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ソニッケアーとドルツを比較!価格や性能で比較したらおすすめはどっち?
電動歯ブラシについて調べると、ソニッケアーとドルツの違いについて気になってくる人が多いでしょう。
そこで本記事では、ソニッケアーとドルツをさまざまな項目で比較します。
それぞれの特徴やメリットについても解説するので、ぜひ参考にしてください。
ソニッケアーとドルツを徹底比較
項目 | ソニッケアー | ドルツ |
---|---|---|
価格 | 5,330円~ | 5,656円~ |
種類 | 音波式電動歯ブラシ | 音波式電動歯ブラシ |
ブラッシングモード | 1つ~ | 2つ~ |
充電時間 | 約16時間 約24時間 約48時間 | 約1時間 約2時間 約3時間 約17時間 |
使用時間 | 14日間 | 7日間 16日間 22日間 |
アプリ評価 | Appleストア:星4.4 Google Play:星4.1 | Appleストア:星2.0 Google Play:星3.0 |
特別な機能 | SenseIQ(センスIQ)によるブラッシングサポート。 | W音波振動 |
*:比較表は「フィリップスのソニッケアー性能比較表」や「パナソニックのドルツ性能比較表」をもとに作成しています。
*:充電切れから満充電になるまでの時間。
*:満充電後、2分間のブラッシングを1日2回使用した場合。
価格を比較
ソニッケアーは5,000円台の「ソニッケアー2100」が最安モデルです。
また、ドルツも5,000円台の「ドルツ EW-DM63」が最安モデルです。
電動歯ブラシの本体価格で比べると、ソニッケアーとドルツに大きな差はありません。
しかし、替えブラシの価格で比較した場合は、大きな価格差が見られます。
ソニッケアーの替えブラシは1本あたり約900~1,400円ほどです。
一方で、ドルツの替えブラシは1本あたり約400~600円(トータルケアブラシを除く)です。
そのため、替えブラシの価格を見ると、ドルツのほうが安価であることが分かります。
電動歯ブラシの替えブラシは、約3ヵ月ごとに交換することが推奨されています。
ランニングコストを抑えたい人は、ソニッケアーよりもドルツのほうが向いているでしょう。
種類を比較
電動歯ブラシには、大きく分けて3つの種類があります。
そして、ソニッケアーとドルツは「音波式電動歯ブラシ」です。
音波式電動歯ブラシは最もベーシックな種類であり、ブラシの形状は手磨きブラシと同じです。
音波式電動歯ブラシと他の種類の電動歯ブラシとの違いを以下表にまとめます。
項目 | 歯垢除去のパワー | 動作音 |
---|---|---|
音波式電動歯ブラシ | 普通 | 普通 |
丸型回転式電動歯ブラシ | 強い | 大きめ |
超音波式電動歯ブラシ | 弱い | 小さい |
音波式電動歯ブラシは「振動の力」で歯垢を除去します。
一方で、丸型回転式電動歯ブラシは「回転の力」を主力にして歯垢を除去します。
ブラシの動きが大きいのは、丸型回転式電動歯ブラシなので、一般的には丸型回転式電動歯ブラシのほうが歯垢を除去するパワーが強いです。
ただし、歯垢を除去するパワーが強い反面、歯や歯ぐきへの刺激も強いので、きちんと正しい使い方を意識しなければいけません。
また、動作音を比較すると、音波式電動歯ブラシは「ブゥゥーン」という振動の音。
丸型回転式電動歯ブラシは「ガガガガ」というギアが回転する音がします。
動作音の静かな機種を選びたい人にとって、ソニッケアーやドルツは良い選択肢であるといえるでしょう。
充電時間と使用時間を比較
充電時間と使用時間を比較すると、基本的に充電時間も使用時間もドルツのほうが優れています。
まず、ソニッケアーは充電時間が長い傾向にあります。
ソニッケアー | 充電時間 |
---|---|
4500ソニッケアー プロテクトクリーンプラス | 約48時間 |
ソニッケアー2100 | 約24時間 |
ソニッケアー9900 プレステージ | 約16時間 |
執筆時点では、最上位機種の「ソニッケアー9900 プレステージ」であっても約16時間の充電が必要です。
ただ、ソニッケアーはほぼ全ての機種に充電器台が付属されており、家で使用する分には充電時間の長さをあまり気にする必要がありません。
一方で、ドルツの充電時間は短い傾向にあります。
ドルツ | 充電時間 |
---|---|
ドルツ EW-DL39 | 約17時間 |
ドルツ EW-DP57 | 約3時間 |
