オーラルB iO7の評判とレビュー!【iO8やiO9との違いを解説】
本記事の内容は、オーラルB iO7の評判とレビューです。
オーラルB iO7は、電動歯ブラシの有名メーカー「ブラウン(Braun)」から2022年10月7日に発売された上位機種です。
そもそもiOシリーズには、以下の7つ機種が存在します。
これら7つの機種で、「iO7」は上位グレードです。
”最上位シリーズ(iOシリーズ)”の中で上位グレードのため、本体性能は非常に高い部類になります。
ちなみに、オーラルB iO7には
- 2020年モデル
- 2021年モデル
- 2022年モデル
の3モデルがあります。
発売年月 | 製品名 | 型番 |
---|---|---|
2022年10月7日 | ブラウン オーラルB iO7 (ブラックオニキス) | iOM72J22BDBK-W |
2021年10月1日 | ブラウン オーラルB iO7 (ブラックオニキス) | iOM72J22BDBK |
2020年11月1日 | ブラウン オーラルB iO7 (ホワイトアラバスター) | iOM72A11BCWT |
2020年・2021年モデルはネット上でもあまり販売されていません。
しかし、製品名が似ているので、2022年モデルと間違えないように注意してください。
旧式モデルと2022年モデルで大きな性能差はありません。しかし、旧式モデルのほうが価格が高い場合があります。
オーラルB iO7の性能・スペック
製品名 | オーラルB iO7 ブラックオニキス |
本体カラー | ブラックオニキス |
ブラシの動き | 丸型回転+遠心マイクロモーション |
ブラッシングモード | 5つのモード*1 |
重量 | 約137g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*2 |
使用時間 | 12日間*3 |
アプリ連携 | 可能 |
押しつけ防止センサー | ある |
充電器台 | ある |
USB充電 トラベルケース | なし (USB充電不可の トラベルケースは付属) |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | 約239 × 30 × 30mm (ブラシを含む) |
*1:5つのブラッシングモード=「クリーン・しっかりクリーン・やわらかクリーン・超やわらかクリーンモード・ホワイトニングモード」
*2:充電切れから満充電になるまでの時間
*3:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
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オーラルB iO7の口コミ評判
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オーラルB iO7の歯磨き性能
次に、オーラルB iO7の歯磨き性能について見ていきましょう。
ブラシの動きは「丸型回転+遠心マイクロモーション」
オーラルBには、大きく分けて3つのブラシの動きが存在します。
- 丸型回転+遠心マイクロモーション
- 丸型回転+上下振動
- 丸型回転のみ
丸型回転+遠心マイクロモーションは、最上位モデルの「iOシリーズ」でのみ搭載されているブラシの動きです。
オーラルB iO7はiOシリーズなので、ブラシの動きは「丸型回転+遠心マイクロモーション」です。
なお、オーラルBの中で、「丸型回転+遠心マイクロモーション」は最も歯垢除去力の高いブラシの動きとなっています。
遠心マイクロモーションは、ブラシ1本1本を振動させるテクノロジー。「リニアマグネティックシステム」という磁気エネルギーをブラシヘッドに効果的に伝えることで、この遠心マイクロモーションを実現している。
搭載されているブラッシングモードは5つ
オーラルB iO7に搭載されているブラッシングモードは5つです。
これは下位機種の「オーラルB iO5」や「オーラルB iO6」とブラッシングモードの数が同じです。
- クリーンモード
- しっかりクリーンモード
- やわらかクリーンモード
- 超やわらかクリーンモード
- ホワイトニングモード
通常はクリーンモードを使用します。
そして、歯をよりキレイに磨きたい場合は、クリーンモードよりも振動の強い「しっかりクリーンモード」がオススメです。
また、歯ぐきが気になるときは、振動が弱い「やわらかクリーンモード」や「超やわらかクリーンモード」を使用しましょう。
ステイン(着色汚れ)が気になるときはホワイトニングモードを使用することをオススメします。
