルは高いです。
執筆時点(2023年3月)では、ソニッケアー・オーラルB・ドルツのアプリを比較すると、ドルツのアプリは最も評価が低いです(*Apple StoreとGoogle Playストアにおける評価)。実際、他社アプリと比較すると、アプリの機能面は劣っています。そのため、ドルツにおいて、アプリが利用できるかどうかは過度に気にする必要はありません。
ドルツ EW-DL38と旧機種(EW-DL37)を比較
続いて、ドルツ EW-DL38と旧機種(EW-DL37)の比較をしていきます。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較します。
項目 | EW-DL38 | EW-DL37 |
---|---|---|
本体カラー | ブルー、ピンク | ブルー、ピンク |
ブラシの動き | ヨコ磨きのみ | ヨコ磨きのみ |
ブラッシング モード | ノーマルモード、 ソフトモード | ノーマルモード、 ソフトモード |
重量 | 約95g (ブラシを含む) | 約95g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約17時間*1 | 約17時間*1 |
使用時間 | 22日間*2 | 22日間*2 |
アプリ連携 | 可能 (一部機能のみ) | 可能 (一部機能のみ) |
押しつけ 防止センサー | ある | なし |
充電器台 | ある | ある |
トラベルケース | なし | なし |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約216 × 27 × 30mm (ブラシを含む) | 約216 × 27 × 30mm (ブラシを含む) |
発売日 | 2022年9月1日 | 2021年9月1日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
EW-DL38とEW-DL37の違いは、「押しつけ防止センサー」の有無です。
基本的な性能は全く同じですが、押しつけ防止センサーが搭載されているのが2022年モデルのEW-DL38です。
それに対して、EW-DL37は押しつけ防止センサーが非搭載の代わりに、「パワーコントロール」が搭載されています。
押しつけ防止センサーとパワーコントロールについて、以下で簡単に解説します。
ブラシを歯に押し付ける力が強いときに、
- 押しつけ防止センサーは「音」でお知らせする機能
- パワーコントロールは「振幅」を小さくする機能
という違いがあります。
どちらの機能も歯や歯ぐきを傷つけるリスクを減らしてくれる便利な機能です。
付属の替えブラシの比較
付属の替えブラシについては、内容が全く同じなので詳細な比較は省略します。
どちらの電動歯ブラシを選んでも、
- 極細毛ブラシ(コンパクト)
- クリーン&ホワイトブラシ
が1本ずつ付属されます。
備考:補修用性能部品の保有期間について
電動歯ブラシの保証書に書いてある「補修用性能部品の保有期間」について簡単に解説します。
まず、補修用性能部品とは、製品の機能を維持するために必要な部品のことです。
そして、パナソニックのドルツの場合、補修用性能部品の保有期間は「製造打ち切り後から5年間」とされています。
つまり、製造打ち切り後から5年経つと、メーカーで修理用の部品を所持していない可能性が出てくるのです。
そのため、故障したときのことを考えると、最新機種である2022年モデルのほうが安心して使用できるでしょう。
ドルツ EW-DL38のレビュー
ドルツ EW-DL38をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
ドルツ EW-DL38の本体は、以下の2色から選べます。
本体カラー | 製品名 |
---|---|
ブルー | ドルツ EW-DL38 A |
ピンク | ドルツ EW-DL38 P |
どちらの本体カラーであっても、光沢のないマットな印象で可愛らしい色合いです。
また、ブラッシングモードの表示があるので、オーラルBなどのエントリーモデルよりも使用しやすいでしょう。
充電時間と使用時間
ドルツ EW-DL38の充電時間は、約17時間とドルツの中では長い部類です。
ドルツの他機種では、フル充電までに「1時間」「3時間」といった機種があります。
17時間は長いように見えますが、他社と比較すると特別長いわけではありません。
基本的には、歯磨き後に充電器台に置くことになります。
そのため、日常生活において充電時間の長さはあまり気にする必要がありません。
ただし、出先でのトラブルや停電時など不測の事態が起こったときに、充電時間が長いと不便に感じる可能性があります。
ドルツ EW-DL38の使用時間は、フル充電状態で最大22日間です。
ドルツの中では、使用できる時間が長いといえるでしょう。
重量・腕の疲れにくさ
ドルツ EW-DL38はエントリーモデルということもあって、あまり多くの機能が搭載されていません。
そのため、ブラシ装着時の重量は「95g」で、ドルツの中では軽い部類になります。
手に持って軽いと感じるほどではありませんが、重たく感じることはないでしょう。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(充電器台など)
ドルツ EW-DL38には、充電器台が付属されてきます。
充電のために電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続する必要がないので、これは非常に便利です。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
ドルツ EW-DL38と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | ドルツ EW-DL38 | ソニッケアー3100 (2022年モデル) | オーラルB PRO2 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 | 8,673円 | 6,980円 | 7,560円 |
ブラッシングモード | ノーマルモード ソフトモード | クリーンモード | クリーンモード やわらかクリーンモード ホワイトニングモード |
重量 | 約95g | 約97g | 約131g |
充電時間 | 約17時間*1 | 約24時間*1 | 約12時間*1 |
使用時間 | 22日間*2 | 14日間*2 | 12日間*2 |
押しつけ防止センサー | ある | ある | ある |
特徴 | 横方向の振動する | 音波水流 | ブラシが回転して 上下に振動する |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 丸型回転式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
ドルツ EW-DL38を同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数は平均的で多くも少なくもありません。
「普段使いのノーマルモード」と「歯や歯ぐきを優しく磨けるソフトモード」の2つなので、多くの人はこの2つのブラッシングモードで十分に感じるでしょう。
次に重量を比較すると、ドルツ EW-DL38は他社の電動歯ブラシよりも比較的に軽いことが分かります。
また、ドルツ EW-DL38は使用時間が22日間と長めであり、他社よりも魅力的であるといえます。
一方で、目立った特徴がない点については、ドルツ EW-DL38の悪い部分だといえるかもしれません。
ここで比較している3機種は「同じ価格帯」といっても、数千円の違いはあります。
そして、執筆時点では3機種の中で最も価格の高い機種なので、個人的にはもう少し目立った特徴が欲しいと感じてしまいます。
総評:押しつけ防止センサーが搭載された機種が欲しい人にオススメ
この記事では、パナソニック ドルツのエントリーモデルである「EW-DL38」をご紹介しました。
価格が安く、押しつけ防止センサーが搭載されているという点で非常に魅力的な機種です。
ただ、フィリップス ソニッケアー3100などEW-DL38よりも価格が安く、押しつけ防止センサーが搭載されている機種は存在します。
そのため、電動歯ブラシ本体の魅力だけで購入を判断するのは適切ではありません。
たとえば、ドルツの特徴として「替えブラシの安さ」という点が挙げられます。
海外メーカーのソニッケアーやオーラルBは、替えブラシが高い傾向にあります。
一方で、パナソニックの販売する国産電動歯ブラシのドルツは替えブラシが安いのです。
押しつけ防止センサーが搭載されている機種が欲しく、替えブラシの安さに魅力を感じる場合には、特にオススメできる1台でしょう。