ドルツ EW-DA37 | 約2時間 |
ドルツには約2時間で充電が完了する機種さえ存在します。
ソニッケアーと同様に、多くのドルツ機種は充電器台が付属されていますが、充電時間は全体的に短いといえるでしょう。
外出先に電動歯ブラシを持っていくことが多い人は、充電時間の短いドルツのほうが便利に感じるかもしれません。
また、ソニッケアーの使用可能時間は約14日間の機種がほとんどです。
それに対して、ドルツは約16~22日間の機種が多く、ソニッケアーを上回る使用時間の長さです。
そのため、充電時間と使用時間の性能面では、ソニッケアーよりもドルツのほうが優れているといえるでしょう。
アプリの評価で比較
アプリの評価を比較すると、ソニッケアーのほうが高く評価されています。
電動歯ブラシのアプリ | ストアの評価 |
---|---|
ソニッケアーのアプリ | Appleストア評価: Google Playストア評価: 4.1 | 4.4
ドルツのアプリ | Appleストア評価: Google Playストア評価: 3.0 | 2.0
*アプリ機能・評価は執筆時点(2023年10月14日)の評価。
ソニッケアーのアプリでは、AIを活用した機能などを利用でき、利用者からの評価が高いです。
ドルツのアプリは、「一部機種でレッスン動画の視聴しかできない」という側面があり、利用者からの評価が低くなっています。
電動歯ブラシでアプリを利用したい場合は、ソニッケアーやオーラルBなどの海外メーカーの電動歯ブラシを購入したほうが満足できるでしょう。
特別な機能を比較
最後に、それぞれの特別な機能について比較していきます。
ソニッケアーもドルツも上位モデルで「特別な機能」が搭載されています。
電動歯ブラシ | 特別な機能 |
---|---|
ソニッケアーの上位機種 | ・SenseIQ(センスIQ) ・動かしすぎ検出機能 |
ドルツの上位機種 | ・W音波振動 ・動かしすぎ防止センサー ・磨き角度センサー |
ソニッケアーに搭載されている特別な機能は、「SenseIQ(センスIQ)」です。
SenseIQは、使用者の磨き方を検知し、一人ひとりに合わせたブラッシングを実現する機能です。
最上位機種の「ソニッケアー9900プレステージ」にのみ搭載された機能ですが、電動歯ブラシの最適な磨き方をサポートしてくれる魅力的な機能です。
また、ドルツの場合は、W音波振動によるパワフルなブラッシングモードが搭載されています。
一般的な電動歯ブラシには、横方向の振動しかありません。
W音波振動があると、横方向の振動に加えて「縦方向の振動」が加わります。
横方向と縦方向の振動があることで、ブラシの動きがより大きくなり、歯垢をパワフルに除去できます。
【結論】ソニッケアーとドルツはどっちの方がいい?
ここで、ソニッケアーとドルツのどちらがいいのかについて個人的な見解をお伝えします。
ランニングコストを抑えたいならドルツがオススメ
電動歯ブラシのランニングコストを抑えたいと考えている人は、ソニッケアーよりもドルツのほうがオススメです。
電動歯ブラシは替えブラシを定期的に購入する必要があります。
ブラシを定期的に交換しないと、歯垢の除去性能が落ちたり、衛生的に問題があったりします。
そのため、「替えブラシ1本あたりの価格」は電動歯ブラシのランニングコストに直結するといえるでしょう。
そして、ソニッケアーは替えブラシが高く、ドルツは替えブラシが安い傾向にあります。
電動歯ブラシ | 替えブラシの価格 |
---|---|
ソニッケアー | 約900~1,400円/本 |
ドルツ | 約400~600円/本 (トータルケアブラシを除く) |
約2倍の価格差があるため、電動歯ブラシのランニングコストを抑えたい人にはドルツがオススメです。
アプリを使用したいならソニッケアーがオススメ
アプリを使用したいと考えている人は、ドルツよりもソニッケアーのほうがオススメです。
ソニッケアーは基本的に上位機種からアプリを使用できるようになります。
一方で、ドルツはスタンダードモデルなどの安価な機種からアプリを使用できます。
ドルツのほうが良さそうに見えますが、ドルツの安価な機種ではアプリを使用しても動画の視聴しかできません。
また、単純なアプリの機能面で比較しても、ソニッケアーのほうが優秀です。
ソニッケアーのアプリを利用すると、「SenseIQ」という特別な機能を利用できます。
SenseIQが起動すると、ブラッシング中の動きや圧力をリアルタイムに検知します。