これらブラッシングモードを適切に使い分けることで、より良いブラッシング体験を得られるでしょう。
押しつけ防止センサーは搭載されている
オーラルB iO7には、押しつけ防止センサーが搭載されています。
押しつけ防止センサーとは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能です。
電動歯ブラシ本体にLEDライトがあり、ブラシを押し当てる力が強いときに赤く光ってお知らせする機種がほとんどです。
オーラルB iO7は上位モデルということもあって、
- ブラシを押し当てる力が強すぎると「赤色」
- ブラシを押し当てる力が適切だと「緑色」
- ブラシを押し当てる力が弱いと「白色」
に光る「スマート押しつけ防止センサー」が搭載されています。
押しつけ防止センサーは、電動歯ブラシで歯磨きすることに慣れていない人ほど有効な機能です。
特にスマート押しつけ防止センサーは、3色の色分けによって力加減がより分かりやすいです。
歯や歯ぐきを傷つけるリスクを減らし、適切な力加減を教えてくれる点は非常に魅力的といえるでしょう。
ディスプレイによる視覚ガイドがある(モノクロ)
オーラルB iO7には、ディスプレイによる視覚ガイドがあります。
ディスプレイによる視覚ガイドがあると、
- 使用中のブラッシングモードが一目で分かる
- 歯磨きの時間(2分間)をカウントしてくれる
- ブラシの交換タイミングをお知らせしてくれる
といったメリットがあります。
ディスプレイの移り具合は、スマートウォッチに近いです。
ただし、オーラルB iO7は、「ディスプレイがモノクロ」という制限があります。
そのため、少し物寂しい印象を感じるかもしれません。
ただ、機能面だけをみれば、最上位機種とほとんど同じ性能のインタラクティブディスプレイです。
なお、モノクロのディスプレイは嫌だという人は、「オーラルB iO8」や「オーラルB iO9」を検討しましょう。
専用アプリと連携はできる
オーラルB iO7は、専用アプリと連携することができます。
そのため、専用アプリと連携して、丁寧にじっくりと歯磨きしたい人に向いている機種です。
基本的に、電動歯ブラシに慣れていない人は、専用アプリと連携したほうが歯をキレイに磨けます。
- リアルタイムで磨き方をガイド
- 磨いた時間や磨き方のスコアを表示
- 歯磨きのコーチング
- ブラッシング状況をリアルタイムでフィードバック
これらの機能を有効活用して歯磨きしたい人は、専用アプリと連携できる機種を選ぶべきです。
なお、一部機能は最上位機種(オーラルB iO9など)でなければ利用できません。
AIによるブラッシングガイドが搭載されている
オーラルB iO7は、AIによるブラッシングガイドが搭載されています。
AIによるブラッシングガイドとは、人工知能ブラッシング認知機能によって、歯磨きしている箇所をリアルタイムに検知する機能です。
オーラルBのiOシリーズの場合、
- 口の中を立体的に16か所を検知
- 口の中を立体的に6か所を検知
の2パターンがあります。
「16か所を検知」の機種は、現状最上位機種のオーラルB iO9のみです。
そのため、オーラルB iO7は「6か所を検知」の機種です。
6か所を検知する機種は、16か所を検知する機種に劣っています。
しかし、オーラルBのほとんどは、このAIによるブラッシングガイドが搭載されていません。
磨き残しの可能性を減らせるという点でみれば、6か所検知の機種であっても十分に魅力的です。
オーラルB iO7と他のiOシリーズを比較
続いて、オーラルB iO7と上位機種のiO8・iO9を比較します。
電動歯ブラシ本体の比較
まずは、それぞれの電動歯ブラシ本体を比較していきます。
項目 | オーラルB iO7 | オーラルB iO8 | オーラルB iO9 |
---|---|---|---|
本体カラー | ブラックオニキス | ホワイトアラバスター | ブラックオニキス |
ブラシの動き | 丸型回転+遠心マイクロモーション | 丸型回転+遠心マイクロモーション | 丸型回転+遠心マイクロモーション |
ブラッシング モード | クリーンモード、 しっかりクリーンモード、 やわらかクリーンモード、 超やわらかクリーンモード、 ホワイトニングモード | クリーンモード、 しっかりクリーンモード、 やわらかクリーンモード、 超やわらかクリーンモード、 歯ぐきケアモード、 ホワイトニングモード | クリーンモード、 しっかりクリーンモード、 やわらかクリーンモード、 超やわらかクリーンモード、 歯ぐきケアモード、 ホワイトニングモード、 舌クリーンモード |
重量 | 約137g (ブラシを含む) | 約137g (ブラシを含む) | 約137g (ブラシを含む) |