そして、検知した情報を頼りに、歯にブラシを押し当てる力が強いときは自動で強度が調整されるなど常に自動で最適な設定が維持してくれるのです。
AppleストアやGoogle Playストアでの評価の差を見ると、アプリを使用したい人はソニッケアーを利用すべきといえるでしょう。
電動歯ブラシのアプリ | ストアの評価 |
---|---|
ソニッケアーのアプリ | Appleストア評価: Google Playストア評価: 4.1 | 4.4
ドルツのアプリ | Appleストア評価: Google Playストア評価: 3.0 | 2.0
ソニッケアーならではの特徴・メリット
続いて、ソニッケアーならではの特徴・メリットについて解説していきます。
音波水流という技術で歯垢を落とす
ソニッケアーは「音波水流」という技術によって、歯垢を落とす能力が高いといわれています。
ソニッケアーは、粘着性の高い歯垢を効率的に除去するために、毎分約31,000回の高速振動と、ブラシヘッドの幅広い振幅によって唾液を利用した液体流動が、やさしく、効果的に歯垢を除去します。
フィリップス 音波水流 より引用
通常の電動歯ブラシよりも幅広い振動を発生させることで、より歯垢の除去力を高めているのです。
この音波水流という技術は、全てのソニッケアーに搭載されています。
そのため、価格の安い「ソニッケアー 2100」であっても、歯をキレイに磨きやすいでしょう。
過圧防止機能を搭載した機種が安い
過圧防止機能を搭載した機種が安い点もソニッケアーの魅力です。
過圧防止機能とは、ブラシを歯に押し当てる力が強いときにお知らせしてくれる機能のことです。
電動歯ブラシに慣れていない人ほど、この過圧防止機能(または押しつけ防止センサー)が搭載された機種をオススメします。
執筆時点(2023年10月)では、「ソニッケアー3100」が過圧防止機能を搭載していながらも6,980円と比較的に安いです。
電動歯ブラシの本体保証が長い
ソニッケアーは電動歯ブラシ本体の保証期間が長いことで知られています。
有名な電動歯ブラシ | 保証期間 |
---|---|
パナソニックのドルツ | 購入日から1年間 |
フィリップスのソニッケアー | 購入日から2年間 |
ブラウンのオーラルB | 購入日から1年間 |
※保証期間については一部例外がある可能性はあります。
オーラルBやドルツは保証期間が1年間しかありません。
一方で、ソニッケアーの保証期間は2年間であり、他社よりも1年間長いです。
保証期間が長いため、他社の電動歯ブラシよりも安心して利用しやすいでしょう。
ドルツならではの特徴・メリット
ドルツならではの特徴・メリットについても解説していきます。
本体重量が軽い
海外メーカーのソニッケアーやオーラルBと比べて、ドルツの本体重量は軽いです。
電動歯ブラシ | 重量 |
---|---|
ドルツ | 約90~110g |
ソニッケアー | 約97~144g |
オーラルB | 約103~141g |
ドルツは上位機種になると100gを超えますが、それ以外の機種は100g以下の機種がほとんどです。
一方で、ソニッケアーはエントリーモデルなど一部機種のみ100g以下の機種があります。
多くのソニッケアーやオーラルBは100gを超えています。
子どもやお年寄りのために電動歯ブラシを購入する場合は、本体重量の軽いドルツのほうが好まれる可能性があるでしょう。
充電時間が短い
ドルツは充電時間の短い電動歯ブラシとして知られています。
一部の上位機種は「急速充電」に対応しており、充電し忘れていても短い時間でフル充電になります。
しかし、電動歯ブラシを家で使用することが多い人にとっては、あまり大きな利点には感じられないかもしれません。
使用後の電動歯ブラシは基本的に充電器台に置いて保管します。
そのため、電動歯ブラシは充電し忘れることが少なく、基本的にはずっとフル充電の状態です。
ただし、停電したときには充電時間の短い機種のほうが便利に感じるでしょう。
替えブラシが安い
ドルツは替えブラシが1本あたり約400~600円ほどで購入できます。
繰り返しになりますが、替えブラシの価格が安いことでランニングコストを抑えることができます。
また、「ドルツの替えブラシ対応表」を見ると分かりますが、替えブラシ自体の種類も多い点が特徴的です。
なお、2023年9月に発売された「トータルケアブラシEW0810」に限っては、1本あたり825円と少しお高めです。
しかし、無理に価格の高いトータルケアブラシを購入する必要はありません。
基本的にトータルケアブラシは、通常の替えブラシで満足できない人が購入するブラシヘッドです。