充電時間 | 約3時間*1 | 約3時間*1 | 約3時間*1 |
使用時間 | 12日間*2 | 12日間*2 | 12日間*2 |
アプリ連携 | 可能 | 可能 | 可能 |
押しつけ 防止センサー | ある | ある | ある |
ディスプレイ | ある (モノクロ) | ある (カラー) | ある (カラー) |
AIガイド | 6か所を検知 | 6か所を検知 | 16か所を検知 |
充電器台 | ある | ある | ある |
USB充電 トラベルケース | なし (USB充電不可の トラベルケースは付属) | なし (USB充電不可の トラベルケースは付属) | ある |
本体寸法 (高さ・幅・奥行き) | (ブラシを含む) | 約239 × 30 × 30mm(ブラシを含む) | 約239 × 30 × 30mm(ブラシを含む) | 約239 × 30 × 30mm
発売日 | 2022年10月7日 | 2022年10月7日 | 2022年10月7日 |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
これら3機種を比較した結果、
- モノクロのディスプレイでも十分という人は「オーラルB iO7」
- ディスプレイはカラーのほうが良いという人は「オーラルB iO8」
- AIによるブラッシングガイドの性能を重要視する人は「オーラルB iO9」
といった選び方をオススメします。
ここで比較した3機種は、オーラルBの中でも非常に優れた性能です。
そのため、最も安価なオーラルB iO7を選んだとしても性能に不満を持つ人は少ないでしょう。
ただ、
- ディスプレイは色付きのほうが良い!
- AIによるブラッシングガイドの性能を重要視する!
といった場合には、iO8やiO9といったさらに上位機種を検討してください。
あれ、オーラルB iO7SってオーラルB iO7と何が違うの?
と思う人もいるかもしれませんが、性能自体に違いはありません。
「サファイアブルー」という深い青(紺色)の本体カラーが好きな場合には、iO7よりもiO7Sを購入すべきです。
なお、iO7Sの場合には、トラベルケース(USB充電不可)が付属されていません。
旅行や出張が多い人はトラベルケースが(USB充電不可)が付属されているiO7のほうがいいでしょう。
付属の替えブラシの比較
iOシリーズで付属されている替えブラシは、基本的にどれも同じです。
そもそもiOシリーズの替えブラシは以下の2種類だけです。
- アルティメットクリーンブラシ
- ジェントルケアブラシ
そして、基本的には「アルティメットクリーンブラシ」が付属されています。
なお、通常のオーラルB替えブラシである「マルチアクションブラシ」などは、iOシリーズに装着できません。
もし、iOシリーズの電動歯ブラシを購入される際は注意してください。
オーラルB iO7のレビュー
オーラルB iO7をレビューしていきます。
本体のデザイン・カラーについて
オーラルB iO7の本体は「ブラックオニキス」だけです。
全体的にグレーの色合いで、黒いディスプレイとよくマッチしています。
価格が高いだけあって質感も高く、高級感を感じさせてくれる機種です。
また、「電動歯ブラシにディスプレイ」という組み合わせは、他社の電動歯ブラシにはない魅力的です。
ディスプレイが普段使いに便利な機能であることはもちろん、見た目の先進的なデザインから所有欲も満たしてくれるでしょう。
充電時間と使用時間
オーラルB iO7の充電時間は、約3時間とオーラルBの中では最も短いです。
他のオーラルBでは、フル充電までに「12時間」「16時間」「22時間」といった機種があります。
基本的には、歯磨き後に充電器台に置くことになります。
そのため、日常生活において充電時間の長さはあまり気にする必要がありません。
ただし、出先でのトラブルや停電時など不測の事態が起こったときに、充電時間が短いと便利に感じる可能性があります。
オーラルB iO7の使用時間は、フル充電状態で最大12日間です。
オーラルBの中では、使用できる時間が平均的といえるでしょう。
重量・腕の疲れにくさ
オーラルB iO7は、過圧防止機能やアプリ連携が可能な機種です。
また、モノクロではありますがディスプレイが搭載、AIによるブラッシングガイドまで搭載されています。
そのため、ブラシ装着時の重量は「137g」で、オーラルBの中では少し重たい部類になります。
ただ、実際に手に持ってたとしても「重い…」と感じる人は少ないでしょう。
参考までにiPhone 14の重量は172g、Google Pixel 7の重量は197gです。
電動歯ブラシの使用時間は1回あたり2~3分なので、腕が疲れてしまう人はほとんどいないのではないでしょうか。
付属品(充電器台など)
オーラルB iO7には、充電器台が付属されてきます。
充電のために電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続する必要がないので、これは非常に便利です。
筆者の感覚ですが、電動歯ブラシ本体に充電ケーブルを接続するのって結構面倒に感じます。
歯磨きが終わったら、水気を軽く切って充電器台に置くだけなので、充電の感覚がほとんどありません。
収納のような感覚で充電できるので、面倒くさがりの人には必須の付属品です。
下位モデルの「差し込み式」とは違い、オーラルB iO7で付属されている充電器台は「マグネット式」です。この充電器台によって、3時間でフル充電することを実現しています。
同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較
オーラルB iO7と同じ価格帯の他社の電動歯ブラシと比較していきます。
なお、執筆時点の価格に基づいて比較しますので、あらかじめご了承ください。
項目 | オーラルB iO7 | ソニッケアー ダイヤモンドクリーン9000 (2022年モデル) | ドルツ EW-DP56 |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
価格 | 28,765円 | 27,480円 | 26,800円 |
ブラッシングモード | クリーンモード しっかりクリーニングモード やわらかクリーンモード 超やわらかクリーンモード ホワイトニングモード | クリーンモード ホワイトプラスモード ガムヘルスモード ディープクリーンモード | Wクリーニングモード ノーマルモード ソフトモード センシティブモード Wガムケアモード |
重量 | 約137g | 約132g | 約110g |
充電時間 | 約3時間*1 | 約24時間*1 | 約3時間*1 |
使用時間 | 12日間*2 | 14日間*2 | 22日間*2 |
押しつけ防止センサー (過圧防止機能) | ある | ある | ある |
特徴 | 遠心マイクロモーションと ディスプレイによる視覚ガイド | 音波水流 | 横方向の振動と 縦方向の振動で磨く |
種類 | 丸型回転式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
レビュー | 本記事 | レビュー | レビュー |
*1:充電切れから満充電になるまでの時間
*2:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合
オーラルB iO7を同価格帯の電動歯ブラシと比較すると、ブラッシングモードの数は多い部類です。
充電時間を比較しても、ドルツ EW-DP56と同じで3時間だけでフル充電になります。
ただ、使用時間を比べると、フル充電から使用できる長さで他社2機種に負けています。
一方で、オーラルB iO7にはディスプレイが搭載されています。
ソニッケアーダイヤモンドクリーン9000(2022年モデル)やドルツ EW-DP56では、ディスプレイが搭載されていません。
そのため、ディスプレイが搭載されている点については、オーラルB iO7の魅力といえるでしょう。
総評:急速充電に魅力を感じる人にオススメの機種
この記事では、ブラウンのオーラルBの上位機種である「オーラルB iO7」をご紹介しました。
オーラルB iO7には以下のような魅力があります。
- 遠心マイクロモーション搭載
- 専用アプリと連携可能
- ブラッシングモードは5つ搭載
- スマート押しつけ防止センサー搭載
- AIによるブラッシングガイドあり
- ディスプレイが搭載(モノクロ)
- 約3時間でフル充電できる
iO7よりも下位のiOシリーズの機種は、フル充電までに「12時間」または「16時間」といった長い時間が必要です。
それに対して、オーラルB iO7はフル充電までに「3時間」と短い時間で充電が完了します。
不測の事態が起こったときや充電を忘れてしまったときには、この充電時間の短さが便利に感じるでしょう。
また、モノクロとはいえ、ディスプレイが搭載されている点はオーラルB iO7の大きな魅力といえるでしょう。
ただし、1つ下位機種の「オーラルB iO6」と比べると、オーラルB iO7が優れている点は充電時間の短さぐらいです。
1つ下位の機種と性能面で大きな違いが見られないという点は、少し残念なポイントといえます。
価格と性能を見比べながら、どちらの電動歯ブラシが自分に合っているかをよく考える必要があるのではないでしょうか。